山口悟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
水は、名前だ。
ヘレンケラーはコップと水の区別がつかず、流水に触れる事でそれを学んだ。経済学的には、貴重な資源、あるいは一本140円程度の価値に置き換えられる。生物学的には人体の60%の成分とも言えるだろうか。化学式で表すという事は、これらとは異なる見方を提供してくれるものだ。化学を避けてきた人は、「モノの見方」が他者より少ないのかも知れない。
少しでもその世界に触れてみる。日常にある身近なものは、全て化学式で書き直すことができる。著者は東京理科大学の化学者。単なる「理系の教科書的知識」をひけらかすのではなく、あくまでユーモラスに「世界の見方を変える」提案をしてくる。
本書では、グルコース -
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劇場版は飛び入りだから
劇場版は設定自体が飛び入りで、本編は話が継続していく、という縛りがあり、かつ、ほとんどの既存の登場人物が出て来なくてはいけない、となると、どうしても無理無理の部分がありますね。
だから星4つ。
個人的には、シリーズの中では9巻のカタリナとマリアが港町のレストランで潜入捜査の為に働く話が好きです。登場人物が少なめだけど、カタリナとマリアが一番生き生きと活躍していたのは、あのレストランの場面かなぁ?と思います。
まだ隠し玉を持っているかもしれないソラが結構魅力的なのも9巻かなぁ?
その代わりいつもの登場人物は少ししか出ませんが。
つまり、沢山の登場人物を濃く描写するのは困難なので、薄くなって大変だ -
Posted by ブクログ
今まで理解できていなかった化学の小難しい話が、氷解するように分かった(勿論全てではないが)。似たような本を複数読んだからかと思ったが、そうではない。この本が分かりやすいからだ。読んで良かった。
個人的に学んだ書き抜きだけだと、本全体の面白さが伝わらず、上記と矛盾するように無機質な内容になるが、メモ書きしておく。電気を通すプラスチックとか、リチウム電池とリチウムイオン電池の違いとか、興味深く読める内容だった。
ー 炭素原子はプラスの電気もマイナスの電気も帯びやすくないので、この中間の性質であることが炭素原子同士の結合を難しくさせる。このため、炭素原子に無理矢理プラスやマイナスの電気を帯びさせ -
ネタバレ 無料版購入済み
転生前の女子高生の記憶が残っていて、しかも生まれ変わったのがゲームの世界!バットエンドにならないよう試行錯誤する主人公の姿がおもしろいです。