【感想・ネタバレ】社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかたのレビュー

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Posted by ブクログ

今年の100冊目☆先進国の食堂やレストランでヘルシーメニューを頼むと20円が途上国の給食代に使われるNPO、TFT代表小暮さんの本。
社会事業は無償でやるものだって思ってたら続かない。
色んな事例を紹介しながら小暮さんの哲学がすごい伝わる!
TFT自体のことを詳しく書いた『20円で~』も良いけど、これもすごく良い◎

興味ある人にはもちろん、あまり興味のなかった人にも読んでほしい一冊でした(*^^*)

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2013年12月21日

Posted by ブクログ

社会貢献やNPOの仕事に携わる人は全員無償で働くボランティアであるべきだ、という考えが日本の社会には根強く残っている。そうではないことを改めて、実感しました。

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2013年03月01日

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Table For Two代表の小暮さんが書いた本。
読んでいてワクワクが止まらず、サラサラと読み進められる本だった。

社会のためにアクションを起こしているNPOや企業がいくつも紹介されてるし、
どうやって社会問題を解決していくのか、その手法や考え方が書かれてる。
参考にしたい。

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2013年01月16日

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開発途上国の飢餓と先進国の飽食のギャップ解決に取り組むTFT代表の小暮氏によるソーシャルビジネスの指南書。

マッキンゼーでは解決できなかった問題解決の手法が「Winの累乗」という考え方である。一般的にはよい経営とは企業、世間、顧客3方にとって良い経営といわれることも多いが、本書では以下の5Cそれぞれに対してWinの関係を作ることが大事だと説いている。

・Company(自社の従業員、一緒に働く仲間(ボランティア、プロボノ)
・Customer(消費者、顧客)
・Cooperator(提携・協業者)
・Contributor(出資者)
・Commnunity(一般社会、進出先の国や地域)

この考え方はNPOだけでなく、一般企業もこれからの時代、必要な考え方になることは必須であろう。そして取り組んでいる企業はすでに取り組んでいる。

自分がNPOや企業を立ち上げたり、あるいは転職する際にはぜひ軸にしたい考え方だ。

とても読み応えのある書籍であった。

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2012年12月29日

Posted by ブクログ

いつも良い本をタイムリーに紹介してくれる、同期に借りた、TFT事務局代表の小暮さんの著書です。
ちょうど今感じていることや知りたいことがそこにあって、これは今の自分ににとってのバイブルになる可能性があると思った。あまりにも学ぶことが多すぎて一回読んだだけじゃ捉えきれなかったので、買ってじっくり読みたい。

とても参考になる箇所がいくつかあったのでpick up.

★大きな組織改革には「痛み」がつきものです。しかし、「痛み」を強いるなら、「何のために改革を行うのか」という大義、言い換えれば心のよりどころや痛みの先に待っている「未来予想図」も用意しておかなければ、従業員の気持ちをくじけてしまいます。’

★「何のために働くのか」を見つけたとき、人は変わる

★Winの累乗 全体感×想い×スキル
①全体感を持って仕事をすること
②誰かのために役立つという実感を持ちながら仕事をすること
③自ら課題を設定し、解決する能力を発揮すること

★happyを作りだすべき5つの領域
CompanyにWinを作る
Customer
Cooperator
Contributor
Community

★プロダクトREDの事例
企業はカッコよく連携できる!

★水平のインパクトと垂直のインパクト

★社会貢献だけがCSRという言葉で企業の日常から切り離されているのは不自然。本業を通じて社会貢献し、Winの累乗を生む。

★取り巻く環境すべてにWinを作る。壮大すぎてどこから始めてよいかわからにと思う人もいるかもしれません。それは、社員と企業がそれぞれ描いている「未来予想図」の間にある溝を埋めることから始められる。
最初から諦めないでもらいたい。WInの累乗を生み出すような未来予想図を描くことは「企業」という概念上の人格だけに任せられた仕事でも、経営者だけの仕事でもありません。「企業」を作っているのは、ほかならぬ社員であるみなさん自身です。みなさん自身が声をあげ、誰かの役に立とうと行動を起こすことで、企業自身の「ナビ」を設定することができるのです。


今、企業で働いている自分にはっきりした「未来予想図」が持てていないし、企業の「未来予想図」が自分とあっているのかもわからない。でも、そこには大きな可能性があって、企業で働いているからこそできる社会貢献の形が必ずある気がした。自分で行動を起こすこと、大事にしていきたい!

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2012年11月25日

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20円で世界の飢餓と不満を解決する新しい仕組みTABLE FOR TWOの代表である小暮さんの新刊。

平易な言葉を使い、読者に語りかけるような文調だったので、自分の中に自然と内容が入ってきた。
この本の優れた所は、NPOやNGOなどの非営利組織に限らず、一般企業にも言及しているところ。社会貢献に関する本として終わらずに、ビジネス書にもなっているところ。
その一番の理由は、企業の分析でよく使われるフレームワークの3Cから派生する5Cという考え方で話を展開しているからだと思う。

5C;Winの累乗を実現すべき5つの分野
1.Company: 自社の従業員・一緒に働く仲間
2.Customer: 消費者・顧客
3.Community: 一般社会・進出先の国や地域
4.Contributor: 出資者
5.Cooperator: 提携・協業者

ある活動をする際には、その活動を一緒に行う仲間がやりがいを持って、いきいきとした形で働き、その活動が直接的に消費者や顧客のためになり、かつ、直接的な顧客だけでなくその活動を行う社会や地域にとってもプラスになり、その活動を応援してくれる人達(出資者)も自分たちがその活動に関われていることに対して誇りを持ち、共通のミッションを持つ協業者と協力することで、その活動を更に大きくして、社会に貢献する。

従来の2者間でのWin-Winの関係ではなくて、関わる人達に全てがWinの関係(Winの累乗)になる可能性があることを本書では示唆している。

特に、CompanyとCooperatorの視点が自分にとって為になった。
顧客満足は、自分たちの従業員の犠牲の基に成り立ってはダメだし、一緒に働くのであれば楽しんで働きたい。
そして、同じような活動を行っている相手は戦うべき相手ではなくて、
協力すべき相手。
人の役に立つ、それが真のミッションであれば協力出来るはず。これから、求められる考え方は、生き抜く考えではなく、共存する考え。

自分の仕事についても、常にWinの累乗を意識して働きたい。

今の仕事について考えたい人には、特にお勧め。

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2013年05月14日

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相手の行動まで想像して具体的な対策を取っていく。
同じく世の中を良くしていきたいと思う身としては参考になることが多かったです。
こうして規模も大きく動ける人の覚悟は見習いたいです。

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2022年05月11日

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2012年の本とは思えない。
この本にオンラインの文脈を載せれば
今の時代の流れに乗ってると感じた。
winの累乗を実現するための5つのC
1.カンパニー 自社の従業員
2.カスタマー 顧客
3.コミュニティー 一般社会、進出先の国・地域
4.コントリビューター 出資者
5.コーポレーター 提携・協業者
それらの視点を大切にとのこと。
①やっぱり看板屋さん向けのサービスを何かしらで
やっていくのが良いのではと思った。
思いつきだが、初期的にはクラウドファンディングで集めるか?

②顧客のファン化に重点をおく必要を感じた。
ドラッカーと同じだが、顧客の定義はとても重要なのでは無いか。
BtoBでも金額ではない文脈で選ばれる会社にならねば。

③ビジョンの重要性。
事業としてのビジョンが必要なのではと初めて思い出している今日この頃。
そのビジョンを持って、協業を考える必要性。

直近の利益とのバランスが非常に難しいがとても参考になった。

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2020年04月19日

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ネタバレ

・Winの累乗を実現するための5つのC
Compnay(仲間・従業員)
Customer(消費者・顧客)
Cooprator(提携・協業者)
Contributor(出資者)
Community(一般社会)

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2019年04月16日

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NPOについては全くと言っていいほど知らなかったので、そもそもNPOに何故取り組む人達がいて、何故成り立っているのかを知ることが出来た。またこの本は、単なるNPOの紹介ではなく、それを通じてビジネスのもっとも大切な何かを教えてくれていると思った。

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2014年10月13日

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NPO TABLE FOR TWOのトップが語る、みんながWIN-WINになるビジネスをしようという話。相手のニーズを考える大切さを感じた。

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2014年09月01日

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ネタバレ

「歯車」的な働き方では誰にもhappyをもたらせない。

従来の二者間でのWin-Winの関係ではなく、関わるすべての人、5C(Company,Customer,Cooperator,Contributor,Community)すべてがWin(=happy)になるには?

全体感を持って仕事をすること。
誰かのために役に立つという実感を持ちながら仕事をすること。
自ら課題を設定し、解決する能力を発揮すること。

わたしが描く「未来予想図」を、前の会社では実現できないと感じて辞めたので、頷ける部分も多かった。
働く目的はお金や地位じゃない。
やっぱり人をhappyにできる仕事がしたい!

NPO法人や企業のCSR活動は、「共感」がポイント。
多くの「共感」を得て、いかに大きなムーブメントを起こせるか。
著者が代表を務めるTFT始め、この本に出てきた活動ぜんぶおもしろい!

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2013年09月10日

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NPO「Table for two」を事例にしているが、企業にも「社会をよくしてお金をも稼げる」が実現できることを説いた本。全体を貫く主張は「5C(顧客、一緒に働く仲間、事業を展開するコミュニティ、出資者、競合と思っていた同業者)の間でWin-Winの関係を作る(=Winの累乗)」であるが、根本にある考え方は、「今後は、経済効率性のみを追求する経営から社会に貢献するというビジョンを中心に据えた経営にシフトする」というもの。
ちょうどこのところ、ドラッカーの「非営利組織のマネジメント」「利益や売上ばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか」を読んだばかりで、これらと通じるものである。「非営利組織のマネジメント」が理論だとすれば、「利益や売上ばかり・・・」は事例に基づく理論の解説、本書は具体的な事例に基づく実践編、といった位置づけだろうか。
右肩上がりの経済成長が崩壊し、グローバル化に救いを見出す現代。しかし、なかなか右肩上がりの記憶を忘れることができず、政治も経営も新しいスタイルに変革することはできていない。本書や先に挙げた書籍のような考え方が実現する社会にシフトさせていかねばならないと思う。

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2013年07月19日

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顧客に届けるのは、商品やサービスだけでいいのか。が命題の内容。table for twoの仕組みを紹介しつつ、あるべき社会貢献の形を示唆した内容。

イオンの買い物金額に応じて植林など、自然な形での社会貢献を模索するなか、参考になりました。

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2013年05月19日

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これまで企業やNPOが一つの点として個々に活動してきたものが、これからは協働して、線や面になって広く社会に貢献することが求められる気がする。

あと日本の技術を世界にもっと発信しなくちゃ。

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2013年05月18日

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社会のためにはなりたいし、人のためにも働きたい。でもそれは社会企業家というほんの一部の人しか叶えられないと思っていた。でもこの本を読んで考えが変わった。

非営利組織でありながらビジネスを追求する。戦略を考える。人を育てる。これらは営利企業の中の枠でしか考えたことがなかった。この本を読むとそれらが同居していることにまったく違和感がない。
社会企業家に興味がある人はもちろんだけれども、一般の企業で働く立場からも実例と改善事例などの発見があって新鮮に感じた。

第2章で架空の会社のケースがあり、その後各章の最後にコラムでケースを振り返るというユニークな構成で読ませる。が、ノンフィクションの中にあるフィクションが少し収まりが悪く、ラストがやや夢物語に感じたのが少し残念。話と事例自体は具体的で内容も充実しているのでこの話だけ独立した本にしても良かったように思う。

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2013年04月08日

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NPOとかソーシャルビジネスはいかに「共感」してもらうかが最大のポイント。「共感」が大きければ大きいほど、巨大なムーブメントになる。

じゃあどうしたら「共感」してもらえるのか?具体的な方法はいくつもあると思うが、原則として忘れてはいけないのが筆者の語る「取り巻く環境すべてにWinをつくる」ということ。
誰かが幸せになる反面、他の誰かが犠牲になったり、嫌な想いをしたり、不利益を受けたら絶対に共感しない。

「競争」ではなく「協業」は印象深いポイント。
ビジネスの世界は競争だというが、それは自分にとってなんか腑に落ちないことの1つ。競合他社というけれど、同じ業界にいて事業を行なうことは、同じ目的、理念を持っていることではないのか。電機業界でいえば、パナソニックだってサムスンだって豊かな暮らしをつくるとかっていう理念を掲げてる。目的が同じなら争う必要はないのでは?でも理念がただの飾りになってるだけで、金儲けしか考えてないから争うわけで。

競争がある分、優れた製品やサービスがでてくるのは事実で、それによって消費者がメリットを受けるのも事実。
でも競争意識が強すぎるのが今の日本の現状。電機メーカー8社や車メーカー8社がそれぞれ手を組んだらサムスンやフォルクスワーゲンなんかに絶対負けないはず。もっと「協業」という意識を取り入れていくべき。

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2013年03月16日

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小暮さんのようなオトナがいてくれることは、次の世代のひとりとして、とても幸福なことだと思います。TFTに出会わなければ、私がA SEED JAPANにめぐりあうこともありませんでした。いつかきちんと御礼が言いたいと思います。でもそのためにはまず、私は私に与えられている環境を精一杯生きることをしよう。

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2013年02月17日

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NPOの社会的意義、NPOとして働き方の例が記載されている。考え方は一般企業でも通じると感じた。

著者はNPOとしてTFTという活動を行なっている。社会貢献というと、支援する側とされる側が明確に分かれて、一方通行型が多い。しかしTFTは、両者にメリットがある双方向型のビジネスを展開しており、更に2者間だけでなく、その活動に従事する人も幸せになる。それがwinの累乗。NPOでもあまり多くないビジネスモデル。
個人的な感想として、2012年の本だけど、「顧客」から「ファン」に変えるなど、今の時代により必要な考え方が記載されていると感じた。

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2021年02月08日

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ネタバレ

テーブル・フォー・ツーというNPOモデルが、貧困だけでなく、その貧困を生み出す教育問題にまでリーチできていることに共感ポイントがあった。
日本で余剰になっているカロリーを、それが不足している貧困地域へ回すモデルのテーブルフォーツー。1回の食事に20円を上乗せして、その20%つまり4円を事業維持費として差し引いた16円を貧困地区での食事提供にあてる。その食事を給食に限定することで、これまで学校に行かず働かざるを得なかった子供たちが「食事ができるなら学校行っておいで」と親に送り出してもらえる。その学校で受けた教育が貧困をなくしていく、というサイクル。
たしかにここまでシンプルかつ明確な仕組みだと一生をかけてコミットする気持ちになるかも。

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2020年02月11日

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新規事業創出のお勉強。
Table for Twoの小暮真久氏の著書。

■Winの累乗を実現するための「5つのC」
①Company(自社の従業員・一緒に働く仲間)
②Customer(消費者・顧客)
③Community(一般社会・進出先の国や地域)
④Contributor(出資者)
⑤Cooperator(提携・協業者)

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2019年05月18日

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新規事業創出のお勉強。
Table for Twoの小暮真久氏の著書。

■Winの累乗を実現するための「5つのC」
?Company(自社の従業員・一緒に働く仲間)
?Customer(消費者・顧客)
?Community(一般社会・進出先の国や地域)
?Contributor(出資者)
?Cooperator(提携・協業者)

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2021年08月08日

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現在の仕事であるコーチングを通じて知り合った超トップアスリート達にとって素晴らしいコミュニティーを作れないかと思いこの本を購入。お金を回す上で社会がより良くなって行く事がとても大事だと感じていた。TFTで行っている理論や体系化されたものを感じながら今回の新しいコミュニティーの創造という面ではいいアイディアを頂けた。ただ、どうしてもTFTに関する内容が多すぎる感は否めない。そこはあまり求めてなかった。

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2013年05月30日

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NPO登記初年度(2007)、5万7千食。3年後(2010)、580万食。
プロボノ、ボランティアの巻き込み方として、受け持ってもらう仕事が組織全体像の中でどのような機能を持つか、なぜ重要なのかを説明する。
全体像を把握しながら仕事をすることが「課題発見」の能力を、誰かのために役立つと思いながら仕事をすることが「課題解決」の能力を育むことにつながって行く。
アメリカのNPO、ルーム・トゥ・リード。アフリカやアジアの貧困地域において、すべての子供に初等教育を受けさせることを目的。代表のジョンウッド「We believe today's readers are tomorrow's leaders.」今日のリーダー(読者)は、明日のリーダー(指導者)だと信じているんです。

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2013年04月24日

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一人勝ちするのではなく、全員が勝てる仕組みを作る。社会の変化、個人の意識の変化が起こり、良いモノを作るだけでは売れなくなっている。消費者の心に響くストーリーや社会貢献が生き残る企業作りの秘訣になる。

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2013年02月23日

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 競争するより、協力しようそうすれば一人ではとてもできないこともできるようになるし、いろんな可能性が広がることもあるよ。って書いてありました。

 そうだろうな。と思いつつ、マッキンゼーというコンサルタント会社はそんなことも知らないでようやっとるもんだと思いました。

 でも、そんな世の中になればいいなと思うし、ぼくもそっちの方がいいじゃんってみんなに伝えて、世の中を動かしていきたい。

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2013年02月03日

Posted by ブクログ

熱意は伝わってくるが、
説に根拠がない・・・
モチベーションを挙げるのにはよいが、
決してしくみのつくりかたの本ではない。
TIPS集に近い構成か。

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2012年12月30日

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『採用基準』を読んでからマッキンゼー系が気になるようになり、購入。
全部かどうかはわからんが、仕事である以上どんな仕事も人の役に立っているのだと思うが、どう役に立っているのか、どう役に立っていこうとしているのかが、理解できて働けているかどうかは、日々働いている中で知っておきたいことだと思った。
やっぱり、役に立っている感を持てているのはいいなあ、と。

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2012年12月02日

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企業もNPOも垣根を越えて、互いの「WIN」となるポイントを見極めて協同していこうよ、って話。

企業はCSRを流行りだから、回りがやっているからで、行うのではなく自社のファンを増やすようなCSR活動を。そしてNPOは、少数かつ少予算でも回せるノウハウをさらに突き詰めて、企業CSR活動をよりスピーディーに効果的に行っていくこと。

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2012年11月26日

Posted by ブクログ

成功する企業とNPOの共通点とは?

この前に読んでた本が「採用基準」でマッキンゼーで必要とされる能力、そしてマッキンゼーで働いた人達のキャリアの構築の仕方、変遷についての本だったのですが、次に読んだ本がこれまたマッキンゼー出身の小暮さん。
「採用基準」の中にもちらりと書かれているケースのお一人なのでしょう。
全く別々の時期に、違う動機で手に取った本なのですが、こういう偶然も面白いですね。

と、早々にレビューから外れてしまいましたが、TFT(Table for Two)を立ち上げた著者。TFTを立ち上げた動機から、NPOの役割や活動の仕方まで、非常にわかりやすく説明されています。さすが元コンサルタント!
NPOや社会起業といってもそれは理念が違うだけで一般企業のビジネスと何ら変わらないという事がよくわかります。
むしろ、長期的なビジョンに基づいていたり、課題解決力やリーダーシップが強力に求められるなど、一般企業よりも鍛えられる側面が多そう。

アメリカのTFAの例なども出てきましたが、企業とNPOといったりきたりするようなキャリアパスができると双方にメリットがありそうだなーと思いました。
日本だとまだまだ流動性がないからな。。。
プロボノのような形で参加していく方向はどうか自分でも考えてみたいと思います。でも、オンラインや朝で協力できるものってあまりなかったりするんですよねー。そういうの何かできないかな、朝プロボノとか昼プロボノ。

winの累乗ということで5CのWinというのをあげられていました。
Comany,Customer,Cooperator,Contributour,Communityこの5つがハッピーを作り出すべき領域だと。
通常3CでCompetitorが入るはずなんですが、いや、Cooperatorなんだと。
確かに1つの企業(NPO)ができる事には限りがあるので、Cooperatorとして共存していく、これも1つの方法ですね。

これを読んでて、昔ホリエモンが社会起業家なんて~みたいな事を言ってたのをふと思い出しましたね。
彼がどういう思いで言ったのかわかんないけど、別に一般起業も社会起業も変わらないけどねーなんて思いました。理念をどこに置くかだけの違いだよね。
金を回す、っていうのも立派な社会貢献だし、社会の課題を解決するってのも同じく社会貢献。貢献する対象と目標が違うだけだね~

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2012年11月23日

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