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「僕は別段、女性をうまく扱うことは出来ないが、女性の意見に耳を傾けて、自分を変えることくらいならできると思う」。
なるほど!
サッカーを愛し、女性を研究したからこそ、FIFAの最優秀監督賞にまで選ばれたのだと、この本を読んで納得した。
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この人がいなければなでしこの快進撃はなかっただろう。
「ノリさん」の人間性がわかるすばらしい一冊です。
W杯決勝PK直前の円陣での笑顔や
オリンピック決勝で敗れた直後に穏やかに選手を慰める姿が印象的。
頭でわかったつもりでも実践できる男性はなかなかいないでしょう。
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チェック項目13箇所。日本人の強みである組織全体での協調性を活かして狙った場所でボールを奪うとというやり方が必要。中国戦でのなでしこジャパンのテーマは大好きなサッカーを楽しむこと、失敗を恐れず結果を気にせず自分らしくプレーすることが内面にプレッシャーを感じる試合でこそ大事。なでしこジャパンがさらに先を目指すには選手個々がより自分を磨いていかなくてはならない。女性は限界までトレーニングをしても別のことをする余力を必ず残しておくもの。遅刻をした選手に対して叱責せず先に会議室に入っていた選手たち全員に「どうして集合の声に気づいたのに教えてあげなかったのか」を訴えかけた。選手と同じ目の高さで横から目線で接するように心がけている。指導者がやるべき事は選手の長所を見抜き、それを認めているんだというメッセージを本人に伝えること。平常心を失いがちな場合こそ笑うことで頭をクールダウンさせることができると僕は考えている。肩書は部下を守るためにある。女性は男性以上に細かいところによく気がつく・・・鼻毛が出ていることで信頼をなくした事例。自分の意見にこだわらずあくまでも目標を達成することにこだわる。選手が成長するかどうかは技術や知識ではなく決意が本物かどうかで決まる。
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サッカー大好きで全試合が思い浮かぶなら、きっと面白いだろう。
著者の試合の解説があり、試合と照らし合わせたい気持ちとなった。
佐々木監督は、幼少時からご家族の教えや生活から、ずっと培われた土台があってこその監督となられ、お人柄の良さに納得させられました。
やはり、なでしこジャパンが世界一になったのは、選手は勿論だがこの方の指導力の賜物だと感じました。
随所にたくさん名言がありますが、是非読んで感じて欲しくなりました。
・父の背中から学んだ最も重要なことは、「肩書きは部下を守るためにある」監督という肩書は、その責任を引き受ける勇気に与えられるもの、人間が偉くなったわけではない。
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時代の流れに乗り、話題の人物の本を読んでみた。
何よりこの本が、ワールドカップ優勝前に書かれていることがすごい。本文中、何度も「世界一になる」と記しているが、まさに、本書の中にある実践を通して、世界一の監督になったのだ。
結果論ではなく、実際に達成してしまったのだから、内容も説得力が増す。
この監督のリーダー論は、僕の目指すべきリーダー論だった。なので、強い共感をもって読むことができた。
細かい内容は紹介を省くが、11の心得として、「責任」「情熱」「誠実さ」など11項目を挙げているが、これらは、「足し算」ではなく、「掛け算」であるとの考え。なるほど。ひとの能力や魅力は掛け算か。
「まえがき」にこのようにある。
心を一つにする。厳しく濃密なトレーニングにも高い集中力で取り組む。崖っぷちに追い込まれても絶対に諦めない。どんな相手にも、臆することなく普段どおりの自分を表現する。そして何より、大好きなサッカーをとことん楽しむ。 これら、日本の女性に備わるポジティブなパワーを、僕は「なでしこ力」と呼ぶ。
非常に美しい文章だと想う。
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女性(特に部下)と働く機会がある方にはぜひオススメの一冊。また、あのW杯の前に出していた本かと思うと、最後は鳥肌が立ちました。まさに有言実行。
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女子ワールドカップを世界一に導いた佐々木則夫監督の著作です。初版は2011年1月なので、これからワールドカップへ向かうという時期に、「さあ一緒に世界一になろう」というゴールに向かうチームを率いた監督の話ということになります。
優勝後の監督の談話等からは、女性のチームを率いる親父ギャグ続出のコミュニケーション重視的リーダー像と思っていましたが、内容はより戦略的なチームの作り方になっていました。当然のことながら、コミュニケーションがいくら良くても世界一と言う勝利に導くことは難しいと思っています。
まずは、チームの強み、弱みを分析し、戦略を考え、データーにもとづいてトライ&エラーを繰り返しながら、勝利を目指すということ。どんな組織にも共通する普遍的なリーダーのあり方が書かれています。
一つ、注目した点としては、女性のチームを率いる上で、女性の考え方、行動パターンをより分析的に見ながらチームづくりをしている点。
女性管理職も多くなっている昨今、男性のチームを率いる女性リーダーの戦略的リーダーシップ論も必要だなと感じました。
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この本を出した時点で日本は世界一になると言っている事がすごい。自分のやり方・戦術と選手に対する絶対的な信頼が無いと言えない事だと思う。
これまで男子の選手としかかかわったことが無く、女子選手への対応には戸惑いもあったようだが様々なエピソードがあり面白かった。
素晴らしい監督だ。
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これもちょっと前に読み終わってた本
なでしこジャパンがW杯で優勝する前に出た本
悪いところをダメっていうより
(全然言わないんじゃなくて)
良いところを、引き出して伸ばす
ちゃーんと見てないと出来ないことだよな~
読んでるとワクワクするよ
W杯優勝する前に出た本なのに、あの興奮がよみがえる!!
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書かれた時期は、
2011年FIFA女子ワールドカップの前年、
2010年のアジア大会初制覇までです。
そう言う前提で読んでみると、
2011年FIFA女子ワールドカップでは、
優勝するべくして優勝したと言う気分になります。
だって、着々と進化していますからねぇ。
それと、佐々木監督の指導方針、人柄、思想が
よく判りました。
それは、今後の仕事に活かせそうな気がします。
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震災で流行語になる前から、チームの「絆」を大切にしてきた。
監督就任早々の東アジアカップで優勝。
すでに「則さん」と呼ばれていた。
女子のコーチに就任したときも、家族には不安はなかった。
娘さんが高校生のときサッカーの指導をしたときも、評判は良かったから。
本書は、報告書のように淡々と、戦略と試合の様子を語っているだけ。
男子の戦術を女子に応用。
ゾーンディフェンスの採用。
澤の嗅覚、ボールを奪う力を見出し、ボランチに投入。
FWは若い人に任せた。GKも身長のある海堀を採用。
北京オリンピックで実力を把握し、着実に修正し
本書執筆の時点で、2011年ワールドカップ世界一を宣言していたのだ。
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技術面、精神面でなでしこを支え続けた佐々木監督の熱い思いが伝わる。
佐々木監督流11の心得というのが良い。
責任、情熱、誠実さ、忍耐、論理的分析思考、勇気、知識、謙虚さ、パーソナリティー、コミュニケーションの1項目でもゼロがあれば指導者の資質はない。というものだが、確かに全てを全うしているのだろう。
屈辱の北京五輪からW杯優勝、ロンドン五輪銀メダルと快挙を成し遂げるまでには技術面、メンタル面共に厳しい指導があったはずだ。
佐々木監督の続投も決定したし、今後が更に楽しみである。
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感動で泣きそうになるエピソードがいくつもあった。なでしこにますます注目。マネージメントて意味でも参考にしたい部分あり。
サッカーわからない人が読んだら理解しづらいであろう部分(試合の詳細)が結構あり。
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「さあ、一緒に世界一になろう」と言う目標のもとに2011サッカーワールドカップで優勝した佐々木監督のリーダーシップ論。
佐々木監督の生育歴も重要で、なるべくして監督になった人と言える。なでしこの監督なので、女性と言うことを意識せずに彼女たちを指導してきたことも重要。
1.目的の共有(選手はお客で、監督は目的地に誘導すると言う立場)
2.戦略的な指導(監督、コーチ等の担当の棲み分け、選手を競わせる)
3.監督としての情報収集能力(トレーナーから選手のコンディションやモチベーションを聞き取る)
4.選手を信じる、自分をも信じる(ポジティブなイメージの保持)
5.佐々木監督のキャラクター(1から4までは普遍性がありますが、この部分は致し方ないかもしれません)
以上を感じました。すぐ読める本なので、読むことをお勧めします。
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日本女子サッカー代表チーム・なでしこジャパンはなぜ強い? 日本の女性の長所とは? 女性が100%の力を発揮したくなる組織とは? 現役監督が、その秘密を解き明かす。
W杯で金メダルを取ってから書いたのかと思ったら予選を勝ち抜いた段階で書いた本だった。男女の違い(身体能力ではなく)や上に立つ者のあるべき姿(指導者論)、チームの運営法など、サッカーだけではない普遍的な内容が平易な言葉で書かれていて感心した。
(B)
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佐々木監督は、特別なマネジメント手法でなでしこジャパンを世界一に導いたのではなく、1:戦略・戦術を立てる、2:適材適所、3:フィードバックを与える、4:継続学習させる・・・というマネジメントの基本を忠実に実践された結果だと知ることができた。基本の大切さを再認識した本だった。
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別に女性のご機嫌を取ってもらいたいんじゃない。
その人らしくあって、なおかつ女性ってこんな傾向があるんだって柔軟性をもって接してもらえたら、うれしい。
若いころに出会っていたら、惚れていたかもしれない♪
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ワールドカップ世界一に導いた監督である
佐々木則夫さんの著書。
この本は、ワールドカップ予選の頃に出版されたようですが、
その当時から、監督は世界一になることを確信されていたようです。
なでしこジャパンの試合を見ていると、
なんだか、清々しくて、力強く、見てる者まで
元気をもらえるのは、チームを支える
佐々木さんのチームビルディングの力が大きいのでしょう。
テレビで見て、そう思っていましたが、
この本を読んで、改めてそう感じました。
それにしても、監督である前に魅力的な人です。
第1章 はじまりは、アクシデント…
第2章 ひたむきさとは、「できる」と信じる心
第3章 最高の仲間たちと
第4章 新しい力
第5章 世界がたたえる「なでしこ力」
第6章 横から目線
第7章 歩々是道場
第8章 なでしこたちから学ぶこと
第9章 則夫力
第10章 金メダルの重み
第11章 なでしこの未来
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いっきに読み切りました。 なでしこのワールドカップ優勝の必然性がよく分かりました。 佐々木さんとなでしことのやりとりと選手たちのひたむきな気持ちに何度か目頭があつくなりました。 結果を知っているだけにそれまでの過程と準備に改めて頭が下がります。 ロンドンにも確実に行って欲しい。
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執筆はFIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会の前。
この大会で優勝します、という強い決意で締めくくられている。
選手との距離のとり方は、まさしく佐々木流。ノウハウはサラリーマン時代の経験(選手、監督、NTT職員として)が下地となったものだと分かる。
男女間の相違点、それらをきちんと把握。
上からでなく横から目線。
長所を伸ばす。
これらが繰り返し語られていた。
ワールドカップ制覇後、なでしこジャパンに関して漏れ聞こえてくる内容と重なる部分が実に多い。
本書をネタにしたからだろうか?
なでしこジャパンの国際試合での実況風記述は不要だろう。
その分、試合以外でのエピソードで監督や周囲の人々の人となりをより深く描き出し考察して欲しかった。
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さぁ一緒に世界一になろう。この本が、出版されたのはワールドカップよりも前。勝つべくして勝ったんだなぁ。
男子のサッカーより、レベルの低いのが、女子サッカー。って、思われがちだけど、元々男と女は運動能力も脳の働きも考え方も違う。それを、前提とした指導は教育にもつながるかな。
ただ、指導論だけじゃなくて、過去の試合の解説も多く載っているので、サッカーを知らない人にはわかりづらたいとこもあるかも。
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なでしこジャパンの監督 佐々木氏によるなでしこジャパンの監督の備忘録的な記録。
男性と女性を教える場合の指導の違いや、きさくな監督の配慮と意図をいれた指導方法、監督自身の半生を振り返りながら、なでしこジャパンが固まっていく様子が分かる。
さて、本日の夜(明日の朝方に)なでしこジャパンのW杯決勝戦がある。
1位を目指したチームの歓喜の瞬間を見てみたいものだが・・・・。
追記:なんと優勝! この本もしばらく入荷待ちになること必至ですね。
いい本なので一読をオススメします。あまり文字数もないのであっと言う間に読めてしまいますが。
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オリンピック前のモチベーションから急に読みたくなった一冊。
なでしこジャパンがワールドカップで優勝する前までの軌跡と、佐々木則夫監督のマネジメント理論。
女性中心の組織をまとめるための苦労と気遣いが参考になる。
監督になったからといって、僕という人間が偉くなったわけではない。
同じ目線で、同じ目標を目指すことの大切さ。
佐々木さんのマネジメント姿勢、とっても共感!
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今注目のなでしこジャパン。
女性チームというのは難しい面があるのかとも思ったが、そうではないらしい。
大きなことを成し遂げた人たちの発言には説得力がある。
才能のある集団なのか、凡人の努力の結果なのか。
いずれにしても世界一というのは並大抵のことではないのだろうなと思う。
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先輩から勧められて手に取った本。
指導者がどうあるべきかを知りたくて読んだので、
読むべき本がちょっと違ったとは思うが、
なでしこジャパンの軌跡を知ることができて、
とても楽しい本だった。
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コーチ就任から、11年W杯までを時系列的に佐々木監督当人が追っている。就任して直ぐ男女との接し方の違いや、どの様にすれば力を発揮し、チームとしても成長出来るかと言うのを判断する見抜く力は凄いと思う。所々でてくる男女脳の違いに関しては、脳自体まだまだ不確定な部分が多く正しいかどうかは分からないけれども、上に立つ者としてどの様に接するかお手本となりそう
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佐々木さんのお話は講演を聞かせて戴いたこともあるが、マネジメントとして大変役に立つと思います
特に女性の多い職場の方は参考に出来ること沢山あると思います
しかし、この本が出されたのはドイツでのワールドカップ前で、
本当に一緒に世界一になっちゃたのが凄い!
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私が女性の力を最大限に引き出すために参考となる5つのポイント。
・横から目線=いつでも選手と同じ目の高さで接する。チームのボスではなく、選手たちの兄貴分
、あるいは父親役を務めることで、選手たちと対等に近い人間関係を築くこと。
・「お前のこういうところは武器なんだぞ。」=指導者がやるべきことは、まず選手の長所を見抜き、それを認めているんだというメッセージを本人に伝えること。
・なでしこジャパンは、いつだって良く笑う。特に平常心を失いがちな場合こそ、笑うことで頭をクールダウンさせることができる。心は熱く、頭はクールに。
・選手のプレーを評価する際、まず前提となる基準を自分の中で明確にする。そのうえで、試合の勝ち負けに左右されず、いいところはいい、ダメなところはダメと、客観的に評価する様に務める。
・男が気が付きにくいもの=身だしなみの乱れと、ノンバーバル(非言語)コミュニケーション。会社などで、男性の上司がいつも無表情だったり、怖そうな顔つきやイライラしたそぶりを見せていたりしたら、それだけで女性社員はきっと萎縮してしまうだろう。