あらすじ
テクノロジー系のスタートアップがひしめくシリコンバレーから「ディスラプト(破壊)」の代名詞となるほどの衝撃を市場にもたらした、画期的で驚異的なビジネス、ウーバー。
これまでのシリコンバレー初のインターネットビジネスは、あくまでもネットにとどまり、広告収益モデルをベースに展開。
既存のビジネスとの競争を避ける気運があった。
しかし、ウーバーは違う。
実際に既存産業に殴りこんでいって、それを倒し、市場から広告とはまったく違うお金を獲得するに至った。
アメリカのタクシー産業に大打撃を与えたウーバーは、日本ではどう作用するのか―
数年後には、東京オリンピックや大阪万博をひかえる日本。訪日外国人の増加や、「白タク」の影響は?
高齢化に伴う、福祉への可能性は?
そして何より、タクシー業界への影響は?
本書では、ウーバーの急成長の要因と課題を分析した「ウーバー解体新書」である。
日本ではまだ一部の人にしか知られていないサービスの全貌と、その変革者としての位置づけも述べる。
そこには、利用者としてだけでなく、著者自身がドライバーを行ってみての体験が活かされていることも追記しておきたい。
さらには、日本国内で「ブラインドスポット」となっている部分がないかの検証も行う。
ウーバーが米国で成長した背景、今後の成長課題、そして日本で同様の革命が起こる可能性があるのか、それらを各章で解説していく。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本ではまだ本格稼働していないuber。急成長の要因と課題を分析している、日本での成功の可能性を述べている。
著者は、アメリカで側と、運転手側両方経験。変動乗車料金など面白い。アマゾン流ヵ?初期の株を200万円で勝った人は400億ドルになったらしい。
Posted by ブクログ
体験をもとにした記録は信憑性があり面白い。
ウーバーの集団訴訟のリスクがありながらも、プロのベンチャーキャピタルが想像もしなかった成長をするのが、アメリカの需要に合っているのが理解できた。
同時に日本のタクシーの清潔さ、都心での不便のなさを考えると、
日本での発展は難しそうか。
それより、Uber Eatsの発展の仕方が、人ではなくモノを運ぶビジネスとして期待される。
Posted by ブクログ
ウーバーにまつわるあれこれ(技術、ビジネス、スキャンダル)はわざわざ書籍をあたらなくとも知ることができる。
が、本書は実際に米国でのウーバー体験、それもドライバーとしての体験をした筆者によるリアルな視点でウーバーの物語が語られる点に大きな価値がある。
大半はウェブなどで見聞きできる内容ではある。