常光徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・いろいろな怪談が書いてあって、おもしろいです。怖いけど止められません。
・とてもおもしろくて、こわくてドキドキするところもあって、ナゾが解決されないまま、おわっていくこともあるのでおもしろいです。
・ページをめくるごとにゾクゾクして、こわい・おもしろい話だった。いろいろな学校の怪談や、本当にあった話などがあっておもしろい。
・本当にあったことみたいな感じでおもしろいし、ホラーが好きな人にはいい本だと思います。読んでみればわかります。シリーズを増やしてほしいです。
・こわい話が好きな人は、これは絶対おもしろいです。いろいろな題名のこわい話、信じるか信じないかはあなた次第で、オススメです。
・実際にあったできごとが書いてあるところがポイントです。 -
Posted by ブクログ
・常光徹「日本俗信辞典 衣裳編」(角川文庫)が出た。以前の動物編、植物編に続く第3弾である。これもまた例の小事典の文庫化かと思つてみるのだが、さういふのが出てゐたといふ記憶は私にはない、と断言できない。それでも手許に小事典の衣裳編はないといふことで、確認のために本書の巻末をみると、そこには「本書は書き下ろしです。」(367頁) とある。これは初めて出るのであつた。このやうな辞典が出ることは本当にありがたい。まづはこのことを記しておきたい。
・凡例に、「本書は、衣類を中心に履物、被り物、裁縫道具、化粧道具、装身具、寝具に関する俗信についてまとめたものである。」 (9頁)とあるやうに、衣類とそれに関はる諸々の物が対象となつてゐる。具体的には最初の目次を見れば良い。足駄、足半、袷、居 敷当、糸……と続き、最後は、リボン、綿、草鞋で終はる。正直なところ私の知らない語もある。言葉として知つてはゐても、その実態を知らない語は更に多さうである。居敷当は全く知らない語である。「着物などの尻の当たる部分に補強のためにつける布。」 (13頁)かうして説明されれば、これまでの乏しい経験からあれかもしれないと思はれる物は出てくる。ごく大雑把に言つてしまへ ば、継ぎ当ての布のことではないのか。もしかしたらその当てる部位が限定されているのではないか。辞書で「居敷」を調べると、 席、座席とお尻の意味があつた。後者には福内鬼外「神霊矢口渡」の例が出てゐる。新しい意味であるらしいが、いづれにせよ、尻当てに使ふ布であるらう。これに対して、お歯黒ならば芝居で見たりしてゐる。有名な「東海道四谷怪談」の髪梳きはお歯黒をつけると ころから始まる。だから、どのやうにお歯黒をつけるのかは、芝居の段取りの一つかもしれないが、知らないわけではない。「歯を黒く染めること。鉄漿つけともいい主に女性の習慣だった。」(41頁)と最初にあるが、私が知るのはほとんどこれだけである。ところが本書には、「近世には庚申の日に鉄漿をつけない風があった。」(42頁)とか、「江戸の変わった俗信に、褌をはずした男に鉄漿壷を跨いでもらうというのがあった。」(同前)などといふのもあり、広く行はれてゐただけに禁忌や決まり事もあつた。この「変わった俗信」は、うまく染まらない鉄漿を染まるやうになれと期待したものらしい。男根の威力である。お歯黒には「妖怪とお歯黒の呪力」(44頁)といふ小見出しもある。柳田国男「妖怪名彙」ノブスマの項、佐渡の男もお歯黒といふ話や、「お歯黒でヘビを退治 した話」(同前)はお歯黒の呪力であるが、逆にお歯黒のお化け等の話もある。お歯黒には呪力があつたらしい。かういふ珍しい話は、当然、本書には多い。何しろ現在ではほとんど見られなくなつてゐる物にまつはる俗信、話である。しかし、ごく一部に現在でも使はれてゐる物がある。例へばハンカチ、「長野県上伊那郡で、ハンカチを贈り物にするものではないという。」(289頁)なぜかハンカチは別れにつながるらしい。私はきいたことがない。タオルだと、「客が帰らない時は、箒を逆さに立ててタオルを着せると帰る」(218頁)などといふ「よく知られた呪い」(同前)が出てゐる。カタカナ語は新しいだけあつて中身に乏しい。俗信といふも の、それだけの生活の積み重ねから生まれたものである。それがないカタカナ語はかうして出てくるだけでも立派である。何らかの形で生活に密着してゐればこそ、俗信が生まれる。これから生まれる俗信もあらうが、廃れていく俗信もある。かうした俗信が今後どの やうになつていくのかは興味ある問題である。 -
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ネタバレ“自分の誕生と自分の死は、生命体としての時間の始まり(誕生)と終わり(死)、つまり時間的境界である。また、その時は非社会的存在(霊的存在)から社会的存在へ、社会的存在から非社会的存在への移行の境界でもあり、物体から霊的存在への移行の境界でもある。”『魔除けの民俗学』13頁
わたしも覚えてないけど霊的存在だったしこれから霊的存在になれるんだ!って思ったらなんかずっと生きてた気持ちになってきた。
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家の章読んで、家の外のことすぐあの世と見做してるんだな〜棟とか屋根とか軒とか縁側とか雨落ちとか、うちとそとの境界がいっぱいあってほんとに家の中が安心できる場所なんだなって思った。
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“子どもの額に鍋墨をつけるのは、通常は悪霊を寄せつけないためだが、クルマゴや病弱で死んだ子につけるのは、再び生まれてくるのを阻止する狙い、つまり、連続する不運や病弱を封じ込めて再発を止めるためといってよい。”(187頁)
悲しい。再び生まれてきてくれよ。
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“三ツ子に杓でなぐられると死ぬ(福井県小浜市)”(212頁)
一番おもしろかった迷信
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Posted by ブクログ
【本の内容】
刊行以来、大きな反響を呼び、巻を重ねて読みつがれている『学校の怪談』。
長期間にわたり収集した、巷のうわさや怪異をもとにした数々の“こわい話”のなかから“百物語”を厳選。
そのうち、表題作を含む五十編に加えて“学校の七不思議”を収録した怪談傑作集。
大人にも親しみやすい文章にあらためた文庫版。
[ 目次 ]
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「学校の怪談」と聞けば、かつて話題を呼んだ本として記憶している人も多いのではないか。
民俗学者である著者が都内の公立中学に勤めていた1990年、生徒たちの間で語られていた学校にまつわる不思議な話をまとめ、子供向けの講談社KK文庫から出版。
ユニークな試みは反響を呼び、シリーズ化されるところとなった。
本書は、90~96年に刊行された8冊から厳選された57話を再編集したもの。
事故で死んだ少年が校庭でサッカーをする話など、もはや「古典」といってもいいような怪談が収録されている。
人々が語り継ぐ不思議な「伝承」は決して過去のものでなく、現代社会にも日々生成しているのだということを示した点で、著者の試みは画期的だった。
そしていま再読する本書からは、90年代の子供たちが心の内側に抱えこんでいたものが、じんわりと立ち上ってくるような気がするのである。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]