南洋一郎のレビュー一覧
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昔学校の図書室にあったポプラ社の文庫版(多分)。モーリス・ルブランの作品だと発音的にもリュパンが正解らしく他の文庫本だとその様になっているケースがある。ルパン呼びになったのは本書があったからではあるまいか。
以前講演会で『ルパン三世』の著者モンキー・パンチ氏が南洋一郎版のルパンの影響がある様な事を仰っていた(記憶が正しければ)が本書の構成とトリックから確実に影響を受けたと言える内容で、その意味では色々と原点。
殺しはしないが変幻自在で盗みをこなし警察を嘲笑う奸計を弄する主人公が学校の図書室にあるのも妙な話だが、女性に対する優しさや正体を知っても友情を守る人には友人として変わらず接するなど悪党の -
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ネタバレ『日光暗号の秘密』
ルブランとの会話中向かいのビルに当たる反射した日光の暗号に気がついたルパン。すぐにレンブラント男爵に電話をかけるルパン。妻に宝石を持ち逃げされたレンブラント男爵。暗号の元は男爵の秘書ラベルノーの部屋。死んでいたラベルノー。間違っていた暗号の綴り。
『赤いマフラーの秘密』
怪しい行動をする男の後をつけるガニマール警部。ルパンによるガニマールへの招待。赤いマフラーの切れはしから絞殺された女性がいることを推理するルパン。ガニマールの捜査。殺害された歌手ジェニイ。ルパンの推理通りの遺体。ジェニイの恋人プレビューの正体。残されたマフラーに隠された秘密。
『古代壁掛けの秘密』
スパ -
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ルパンと少女オルタンスの冒険を8つの短編に。
8つもあるのかめんどくさいな、1っ個にすればいいのにと
読む前に愚痴愚痴していた自分が情けない。
非常に素晴らしい出来ではないか?
なんだろな。これは読後非常に気分が良かったです。
斧で頭かち割る女とか出てきておどろおどろしさはあるけど、
正しい思いをしている人たちが、幸せになる話は良いものだ。
最後のほうにはもう最後か・・・すこしさびしくなった。
そしてラストは無茶苦茶かっこいいなぁ。
さすがルパンといったところ。
まだまだルパンと少女オルタンスの話を読みたいとおもいました。
最初は1っ個でいいとか言ってたのに・・・ -
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ネタバレ傷病兵の世話をするコラリー・ベイ。彼女を誘拐しようとする一味を撃退した傷病兵バルベス大尉の率いる一団。バルベス大尉の部下ヤボンの活躍。銀行の頭取エサレ・ベイの屋敷に侵入したバルベス大尉。何者かに拘束されていたエサレ・ベイ。殺害された死体となった発見されたエサレ・ベイ。最初はコラリーを守るように行動していた秘書のシメオン老人の豹変。バルベス大尉とコラリーの親たちの関係。エサレ・ベイが奪ったフランスの軍資金三億フラン。エサレ・ベイが殺害したバルベスとコラリーの親たち。監禁されたバルベスとコラリーが見たバルベスの父親の残した手記。二人を救ったドン・ルイス・ペレナン。シメオン老人に誘拐されたコラリー。
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ネタバレダイヤの衣裳をつけてオペラ座に出演中に誘拐された女優レジイヌ。レジイヌが連れ込まれた屋敷の秘密。誘拐されたアレット。アレットの事を付け回していたと思われるメラマール伯爵。狂気の血筋を引くと言われるメラマール伯爵。ダイヤ強奪犯として逮捕されるメラマール伯爵。ダイヤ強奪事件に興味を持ったジャン・デリヌ。再び囚われたアレット。アレットを助け出したファジュロウと名乗る青年。ダイヤ強奪に関係すると思われた骨董屋の老姉妹。殺害された老姉妹の妹トリアンノ。アレットと婚約したファジュロウ。ファジュロウの家系に隠された秘密。
2010年3月5日購入