野口武彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本人が喧嘩による自力救済から法治社会へと変貌したのはどういう背景だったのか、関心があり手に取ってみました。
途上国で自力救済、つまり喧嘩による血みどろの暴力が支配する秩序から、どう法治社会へと変わりうるのか、、日本の過去を辿ることで考えてみたいと思ったからです。
要するに、公正な裁きの保障がなされていることと、その実効を担保する力が存在すること、ということが述べられていました。
暴力に支配される、血みどろの世界から社会がどう変わることができるのか、少しヒントになった気がします。
著者の独特の言い回しや、時折くだけた表現がマニアックな世界を身近に感じさせてくれ、私は一気に読むことができま -
Posted by ブクログ
ネタバレ明治元年のタイトル名の戦いは、圧倒的な優勢であるはずの旧幕府軍がどうして敗れたのか?錦の御旗を掲げた新政府軍に敗れてしまったのか、著者は長州戦争では賊軍とされた長州が決して負けなかったことから、賊軍とされても旧幕府軍は勝てた要素が多くあったこと、その中でなぜ?を説得力ある論調で展開しています。薩摩と会津・桑名の私闘であったかのような最初の取り上げ方であったように、旧幕府軍といいながらも主力は会津・桑名藩で、大かたは様子見であったこと、激しい北風が続いたこと、旧幕府軍が背後から京都を突こうとせず、一方からのみ攻めたこと、そして鉄砲の性能、最後に徳川慶喜の優柔不断と大阪からの逃亡!などを書いていま