舟崎克彦のレビュー一覧

  • さよなら、あの日の動物たち
    そんなにページ数があるわけではないので
    ササっと読めるかと。
    だけれども考えさせられる内容があり
    それがグサッと胸に突き刺さります。

    だけれども、そんな言葉も発することのできない
    生き物たちを追い詰めたのは、
    まぎれもなく私たち、人間なんですよね。
    エゴによって勝手に増やされたり、
    思い通りにしよ...続きを読む
  • ぽっぺん先生の日曜日
    再読。

    子どもの頃からもう何度も読み返している。けれど読むたびに、文章にあふれる風刺や機智やそこはかとない寂しさ、そして何より優しさを感じる。
    それが子どもでも大人でも、本が好きだという人に読んでほしい一冊。
  • ぽっぺん先生と帰らずの沼
    子供の頃テレビアニメで見て、ずっと記憶に残ってる物語。食物連鎖などもわかるので、自分の子供にも見せたいけどDVDとかにはなってないみたいで残念。。。
  • 雨の動物園 私の博物誌
    舟崎先生の「ぽっぺん先生シリーズ」小さい頃から愛読していましたが、この本には本当につい最近出会いました。先生の「原点」である、と言っていいのかなと思います。ぽっぺんシリーズにちりばめられている、鳥や生き物たちへの先生の愛情、人間の愚かさや身勝手さ。どうしようもない人間に寄り添いかたりかける生き物たち...続きを読む
  • ぽっぺん先生と帰らずの沼
    いきるものが繋がってゆくこと、何となく、その輪にもう人間が入ることが出来ないのが悲しいなと思ってしまいました。野暮でかわいいぽっぺん先生、今も昔も大好きです。
  • ぽっぺん先生と笑うカモメ号
    美人のカモメとぽっぺん先生。実はとてもとても切ないラブストーリーである本作。やっとお嫁さんが出来ると思ったのに!残念!アルカナイカへと続く航海、素敵です。
  • ぽっぺん先生の日曜日
    この本、本気ですきです。
    こういう漫画描きたい。描きたいかきたいかきたいーーーーのーー!!!!!!!!
    すごい面白いんだから、児童書の傑作なのに、どうして誰も知らないのか。
  • 雨の動物園 私の博物誌
    小学校高学年頃の、筆者が動物(主に野鳥)を飼育したり、野生生物と触れ合ったりした自伝的物語。あくまで小学生目線と行動なので、凄い!ことをしている訳ではないが、好きで良く学んだり観察したり、時間かけて世話したりしているなぁと思う。私は動物好きなので、とても楽しく読んだ。野鳥飼えて、しかも禽舎作って貰え...続きを読む
  • ドリトル先生物語
    7歳娘と4歳息子への読み聞かせ用に。
    ドリトル先生のお話を小さい子にもわかりやすいようにまとめた話。一人称が助手の子供のため、子供でも感情移入しやすかった様子。
    横文字がちょっと言いづらかった。
  • ぽっぺん先生の日曜日
    「なぞなぞの本」の中に入りこんでしまったぽっぺん先生は、なぞを解かなければ外に出られない。ところが、そのなぞ解きときたら、トンチやヘリクツばかり。おまけに出会うのは奇想天外な動物だらけ。さて、どうなることやら。筑摩書房87年刊の再刊。

    小学生の頃に読んで、読書にハマるきっかけになった本!
    ぽっぺん...続きを読む
  • ファーブル昆虫記 ここがスゴイぞ!虫のふしぎ
    子どもが昆虫にはまっているので読んでみた。
    著者の虫や自然に対する関心の深さと観察の仕方がとても面白い。
    生物の観察は、注意深く気長にするから、本当に関心がある人には楽しいんだろうなと思った。
    ファーブルが虫を好きになったきっかけが、生徒の何気ない一言というエピソードに驚いた。
    生徒が先生の人生を変...続きを読む
  • ぽっぺん先生の日曜日
    うおお懐かしい。
    そうそう、児童書だけど、さえない生物学科の大学助教授ぽっぺん先生が主人公で、わりと普通に学問用語やら論文のことやら出てくるのである。
    なぞなぞの本に入り込んでしまったぽっぺん先生はもとの部屋へ戻ってこれるのか。
    ①ペリカンのくちばしには、なぜふくろがついているのでしょう
    ②タヌキ、...続きを読む
  • ぽっぺん先生と帰らずの沼
    オイコスのロゴス 即ちエコロジーに関して、大学のそれと、帰らずの沼の生態系が、両者のポイントオヴビューといふすごい視点で描かれる。
     プシュケ(魂)と虫の関係とか、魚 おお魚ぢゃ、の上に、鳥と言ふなかなか興味深い転生、そして大学のいろいろが同時に展開する。
  • ぽっぺん先生の日曜日
    昔アニメで見たのはシリーズ2作目で、こちらは第1作。やはり昔読んだと思っていたのですが、読んでいたとしても、すっかりきっちり忘れてしまっています。
    なぞなぞの本の中に入ってしまったぽっぺん先生は、なぞを解かなければ、元に帰れなくなってしまう。出会うのは変わった動物たち。はてさて、どうなるのか。
    実に...続きを読む
  • 月光のコパン
    まっすぐにおもしろかった。

    ぽっぺん先生の舟崎克彦さん、最新作(岩波書店,2007,01,25)。

    追われる三毛猫の冒険譚だ。そう言ってしまうとそこで終わってしまう。

    が、終わらせたくない。どうやらこのものがたりが始まる前にも様々な動物たちと出会ってきたらしい。だが、生い立ちや氏素性となると、...続きを読む
  • 月光のコパン
    昔読んだんだけど、ちょっとした待ち時間に、ちょうどよく再読。やはり、舟崎克彦すごい、いいなあ、いいなあ。不思議の国のアリス的な、言葉を巡るイメージへのこだわりからくる、脈絡なく夢の連鎖してゆくような、自在なイメージの奔流。主体意識の反転、底なしの不定形な世界のかたち。きちんと、ほのかなブラック、恐怖...続きを読む
  • 雨の動物園 私の博物誌
    少年は野鳥の飼育にのめりこみ、“鳥博士”と呼ばれるほどになっていった。その愛情にみちたまなざしで、さまざまな小動物との出会い、交わり、そして別れを、細やかに描く。7歳で母親をうしなった少年の心が映し出された自伝的作品。小学5・6年以上。
  • ぽっぺん先生と笑うカモメ号
    子どもの頃、大好きだった「ぽっぺん先生」シリーズ。
    帰らずの沼と、日曜日は覚えているのに
    笑うカモメ号は内容がまったく記憶になかった。

    それもそのはず…今回再読して、納得。
    これ、子どもには少し難しすぎる。

    記憶、悪魔、誘惑、裏切り、進化論、夢、少年時代、母親…

    それらのごった煮スープ。

    ...続きを読む
  • ぽっぺん先生の日曜日
    ぽっぺん先生シリーズはいいものだ。もっと沢山子供の頃によみたかった。自分の母親のことを「ばあさん」と読んでいる先生にはふつうに引く。でも人間味がありすぎるところは決してきらいじゃないんだ
  • ぽっぺん先生の日曜日
    ここに出てくる主人公のぽっぺん先生は、あんまりかっこよさそうではない。でも助教授だから普通の人より雑学は豊富だ。でもおっちょこちょいで、ちょっと変わっている。そんなぽっぺん先生が、本の中に気がついたら入ってしまったお話。不思議の国のアリスみたいな感じなのが好きな人は面白く読めるかも。子供向けだけど大...続きを読む