あらすじ
あの「学校の怪談」シリーズから、「こわい話」50話と「学校の七不思議」をよりぬき収録。
刊行以来、大きな反響を呼び、巻を重ねて読みつがれている『学校の怪談』。長期間にわたり収集した、巷のうわさや怪異をもとにした数々の「こわい話」のなかから「百物語」を厳選。そのうち、表題作を含む50編に加えて「学校の七不思議」を収録した怪談傑作集。大人にも親しみやすい文章にあらためた1冊!
※本書に収録された内容は講談社KK文庫1990年11月刊『学校の怪談』から1996年7月刊『学校の怪談8』までの8冊から選び、構成、加筆したものです。
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Posted by ブクログ
【本の内容】
刊行以来、大きな反響を呼び、巻を重ねて読みつがれている『学校の怪談』。
長期間にわたり収集した、巷のうわさや怪異をもとにした数々の“こわい話”のなかから“百物語”を厳選。
そのうち、表題作を含む五十編に加えて“学校の七不思議”を収録した怪談傑作集。
大人にも親しみやすい文章にあらためた文庫版。
[ 目次 ]
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「学校の怪談」と聞けば、かつて話題を呼んだ本として記憶している人も多いのではないか。
民俗学者である著者が都内の公立中学に勤めていた1990年、生徒たちの間で語られていた学校にまつわる不思議な話をまとめ、子供向けの講談社KK文庫から出版。
ユニークな試みは反響を呼び、シリーズ化されるところとなった。
本書は、90~96年に刊行された8冊から厳選された57話を再編集したもの。
事故で死んだ少年が校庭でサッカーをする話など、もはや「古典」といってもいいような怪談が収録されている。
人々が語り継ぐ不思議な「伝承」は決して過去のものでなく、現代社会にも日々生成しているのだということを示した点で、著者の試みは画期的だった。
そしていま再読する本書からは、90年代の子供たちが心の内側に抱えこんでいたものが、じんわりと立ち上ってくるような気がするのである。
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