舟崎克彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ9歳息子の本をチラ読み。
たいていの人が子ども時代に読んだだろうと思うけど、私自身は虫に興味を持てず読まなかった。
改めて読むとやはり素晴らしい。
貧しい生まれでいながら持ち前の好奇心で研究を続け、最終的には昆虫記を記すという大事業を成し遂げた。
やはり何ごとにもなぜ?どうして?という疑問を持つことが肝要なんだと感じた。
あとがきで、「四方を塀で囲まれた小石だらけの庭」がかぎりなく広い世界だったと書かれており、色々と考えさせられた。
移動手段が発達し、遠い異国が近く感じられる現代、どうしても遠くに目が行きがちだけど、実は身近にもひろい世界があるということ、着目するものや観察の解像度次第だという -
Posted by ブクログ
いつもならぐうたら過ごすぽっぺん先生の日曜日なのですが、この日は…
アリスがウサギを追いかけて不思議の国に入っていったように、
ぽっぺん先生は小さい頃に読んでいた「なぞなぞのほん」という、絵本の中へ入っていってしまったのです…。
なぞなぞの答えを見つけないと、次のページに進めない。
全てのなぞにこたえたら、もとの世界に戻ることができるのでしょうか…
ファンタジーの入口としては、ありがちなものかもしれません。
しかしなんとも飄々として、どこか哲学的な面持ち。。
動物や昆虫たちの会話はとってもシュール。
私が好きだったのは、ランニングをするブタ。
一人なのに、「ゼンタイトマレ」と言い、うし