佐々木則夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
カテゴリは『サッカー』だけれども『哲学』であったり『学び』であったり『自己啓発』であったりどこに属するか少し悩んだ一冊
アテネ五輪代表やジュビロ磐田で指揮をとった山本監督との対談であったがこの本のおかげで主役である佐々木監督はある意味で世界一の監督であることも納得できた
佐々木監督の最も素晴らしい能力はマネジメントである
スタッフを信じ選手を信じ自発的に組織が向上するように促す・・・。
これは短期的に結果を求められるプロフェッショナルな世界では難しいことなのに目標(W杯世界一)を逆算してステップアップさせていく手腕は感動的ですらある
こういうタイプのサッカー監督はなかなかいないが強いてあげ -
Posted by ブクログ
リーダー論
女性の中で男性が上に立って活躍するなかでの処世術、男女問わず相手を導く中での心がけ、伝え方、導き方の指針。
リーダーになる予定はないが、社会で人と接していく上でも家庭でも言われているような考え方で行動出来るという事は必要なので参考になると思えた。
常に全体と自分を交互に見れるようにしていけたら考え方やものの見え方が変わるので、そういう事を年齢を重ねる上で身に着けていきたいと思う。年を取るごとに視野を広げていけるようになるのが目標なので参考にしたいと感じた1冊。
もっとサッカー通であったなら別の角度からもっと楽しめたのかもしれない。
ただサッカーに関する情報としては、すごくサッ -
Posted by ブクログ
震災で流行語になる前から、チームの「絆」を大切にしてきた。
監督就任早々の東アジアカップで優勝。
すでに「則さん」と呼ばれていた。
女子のコーチに就任したときも、家族には不安はなかった。
娘さんが高校生のときサッカーの指導をしたときも、評判は良かったから。
本書は、報告書のように淡々と、戦略と試合の様子を語っているだけ。
男子の戦術を女子に応用。
ゾーンディフェンスの採用。
澤の嗅覚、ボールを奪う力を見出し、ボランチに投入。
FWは若い人に任せた。GKも身長のある海堀を採用。
北京オリンピックで実力を把握し、着実に修正し
本書執筆の時点で、2011年ワールドカップ世界一を宣言していたの -
Posted by ブクログ
前著で宣言した女子ワールドカップ優勝、
おめでとうございます。
W杯予選前の宮間の言葉「このチームに足りないのは、
自分の考えを仲間に伝えることだと思います」
これは北京オリンピック以降、監督自身が必要だと
感じていた「集団的知性(Collective Intelligence)」だった。
以後、試合中のなでしこの選手が現場で判断をし、
解決策をベンチに伝えに来て作戦変更する臨機応変さが育つ。
前著にもあったが、男性と女性の脳の違いをふまえての
采配は見事。FIFA女子年間最優秀監督賞にふさわしい方です。
コラムは第三者からの監督の姿が垣間見えておもしろい。
(宮間あや・宮内聡・木村和 -
Posted by ブクログ
「さあ、一緒に世界一になろう」と言う目標のもとに2011サッカーワールドカップで優勝した佐々木監督のリーダーシップ論。
佐々木監督の生育歴も重要で、なるべくして監督になった人と言える。なでしこの監督なので、女性と言うことを意識せずに彼女たちを指導してきたことも重要。
1.目的の共有(選手はお客で、監督は目的地に誘導すると言う立場)
2.戦略的な指導(監督、コーチ等の担当の棲み分け、選手を競わせる)
3.監督としての情報収集能力(トレーナーから選手のコンディションやモチベーションを聞き取る)
4.選手を信じる、自分をも信じる(ポジティブなイメージの保持)
5.佐々木監督のキャラクター(1から -
Posted by ブクログ
ワールドカップ世界一に導いた監督である
佐々木則夫さんの著書。
この本は、ワールドカップ予選の頃に出版されたようですが、
その当時から、監督は世界一になることを確信されていたようです。
なでしこジャパンの試合を見ていると、
なんだか、清々しくて、力強く、見てる者まで
元気をもらえるのは、チームを支える
佐々木さんのチームビルディングの力が大きいのでしょう。
テレビで見て、そう思っていましたが、
この本を読んで、改めてそう感じました。
それにしても、監督である前に魅力的な人です。
第1章 はじまりは、アクシデント…
第2章 ひたむきさとは、「できる」と信じる心
第3章 最高の仲間たちと -
Posted by ブクログ
ネタバレ執筆はFIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会の前。
この大会で優勝します、という強い決意で締めくくられている。
選手との距離のとり方は、まさしく佐々木流。ノウハウはサラリーマン時代の経験(選手、監督、NTT職員として)が下地となったものだと分かる。
男女間の相違点、それらをきちんと把握。
上からでなく横から目線。
長所を伸ばす。
これらが繰り返し語られていた。
ワールドカップ制覇後、なでしこジャパンに関して漏れ聞こえてくる内容と重なる部分が実に多い。
本書をネタにしたからだろうか?
なでしこジャパンの国際試合での実況風記述は不要だろう。
その分、試合以外でのエピソードで監督や周囲