兵頭二十八のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
単なる読み物としては単純に面白いんだけど、軍事機密に関わることもあって、情報の信頼が欠けるものが多い印象を受けました。参考文献の引用らしい表記はありませんでした。半分フィクションぐらいに思った方がいいと思います。
また、国防という観点からある程度は仕方ないのですが、近隣国を仮想敵とみなしているのと、文体はですます調で丁寧なのですが、特定の思想に誘導しようとする論調が気になりました。そういう点に嫌悪感を持つ人は少なからずいるかも知れません。
読んだ後に☆をいくつ付けるかで、自分の思想の傾向(右寄りまたは左寄り)をチェックするのには有用な一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
トリップワイヤ
引っ掛けると正当な自衛戦争になる安価な警告装置。
例:中国漁船。
儒教国
下位者は上位者に絶対服従。対等ではない。
個人の自由は無い。
似たものに嫉妬する。
中国の弱点
遠浅の海
安価な沈底式機雷で資源の輸入を止める。
潜水艦探知技術に劣る。
高性能機雷技術がない。
日本の切り札
素早い駆け付けと即時戦闘加入には、
揚陸艦と水陸両用輸送車だが、海岸には制約がある。
日本製飛行艇US2(オスプレイを凌ぐ航続と輸送力)
C130輸送機(CH大形輸送ヘリ空中給油可)
固体燃料ロケット(イージス艦搭載サイズ)
停泊する軍艦を狙う。
動いて -
Posted by ブクログ
タイトルは良くない。本書の主旨は「人民解放軍は装備はチャチだが、口ゲンカはうまい。現指導者は軍人をコントロールできていないから、暴発には要注意」か。
著者は元自衛官の軍事評論家。人民解放軍(陸軍、空軍、海軍、ミサイル部隊)の装備・機器・兵站補給体制が、米国・日本の装備と比較すると格段に劣るということを列挙しつつ、中国にとっては「宣伝」が戦いの一部であり、日本の外務省や一部のマスコミは中国共産党の宣伝戦に騙されていると指摘する。
1960年代・1970年代の毛沢東がとった対ソ・対米政治を軍事面から俯瞰している分析は大変わかりやすい。レーダー設備と軍事衛星の運用で完全に米ソの後塵を配した中国共 -
Posted by ブクログ
本書は技術戦としての日米海戦を分析した本である。
艦上攻撃機、魚雷、零戦、空母などに焦点をあてており、
真珠湾の勝因とミッドウェーの敗因を分析している。
技術的な話が多いため、普通の人にはとっつきにくい本
である。(自分も途中まで読んで積読でした)
読んで思うのは、なぜ海軍が万が一の勝機にかけて戦争
を行ったのかという疑問である。
漠然と、日本は物量に負けたというイメージが強いが、
本書を読むと、量だけでなく質やシステムでも負けて
いた事がわかる。(いや、一時的にアメリカを凌駕する
事が出来たのが、真珠湾からミッドウェーまでであった)
本書の執筆にはあたっては、当