ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
腹に水がたまって妊婦のように膨らみ、やがて動けなくなって死に至る――古来より日本各地で発生した「謎の病」。原因も治療法も分からず、その地に嫁ぐときは「棺桶を背負って行け」といわれるほどだった。この病を克服するため医師たちが立ち上がる。そして未知の寄生虫が原因ではないかと疑われ始め……。のちに「日本住血吸虫症」と呼ばれる病との闘いを記録した傑作ノンフィクション。(解説・飯島渉)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
地方病の原因を突き止めて、そこから撲滅を目指すまでの 長い歴史が300ページくらいの薄めの文庫本にぎゅっと閉じ込められてる。濃ゆいプロジェクトX観てる感じ。 未知の領域を手探りで研究する困難さと、現地の人や病に苦しむ患者をみてきた医師の途方もなく地道な活動の偉大さが良くわかる、いい一冊でした。 感染...続きを読む症は感染しなければ罹らない病気だから、原因を叩くのはわかる。けどなかなか攻めたタイトルだなと思ったらあとがきと補記まで読んだら納得というか腑に落ちた。
日本住血吸虫との歴史を大全的にまとめたノンフィクション。YouTubeやWikipediaでざっくりとは知っているつもりだったが、断片的な知識だけでなく話の動線を追うことができ幅広く知ることができる。 よく撲滅までに100年かかった、100年戦争だと言われるが、それは明治期の本格的な対策が始まって以...続きを読む降のことであり、古くは武田勝頼の時代の文献が存在し、人々がその存在を認識するより遥か前から人々を蝕み続けていたというのが驚きだった。 1人の大先生が一足跳びの研究成果を挙げ解決していったのではなく、あくまで地道に一歩一歩論理的に核心に迫っていき、時には私でも思いつきそうな直接的な対照実験を繰り返しながら俗説、噂を否定していくのが意外だった。 '死の貝'と言われるものの、単体では何も悪くないミヤイリガイ/カタヤマガイが中間宿主という枷を外れ、細々とはいえ現在も絶滅せず生き続けているというのが良かった。
病気の原因となっている寄生虫を特定したり、寄生虫の生活史をつきとめたりする過程がすごいと思いました。
絶滅動物物語3にミヤイリガイが出てくるので、読んでみた。 先人達の犠牲や、医師の苦労の末、漸く日本住血吸虫症が100年余かけて収束した記録である。 日本住血吸虫症の患者の症状はあまりに酷い。だから、原因を追求し、病気を治したいという気持ちがとても理解できる。 調査していくにつれて、原因となる寄生虫が...続きを読む発見された。また、その寄生虫の成長の過程でミヤイリガイが中間宿主であることを突き止める。そこで、寄生虫の成長を阻止する為、ミヤイリガイを根絶させることになり、薬剤や河川の工事などを行うことにより、ミヤイリガイの生息を阻害してきた。その結果、ミヤイリガイが激減し、同時に日本住血吸虫症患者も減った。官民力を合わせて撲滅運動を続けた結果、ついに日本住血吸虫症は退治された。 現在ミヤイリガイは絶滅の危機に瀕している。 中間宿主であったばかりに、絶滅に瀕しているミヤイリガイの事を忘れないことが、唯一の供養かもしれない。 そう言えば、子供だった頃、学校でギョウ虫検査を受けたことがあった。背景にはこういう歴史があったのだと、先人達の努力に感謝せずにはいられない。
絶版になってたハードカバーを一度借りたものの挫折し、単行本が出たので買ってきた!!今度は3日で読み終えました。 日本各地に見られる謎の地方病の原因を紐解く話。 非常に素晴らしい本!! 前に途中まで読んだ時も思ったけど、藤井先生から始まった研究者の生涯をかけた研究リレーや杉山なかさんに強く心を打た...続きを読むれました。 感じたことは沢山あるけど上手く言い表せない! ただ、私が今生きるこの環境も、さまざまな先人たちのたゆみない努力の上に成り立っているんだ、すごくありがたいことだと思った。 私は平成生まれなので昭和天皇のことはほぼわからないけど、この本を読んで皇族の方が科学や医療など、そのような学術的な方面に明るいことの意味も知れた。すごく大事なことだ〜。 宮入貝についてはすごく可哀想だと思った。もともと水の綺麗なところで過ごしてただけなのに!へんなやばい寄生虫を育てちゃう素質があったんだよね…。 目黒の寄生虫館で宮入貝を見れるとのことなのでそのうち新幹線に乗って行ってみようと思います!
2日で読んでしまった。 文献的な記録としては江戸初期、本書は1844年に広島で水腫脹満というお腹が膨れ、重症者は死に至る古来からの謎の病気が流行している所から始まる。 私はこの本を読む前、日本住血吸虫症という言葉を今まで聞いたことすらなく、明治の時に流行した遠い昔の感染病と思い込んでいた。 しかし、...続きを読む最後まで読み進めるとこの感染症は私が生まれた平成まで続き、今なお世界では流行していることを知った。 未知の感染症が流行したとき、人々は過去の記録や知識を総動員して原因の究明をする。そこには多くの人の死や動物実験による犠牲がある。それでも人類はそれらを克服してきた。 この本はその一例を示しており、明治より前の時代の医療が発達していない時代から明治、大正、昭和、平成と多くの医者や関係者がその時の最大限の知恵を絞って感染症と闘い、現在の医療に繋げてきた。 原因が分からなかったとき、日本住血吸虫症により多くの人が何もできずに死んだ。犬や猫など多くの動物が実験の犠牲になった。 経皮感染することが判明したとき、川に入らないようにしたり、糞を肥料に使うことを規制した。 ミヤイリ貝が中間宿主と判明したとき、人々は茶碗と箸で駆除を始め、その後生石灰やコンクリート化など様々な対策が講じられた。 そして現在、日本では日本住血吸虫症という言葉は聞かれないし、多くの人が知らないであろう。 しかしそれは、過去に多くの人が知恵を出し闘い、克服してきたからであり、これらの事実は今の人たちも知るべきことなんじゃないかと思う。
病気の原因究明から撲滅まで、人類の長い戦いを描いたノンフィクション。 医者と住民の戦いへの情熱が注ぎ込まれている。こんな歴史があった上で生きているのは、大変ありがたいことや
風土病がない現在の生活は、先人たちの苦労があったからこそと感じた。 解説にあるように、高校の歴史総合で扱ってほしいと化思う。
特定の地域に伝わる奇妙な病。それをなくすためにどれだけの人たちが関わってきたのか。 ただの伝承で終わらせず、原因を探してきた医師の方たち。自らの死後解剖を申し出た方。原因解明のために犠牲になった猫の姫ちゃんを始めとしたたくさんの動物。原因が貝を媒介とした寄生中としたときに、それをなくすために流行地で...続きを読む活動してきた人たち。 普通に過ごせる日常は当たり前じゃないこと、沢山の人や生き物に感謝して生きていかなきゃいけないなと改めて思った。
江戸時代以前から山梨を蝕む、腹が膨れ死ぬ奇病。原因や発生過程を特定し対処法を考える医者、研究者、官民の闘い。 wikipedia三大文学の一つとも言われる日本住血吸虫の話。一つの病気を絶滅するのにこれだけの苦労と工夫があるのかと圧倒された。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
小林照幸
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
犬と猫 ペットたちの昭和・平成・令和
海人(UMINCHU)
車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる
検疫官 ウイルスを水際で食い止める女医の物語
死の虫 ツツガムシ病との闘い
熟年恋愛講座 高齢社会の性を考える
政治家やめます。 ある国会議員の十年間
政治家やめます。―ある自民党代議士の十年間
「小林照幸」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫) ページトップヘ