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Posted by ブクログ
いわずと知れた、なでしこジャパンの元監督である佐々木則夫氏の著書。
この本のすごいところは、今年の1月、つまり、なでしこジャパンが今年のW杯で優勝する前に、「さあ、一緒に世界一になろう!」と呼びかけていること。
また、その時点で、この企画を考えた講談社の編集者には、先を見通す力があったといえると思います。
佐々木監督は、自分たち(日本女性選手)に合った戦術、さらには、個々の能力に合わせた起用をしてきたからこそ、なでしこジャパンは、着実に階段を上ったのですが、そこに至るまでには、いろんなサッカーのスタイルや選手のプレーを見て、徹底的に考えてきたのだと思います。
この本の中では、なでしこジャパンにとってターニングポイントになる試合がたくさん取り上げられているのですが、それらの試合については、すべて、スターティングメンバーが書かれています。
このあたりの気遣いも、佐々木監督の成功の要因だと思います。
この本を読み終えると、そのことを強く感じると思います。
Posted by ブクログ
チェック項目13箇所。日本人の強みである組織全体での協調性を活かして狙った場所でボールを奪うとというやり方が必要。中国戦でのなでしこジャパンのテーマは大好きなサッカーを楽しむこと、失敗を恐れず結果を気にせず自分らしくプレーすることが内面にプレッシャーを感じる試合でこそ大事。なでしこジャパンがさらに先を目指すには選手個々がより自分を磨いていかなくてはならない。女性は限界までトレーニングをしても別のことをする余力を必ず残しておくもの。遅刻をした選手に対して叱責せず先に会議室に入っていた選手たち全員に「どうして集合の声に気づいたのに教えてあげなかったのか」を訴えかけた。選手と同じ目の高さで横から目線で接するように心がけている。指導者がやるべき事は選手の長所を見抜き、それを認めているんだというメッセージを本人に伝えること。平常心を失いがちな場合こそ笑うことで頭をクールダウンさせることができると僕は考えている。肩書は部下を守るためにある。女性は男性以上に細かいところによく気がつく・・・鼻毛が出ていることで信頼をなくした事例。自分の意見にこだわらずあくまでも目標を達成することにこだわる。選手が成長するかどうかは技術や知識ではなく決意が本物かどうかで決まる。
Posted by ブクログ
サッカー大好きで全試合が思い浮かぶなら、きっと面白いだろう。
著者の試合の解説があり、試合と照らし合わせたい気持ちとなった。
佐々木監督は、幼少時からご家族の教えや生活から、ずっと培われた土台があってこその監督となられ、お人柄の良さに納得させられました。
やはり、なでしこジャパンが世界一になったのは、選手は勿論だがこの方の指導力の賜物だと感じました。
随所にたくさん名言がありますが、是非読んで感じて欲しくなりました。
・父の背中から学んだ最も重要なことは、「肩書きは部下を守るためにある」監督という肩書は、その責任を引き受ける勇気に与えられるもの、人間が偉くなったわけではない。
Posted by ブクログ
女子ワールドカップを世界一に導いた佐々木則夫監督の著作です。初版は2011年1月なので、これからワールドカップへ向かうという時期に、「さあ一緒に世界一になろう」というゴールに向かうチームを率いた監督の話ということになります。
優勝後の監督の談話等からは、女性のチームを率いる親父ギャグ続出のコミュニケーション重視的リーダー像と思っていましたが、内容はより戦略的なチームの作り方になっていました。当然のことながら、コミュニケーションがいくら良くても世界一と言う勝利に導くことは難しいと思っています。
まずは、チームの強み、弱みを分析し、戦略を考え、データーにもとづいてトライ&エラーを繰り返しながら、勝利を目指すということ。どんな組織にも共通する普遍的なリーダーのあり方が書かれています。
一つ、注目した点としては、女性のチームを率いる上で、女性の考え方、行動パターンをより分析的に見ながらチームづくりをしている点。
女性管理職も多くなっている昨今、男性のチームを率いる女性リーダーの戦略的リーダーシップ論も必要だなと感じました。
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