小林照幸のレビュー一覧

  • 政治家やめます。 ある国会議員の十年間

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    ネタバレ

    2世議員で10年で「自分には向かないから」とやめてしまった久野統一郎元衆議院議員のドキュメント。親の跡を継ぐというのも大変なのね。

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    2013年03月03日
  • 熟年恋愛講座 高齢社会の性を考える

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    [ 内容 ]
    「年をとったら枯れる」と信じていないだろうか。
    老人の性や恋愛を「年甲斐もなく」とタブー視する風潮に対し、介護保険法が実施された後の老人ホームの赤裸々な実態をルポしつつ、高齢者をお客とする性風俗店のナマの声を拾う。
    その一方、アンチエイジング(抗加齢)の道を模索する医療現場の動きにも着目し、いかに自立して老いるか、老いのクオリティを問いながら美しく生きるある高齢女性の告白にヒントを得る。
    好評『熟年性革命報告』第二弾。

    [ 目次 ]
    第1章 人生最後の恋が語るもの(“無修正”も今は昔 エロ本の基準値も変わった ほか)
    第2章 シニアビジネスとしての性風俗店(溢れる性風俗情報 十

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    2011年04月13日
  • 政治家やめます。―ある自民党代議士の十年間

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    愛知県の選挙区から選出された久野統一郎代議士の10年間。代議士である父親と竹下登氏にはめられて、父親の地盤を引き継ぐことになる。本人は「政治家には向いていない」との自覚があるが、それでも次第に自民党の政治を身に付けていく。「普通の人の普通の人による普通の政治」を掲げての政治活動だったが、現実にはストレスや葛藤があったのだろう、3期10年をもって突然引退を表明する。何かをやった政治家ではないが、実際800人もいる国会議員の大半はこんな人たちかもしれない。結局みんなミニ竹下だったり、金丸だったりしてこつこつと小さな受託収賄なんかを繰り返して、次の選挙にとおることが最大の目的になって、この国をどうす

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    2010年08月22日
  • 熟年恋愛講座 高齢社会の性を考える

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    なんといいますか、近年、性に関する本が多くでています。どれもこれが現実だと考えさせられます。『ボランティアセックス』を読んでも衝撃を受けましたが、これはまた別の角度から性をとらえたもので、これも考えさせられますね。アンチエイジングって、肌年齢とかだけについて使うって思ってたら甘かった。真のアンチエイジングはこのことだったのか…と考えてしまった。楽しく老いていくことってもしかしたら難しいのかも。そう感じました。

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    2009年10月04日
  • 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

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    甲府盆地、広島片山地方(片山病)、筑後川流域
    特定の地域で下腹膨れて死に至る地方病があり、昔は祟り等の部類かと思われていた病気が、寄生虫と媒介するミヤイリガイと言う貝だと言うことがわかり、撲滅を目指す過程を描くノンフィクション。
    「Wikipedia三大文学」と言うキーワードにつられ手に取る。

    読み物としての面白さは少ないが、少し前の日本で起こっていた病気、戦い方等を知れた事、またその地方の現在の産業等に結びついているところを知れたのは面白かったな。原因、対策方法が分かってもそれを実施すると農家として生きていけないから止められない葛藤。

    ■学
    甲府でのミヤイリガイ対策としても水田を水が無い

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    2025年06月13日
  • 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

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    Wikipedia三大文学のラストとして読んでみた。日本住血吸虫との歴史が詳細に書かれてあって、読み応えがあった。大河ドラマになっても面白いと思う。

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    2025年05月17日
  • 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

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    GW前から心身の体調が良くなくて、中々
    本が読める状態ではなかったけれど
    ようやく少し落ち着いたので積読してた
    この作品読みました。

    この日本住血吸虫症。地方病ともいわれ
    腹に水が溜まり、発育不全も起き、子どもから大人まで死につながる病として恐れられていたそうで
    山梨県、広島県、福岡、佐賀といった特定の地域のみで発生していた病。
    この地域に嫁に行くには棺桶を背負っていけなどと
    いった口碑が伝わっているほどこの地方病はとても昔から恐れられていました。

    その病をなくしたい、治療したいという思いで立ち上がった医師や官僚、そしてそこで暮らす市民の
    強い想いが明治、大正、昭和と世代が代わりながらも想

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    2025年05月08日
  • 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

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    色んな所で取り上げられているのを見て、それなら是非ってことで。住血吸虫症、こんな恐ろしい病気だったんですね…って、過去形で語ってしまうけど、実際、今を生きる身からしたら、なかなか実感が沸かない。でも序盤で、まずその恐ろしさが描かれ、作品に惹き込まれる。ミヤイリガイの名前は、住血吸虫が宿主としたからこそ、だったのね。にしても、その貝が今や絶滅危惧種とは…。病の克服のためにはやむを得ない処置と分かりつつも、環境破壊や生態系攪乱という問題に、どうしても気が行ってしまうのは避けられない。かくも難しい自然との共生…。

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    2025年03月26日
  • 死の虫 ツツガムシ病との闘い

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    名誉欲はいまいちよくわからない。殉職が多いがあの時代結構人が簡単に死んでいたので今と同じ感覚ではなさそうなことには注意しないと。表紙怖い。

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    2025年03月16日
  • 犬と猫 ペットたちの昭和・平成・令和

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    <目次>
    なし

    <内容>
    片野ゆかさんの『ゼロ! 熊本市動物愛護センター10年の闘い』とほとんど同じ内容である。こちらはノンフィクションではなく、小説のスタイルを取っているが、成功したと言いにくいだろう。動物保護センターに属する獣医を主人公にしているが、法律などをきちんと書き込んだ故に、読みにくくなっている。片野さんのようにルポにした方がよかったのでは?

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    2025年02月15日
  • 死の虫 ツツガムシ病との闘い

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    小林照幸『死の虫 ツツガムシ病との闘い』中公文庫。

    『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』が面白かったので、本作も読んでみることにした。

    聖徳太子の国書に書かれた『つつがなきや』に由来すると言われるツツガムシ病。自分が小学生の頃、野原や河原などではツツガムシが衣服に付くことに気を付けるよう注意され、恐怖に震えた記憶がある。本作はツツガムシ病の病原体の特定と治療方法の確立までを描いたノンフィクションである。

    柳の下にいつも泥鰌はいないの例え通り、『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』のような面白さは無かった。


    明治時代から新潟、秋田、山形で謎の熱病と騒がれていたツツガムシ病は多くの研究者の努力

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    2025年02月02日
  • 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

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    明治の頃の甲府、広島、久留米の人たちの絶望感が透けて見えるようだ。
    そして同時に、ミヤイリガイを発見した宮入先生の感慨、ネコの解剖から日本住血吸虫を発見した桂田先生の激烈な興奮も感じられるような気までしてくる。
    すごく良いノンフィクションだ。

    現在の山梨県は桃とブドウの一大産地だが、それがそもそもミヤイリガイ根絶を目的として生息環境だった水田を埋め立てて果樹園へ転換していった結果だったのには驚かされた。公衆衛生対策が地場の農業と経済を変えた。

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    2025年01月25日
  • 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)

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    甲府盆地、片山地方、筑後川流域で発生する謎の病。
    腹に水がたまって膨らみ、やがて動けなくなり死に至る。
    原因は全く分からず、治療法もない。
    発症すると、なす術もない。
    この謎の病に、何人もの医師や住民たちが奮闘。
    未知の寄生虫が原因ではないかという疑いが。
    そして、それを媒介する貝の存在。
    日本住血吸虫症と呼ばれる病気との、百年以上にわたる闘いの記録です。
    すごいノンフィクションです。

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    2024年10月31日
  • 車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる

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    昨年始めまでの状況が描かれている、車いすを使って元気に過ごす成犬のお話。犬や猫などのペットと人間との関係性や、地方(離島)での暮らしの様子が詳細に描かれている。今年の高校生部門の全国読書感想文コンクールの課題図書でもあるようなので、そこでつつましくも優しく、そして逞しく生きる”家族”の姿のドキュメントを味わってもらいたい。

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    2018年06月27日
  • ひめゆり 沖縄からのメッセージ

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    ひめゆり学徒隊についての本というより、戦後沖縄が歩んできた歴史の本という感じ。
    悪くはなかったし沖縄がとても大変だったことはわかる。

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    2014年08月24日
  • 熟年恋愛講座 高齢社会の性を考える

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    ネタバレ

    1 QOL⇒クオリティーオブラブである。老人の性は枯れない。若者よりもホルモン分泌が多いという。勃起する。性交もする。
    2 熟年にとっての風俗とは?リスクをどう考えるか?本音と建前がある。興味本位で読んでいくと、内容はむなしく思えてくる。熟年で性交するしない、調査結果を表示しても、結局は自分がするしないでは無いのか?風俗情報としての「ナイスミドル」は発想がユニークである。デリバリーはだめのようだ。末期がん患者のソープ遊び。これば美談というべきなのだろう。年齢差を感じさせないのはゲイ。介護保険でも風俗をカバーしてほしい。
    3 老健施設での色恋沙汰。恋愛には年齢がないが、小さな施設では、タブーとな

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    2012年07月11日
  • パンデミック―感染爆発から生き残るために―

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    [ 内容 ]
    全世界で数億人、日本で64万人以上が死亡!
    性別や年齢を越え、世界中に同時流行し、悶死への恐怖に苛まれる強毒性の感染症「新型インフルエンザH5N1型」。
    密かにしのびよる「見えない悪魔」と私たちは闘えるのか?
    そして、もし罹患してしまったら…?
    恐ろしい感染症の歴史と数々の病状。
    その対策の最前線に迫り、人類が生き残る可能性を探る警鐘レポート。

    [ 目次 ]
    序章 音のしない街
    第1章 パンデミックとは何か?-シーン1
    第2章 危険な年齢 十五歳から三十五歳-シーン2
    第3章 対策の限界 国、自治体、医療関係者-シーン3
    第4章 インフルエンザの予防は有効なのか?-シーン4

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    2011年05月22日
  • 検疫官 ウイルスを水際で食い止める女医の物語

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    世界に勃発するHotな伝染症に目を向け、日本への伝染病流入を防ぐべく奮闘する女医の姿を描いたドキュメンタリー。

    もともと耳鼻科の医者だった主人公は高齢になってから熱帯病医学に目覚め、成田の検疫官を経てウガンダやインド、タイ、パラグアイなどで現場治療にあたる。 特に当時最もHotだといわれていたエボラ出血熱を日本人で始めて間近で見、後の診察判断および感染予防法の確立に役立たことは大きな功績である。 致死性のウイルスに感染することはなかったが、自身も熱帯性マラリアに感染し命の危険にさらされつつも使命を全うした意志の強さは感服する次第である。 最近世の中では私利にとらわれず使命感に駆り立てられて

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    2010年07月25日
  • パンデミック―感染爆発から生き残るために―

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    新型インフルエンザの発生による被害、パンデミック。
    若い世代の方が死に至りやすいのは、免疫力の強さから。
    強い分、アレルギー反応が起こりやすいため。(スペインかぜ)

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    2009年10月04日