小暮真久のレビュー一覧
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社会貢献をしたい、困っている人の為に何かしたいと思っている人に対して、どう考え行動したら良いか著者の経験を踏まえて説明されている。
ソーシャルセンター(NPOやNGOや財団などで社会貢献や社会事業に従事する人々の総称)は、日本ではまだまだ認知度は低く誤解も多い。今社会事業家への興味・関心は増しているが、まだ社会貢献は身を粉に削ってやることなど、人々の自己犠牲の上に成立するものと捉えられている事がある。そのような道を考えている場合「想い」だけでは上手くいかず、想いを形にする為の重要な事、やるべき事も記載されている。
著者の経験、実際の現状を知れた。もっと他の社会事業家の活動も知りたいと思っ -
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ロジカルシンキングではなく、五感を使って「ライフシアター」として軽やかに世を渡れとつづられている。
嫌いなことは避けるとか、多種多様なことを体験して、それを活かすとか、、、
要は仕事とプライベートをいい意味で区切らない生活なのかなーと感じた。
学びも多いけど、こういう生き方が難しいというか、苦手だとか、やったことないから上手くできないとかあると思うし、こうなっていくにもかなりの鍛錬が必要で、その割に実践的エクササイズの記述は少ないなと感じた。
1番いいなと思った教えは、「打たれる場数を増やして打たれ強くなれ」。
打たれ強さと切り替えの良さは絶対武器になるよな、と思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレテーブル・フォー・ツーというNPOモデルが、貧困だけでなく、その貧困を生み出す教育問題にまでリーチできていることに共感ポイントがあった。
日本で余剰になっているカロリーを、それが不足している貧困地域へ回すモデルのテーブルフォーツー。1回の食事に20円を上乗せして、その20%つまり4円を事業維持費として差し引いた16円を貧困地区での食事提供にあてる。その食事を給食に限定することで、これまで学校に行かず働かざるを得なかった子供たちが「食事ができるなら学校行っておいで」と親に送り出してもらえる。その学校で受けた教育が貧困をなくしていく、というサイクル。
たしかにここまでシンプルかつ明確な仕組みだと一 -
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NPO登記初年度(2007)、5万7千食。3年後(2010)、580万食。
プロボノ、ボランティアの巻き込み方として、受け持ってもらう仕事が組織全体像の中でどのような機能を持つか、なぜ重要なのかを説明する。
全体像を把握しながら仕事をすることが「課題発見」の能力を、誰かのために役立つと思いながら仕事をすることが「課題解決」の能力を育むことにつながって行く。
アメリカのNPO、ルーム・トゥ・リード。アフリカやアジアの貧困地域において、すべての子供に初等教育を受けさせることを目的。代表のジョンウッド「We believe today's readers are tomorrow'