野田知佑のレビュー一覧

  • ユーコン川を筏で下る

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    この人の本は、基本的に孤独だ。
    仲間(や犬)がいても、なぜか川の上に1人浮かんでいるように見える。
    ただし、それこそが、タフでワイルドな川遊びなのかもしれない。

    野田知佑さんの作品を年代別で読んでいくと、基本的に、同じことの繰り返しで成り立っている。(主張は幾分、マイルドになっていくけど)。
    自然を相手に、川で遊ぶ、と言うことは、そう言うことなのかもしれない。

    アウトドアでも、部屋の中でも、1人でしっとりと読みたい本。

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    2023年03月12日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

    購入済み

    野田知佑さんありがとう

    ニュースで野田知佑さんが亡くなったことを知り、本を読みたいと思い「カヌー犬・ガク」を選んだ。冒険記も好きだが、犬が大好きなので、まずこの本にした。凄いすごいガクの活力、そのシーンが目に浮かぶ。野田さんとのコンビが最強だ。世界の川下りをストリートビューで調べながら満喫し、背筋がゾクゾクした。ここを下ったのだ・・・と。本当に面白くて、あっという間に読み切った。星5個だー!ガク、野田知佑さんありがとう。

    #ドキドキハラハラ #感動する #癒やされる

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    2022年04月03日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

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    久しぶりにこの本を読もうと本棚の奥から取り出したのが昨日。今朝、野田さんの訃報を知りショック‼︎この本はもう何度も読んでいるのですが、いつも野田さんとガクの関係性が良くて一気に読んでしまう。人間と犬というより同志と呼べる関係に感心します。今頃、野田さんとガクは、三途の川でカヌーに乗っているかもね。

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    2022年03月31日
  • ユーコン川を筏で下る

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    約1ヶ月かけて、筏でカナダのユーコン川を下る体験話。
    筏を組み立てるところから始まる。
    筏でユーコン川を下りながら、過去の体験話、出会った人の話、一緒に旅している人たちの話、日本の川に対する想い、カナダ人、アメリカ人、ドイツ人がいかに川下りを楽しんでいるか、エンジン付きのボートがいかにつまらないか、などなど、が書かれている。
    東京に住んでいると、今や川遊びをする人なんて皆無のような気がするが、もちろんいるだろう。
    しかし、1ヶ月休暇を取って、海外の川を下るという気持ちにはなかなかなれないな、と思った。
    まずは1日でも川遊び(カヌーでも筏でも)体験してみないと、野田さんには近づけないだろう。

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    2018年10月30日
  • ユーコン川を筏で下る

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    やはりノンフィクションの冒険ものは良い。カナダに流れるユーコン川を筏でゆっくりと下る。釣りと読書と、時々酒を飲み、現地の人や同じく川下りを楽しむ人たちと交流する。食料品などを調達するために立ち寄る街ではBARやカジノで散財する。読めば読むほど3ヶ月くらい休みを取って川下りをしたくなる。こうした羨ましくなる冒険譚に、日本の川から自然が失われる様子が挟み込まれていて、そこは考えさせられる。

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    2017年10月24日
  • ユーコン川を筏で下る

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     「汽車に乗って1000マイルいっても、バカはいつまでもバカのままだが、カヌーで100マイルもいけば、その人は自然児になる」
     あるカナダの元首相の言葉である。

     カヌーイストの筆者は齢75才にして、アラスカのユーコン川を筏で下る24日間の旅に出た。

    「三〇代の終わりに離婚したとき、ぼくは自分の人生を、こつこつ働いで作り上げることをやめ、放り出した」

     なぜ川下りをするかといえば、楽しいからの一言に尽きる。
     しかし、日本社会ではそれが理解されない。
     だから、アラスカまで来てユーコン川を下る。
     ユーコン川には世界中の川仲間が集まる。

     川で出合った人たちとのふれあい、筆者の経験から

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    2017年07月22日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

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    子供の頃から読書好きで、特に20代にはむさぼるように本を読んだ私ですが
    好きな本を三冊あげてみて、と言われて考えてみると・・・
    モンゴメリの「赤毛のアン」、三浦綾子の「母」、
    そしてこの野田知佑の「カヌー犬・ガク」です。

    いまはカヤックを趣味とする私ですが、この本を読んだ10年前当時の私はアウトドアには興味のかけらもなく、カヌーなんて遠い世界。
    でも何より犬好きな私は、カヌーの上に乗った犬の野性味を帯びた表情に惹かれ、思わず手に取りました。

    アラスカで、ユーコン河で、ガクは地平線をかけ、川を泳ぎ、山を巡る。
    熊と戦い、ヤマアラシに噛み付いて無数の針が顔に刺さったり山で迷子にな

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    2010年03月09日
  • 少年記

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    遊び大好き、川が大好き。
    これらがないと生きていけない。
    自分の少年時代とぴったり重なった。
    北九州時代は本当にかわいそう。

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    2020年06月19日
  • 川へふたたび カヌー・エッセイ・ベスト(小学館文庫)

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    ベスト盤みたいなもんでしょうか。全部持っている人は買わなくてもいいのでしょうがどうしても買いますよね。

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    2019年11月05日
  • 少年記

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    野田さんが少年時代から東京に上京して大学に入学するまでを綴った自叙伝。

    少年時代から大学入学まで変わらず川遊びに魚とりが大好きでそに没頭って感じなところが、さすが野田さんすごくいいなあって思いました。

    自分ももっと遊んで経験するぞー!

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    2019年10月10日
  • ユーコン川を筏で下る

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    ユーコンに行きたくなっちゃう本。

    川遊びの鉄人・野田知佑氏の新刊。ユーコン川の主要部分を、筏を組んで、2匹の犬や仲間のカヤックと共に下っちゃう話である。

    多少の冒険はあるが、基本的にはのんびり・まったり、流れの赴くまま、気の向くままに約3週間を過ごす。釣りをしたり(ところによっては旨い魚が入れ食いらしい)、焚き火を囲んだり、行き合ったカヌーイストや先住民などとダベったりと、滅っ茶苦茶に楽しそう。つい、憧れが募っちゃいますね。

    ところがそこは野田御大、たゆたう大河の上から、遠く日本の現状にも思いを馳せる。川がダムや砂防施設によって壊されていく。先住民がかつて必要な分しか獲らなかった鮭だが、

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    2019年07月01日
  • ユーコン川を筏で下る

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    カヌーイストがユーコン川を丸太で作った筏で下る紀行文。適当な文章でよかった。釣りとカヌーをしたくなる。

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    2019年03月02日
  • ユーコン川を筏で下る

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    私の本棚に毛色の違う本が・・・野田さんの本を読んだのは30年ぶりくらい。相変わらずカヌーイストとして頑張ってというか楽しんでいるんだなぁと羨ましくなりました。現地の日本人ガイド『熊谷芳江さん』の事が書かれていてニマニマしてしまいました。北海道のあの番組のファンならわかるでしょう(^。^)

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    2018年07月13日
  • ユーコン川を筏で下る

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    ネタバレ

    著者が手づくりの筏で夏のユーコン川数百kmを下る実録。メンバーは合計8人だが野田さんと愛犬2匹以外は既製品のカヌーに乗っている。

    そもそも野田さんの生き方に憧れて自分もカヌーをはじめたので、つまらない内容のはずはない。特にメンバーがキャンプ地以外はそれぞれが目が届かないくらい離れて自由に釣りなどを楽しみながら下っているところがいい。自分も仲間とつかず離れずでアウトドアを楽しむのが理想だ(実際にアウトドアに出かけるとリーダー的存在に「おんぶにだっこ」という集団が多いように思える)。それをユーコン川という途方もない大地でやりつくしている様子にワクワクした。

    ほかの内容としては、途中で出会った外

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    2017年01月25日
  • ユーコン川を筏で下る

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    先日モンベルに行ったら野田さんのトークが店内に流れていて、その声がなんだかおじいちゃんになったなあと、ちょっと寂しく思っていました。
    が、その後この本を読んで、やっぱり野田さんは野田さんだーと安心しました。

    20代の時に野田さんの本に出会い、大いに影響を受け、自然環境について(特にダム)真剣に考えるきっかけを与えてもらいました。
    と同時に、遊びの楽しさや自由に生きる意味など、人生において大切なことをいろいろ教えてもらった気がします。まあ私より数倍夫が、ですけど。

    自由でいるための孤独や強さなんかも理解できる年齢になり、今は野田さんをあらためて尊敬しています。
    シンプルライフを貫ける人間は本

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    2017年01月17日
  • ユーコン川を筏で下る

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    僕の人生の師の一人野田知佑氏が、ユーコン川を筏で下った!正しく最新刊!久しぶりだなあ。もう本出さないんじゃないかと悲しい気持ちでいたのでウキウキでした。何しろまた冒険に出てくれたのがとても嬉しくて、75歳になってまだ攻めているのが励みになります。僕も80歳まで歌いたいなと思っていますので。
    さて、内容ですが今までとは違い仲間たちと筏でのんびり下りながら懐かしい人々との再会や、新たな出会いを書いてくれています。新味ははっきり言ってありませんが、以前の文章の引用やエピソードの紹介が、今まで読み続けてきた身としてはかえってジンとする感じでした。人間いつまでも若くいられるわけではありませんが、限られた

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    2017年12月16日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

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    著者とガクを知ったのは、あの恐らく有名なチキンラーメンのCMだ。カヌーに犬を乗っけてたおとっつぁんが、湖上でチキンラーメンを作って食う。20年も前の何のこともないCMだけれど、妙に惹かれるものがあった。著者やシーナ氏においては、主張したいことは分かるし間違いでもないけれど、自分らの価値観を伝えるにあたり随分と排他的な側面があるのが残念だ。

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    2014年04月20日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

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    高校生のとき、ガクの写真集を買ったあとに、読んだ本。ますますガクに会ってみたくなったなあ。犬好きならぜひ!

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    2012年01月05日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

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     流れる川にカヌーを浮かべ、旅をする。
     水面のすぐそばで、川の様子を眺めたり、釣りをしたり、日が暮れるとその日の宿を探したり。
     大きな船とは違う、身の丈にあった旅の手段。カヌー。私は湖で体験した程度だが、その自由さ、ワイルドさ、そして不自由さは、とても憧れる旅の一つの形。

     そんな旅の相棒としての犬。作者や仲間たちがガクに寄せる愛情と友情が、川を巡る自然描写とともに描かれていて、作者の後ろを漕いでいるかのような気持ちにもなる。

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    2017年08月16日
  • カヌー犬・ガク(小学館文庫)

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     中学生の時、怪しい探検隊というのが流行った。世間的にもアウトドアブームが到来し釣りやカヌー、RVカーというのがもてはやされ始めたころである。そんな時アウトドア雑誌等に著者の野田さんとともに出たのが犬のガクである。

     この時期のアウトドアブームにのった人なら大概、知っていると思っていい。僕もその一人である。またカヌーをやっている人なら絶対している存在である。そのガクが、今年に入って死んだ。今まで野田さんがつづった文章を文庫サイズにまとめた一冊。主にBE‐PALに書いた内容をまとめている。中学、高校に読んだ内容が懐かしい。

     犬の一生を考えた事はないが、心が通じる様は強く印象に残っているのが

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    2011年05月15日