あらすじ
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カヌーイスト野田知佑のもとにやってきた雑種の仔犬。やがて彼は日本初のカヌー犬として成長し、主人のフネの舳先に乗って、数々の冒険に繰り出す。その出会いから別れまでを、鮮烈なエピソードで描く。
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感情タグBEST3
野田知佑さんありがとう
ニュースで野田知佑さんが亡くなったことを知り、本を読みたいと思い「カヌー犬・ガク」を選んだ。冒険記も好きだが、犬が大好きなので、まずこの本にした。凄いすごいガクの活力、そのシーンが目に浮かぶ。野田さんとのコンビが最強だ。世界の川下りをストリートビューで調べながら満喫し、背筋がゾクゾクした。ここを下ったのだ・・・と。本当に面白くて、あっという間に読み切った。星5個だー!ガク、野田知佑さんありがとう。
Posted by ブクログ
久しぶりにこの本を読もうと本棚の奥から取り出したのが昨日。今朝、野田さんの訃報を知りショック‼︎この本はもう何度も読んでいるのですが、いつも野田さんとガクの関係性が良くて一気に読んでしまう。人間と犬というより同志と呼べる関係に感心します。今頃、野田さんとガクは、三途の川でカヌーに乗っているかもね。
Posted by ブクログ
子供の頃から読書好きで、特に20代にはむさぼるように本を読んだ私ですが
好きな本を三冊あげてみて、と言われて考えてみると・・・
モンゴメリの「赤毛のアン」、三浦綾子の「母」、
そしてこの野田知佑の「カヌー犬・ガク」です。
いまはカヤックを趣味とする私ですが、この本を読んだ10年前当時の私はアウトドアには興味のかけらもなく、カヌーなんて遠い世界。
でも何より犬好きな私は、カヌーの上に乗った犬の野性味を帯びた表情に惹かれ、思わず手に取りました。
アラスカで、ユーコン河で、ガクは地平線をかけ、川を泳ぎ、山を巡る。
熊と戦い、ヤマアラシに噛み付いて無数の針が顔に刺さったり山で迷子になったり。
自然の中で身体の中から溢れ出る野生を抑えきれないガクは、このエッセイの中から飛び出さんばかりに駆け巡る。
心を通じ合わせ、みんなに愛され、日本中のどんな犬より犬らしく生きたガク。
野田さんとの出会いは、野田さんにとっても、ガクにとっても幸せなかけがえのない出会いであっただろうと思います。
「犬は人間の最高の友人」私の大好きな言葉です。
Posted by ブクログ
著者とガクを知ったのは、あの恐らく有名なチキンラーメンのCMだ。カヌーに犬を乗っけてたおとっつぁんが、湖上でチキンラーメンを作って食う。20年も前の何のこともないCMだけれど、妙に惹かれるものがあった。著者やシーナ氏においては、主張したいことは分かるし間違いでもないけれど、自分らの価値観を伝えるにあたり随分と排他的な側面があるのが残念だ。
Posted by ブクログ
流れる川にカヌーを浮かべ、旅をする。
水面のすぐそばで、川の様子を眺めたり、釣りをしたり、日が暮れるとその日の宿を探したり。
大きな船とは違う、身の丈にあった旅の手段。カヌー。私は湖で体験した程度だが、その自由さ、ワイルドさ、そして不自由さは、とても憧れる旅の一つの形。
そんな旅の相棒としての犬。作者や仲間たちがガクに寄せる愛情と友情が、川を巡る自然描写とともに描かれていて、作者の後ろを漕いでいるかのような気持ちにもなる。
Posted by ブクログ
中学生の時、怪しい探検隊というのが流行った。世間的にもアウトドアブームが到来し釣りやカヌー、RVカーというのがもてはやされ始めたころである。そんな時アウトドア雑誌等に著者の野田さんとともに出たのが犬のガクである。
この時期のアウトドアブームにのった人なら大概、知っていると思っていい。僕もその一人である。またカヌーをやっている人なら絶対している存在である。そのガクが、今年に入って死んだ。今まで野田さんがつづった文章を文庫サイズにまとめた一冊。主にBE‐PALに書いた内容をまとめている。中学、高校に読んだ内容が懐かしい。
犬の一生を考えた事はないが、心が通じる様は強く印象に残っているのが強烈に思い浮かばれる。
Posted by ブクログ
好きな犬ブロガーさんが、たびたび引き合いに出すので、試しに。
この本は、雑誌や他の本からガク(犬)に関する部分を抽出、あとは書下ろしなどで構成されている本だったと、読み終わり、一番最後の『本書プロフィール』で知った。
だからか、なんか、統一性に欠けると思った・・・(納得)
とはいえ、1冊で分かりやすく犬との出会い、生活、別れまで書かれています。
最初の1冊として良かったかも(一番古そうだったからこれから読み始めただけ)
日本の都会で不自由なく生まれ育った身としては、著者のムチャクチャに見える生活・・・いや、生き方?が小説のようで面白かったり羨ましかったり、でも真似はしたくなかったり。
ガクって犬が幸せだったのか、読んだら分かるのではなくて、感じるんじゃないかと。