小暮真久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2018年55冊目。
新章追加の復刊版の本書を本屋さんで見つけたとき、約10年前に旧版のこの本に出会った日を思い出して、一瞬時間が止まった。動き出す勇気をもらい、人生を大きく変えてくれた一冊。
TABLE FOR TWOが立ち上がった当時、世界人口のうち、約10億人が飢餓で苦しみ、同じく約10億人が肥満や生活習慣病に苦しんでいた。その食の不均衡を同時に解消するのがこの活動。先進国の社食やレストランに20円の寄付金付きヘルシーメニューを導入し、その20円が途上国の学校給食1食に変わる。1食食べると1食届き、どちらも健康になれるこの仕組みに惚れ込み、在学していた大学をはじめ普及する活動にのめり -
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一食につき20円の募金で自分もヘルシーになり、アフリカの子供達に給食を食べさせることができるという活動をしてるTable For TwoというNPO団体代表の作品。
団体の活動内容よりは、社会貢献とは何か、どうあるべきかということをテーマに語っている。
ページ数は少ないけど、分かりやすい言葉で大事なことがたくさんある。
特に印象的だったのは、自分がいいことをしたいっていう想いだけでは全く通じないことを何度も語っている。
いいことをしたいなら、いいことを実現できるスキルや力がないと全く役に立たない。強い気持ち、熱い想いは人にとって根本的な活力となるもので自分を支えてくれるものだけど、あく -
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開発途上国の飢餓と先進国の飽食のギャップ解決に取り組むTFT代表の小暮氏によるソーシャルビジネスの指南書。
マッキンゼーでは解決できなかった問題解決の手法が「Winの累乗」という考え方である。一般的にはよい経営とは企業、世間、顧客3方にとって良い経営といわれることも多いが、本書では以下の5Cそれぞれに対してWinの関係を作ることが大事だと説いている。
・Company(自社の従業員、一緒に働く仲間(ボランティア、プロボノ)
・Customer(消費者、顧客)
・Cooperator(提携・協業者)
・Contributor(出資者)
・Commnunity(一般社会、進出先の国や地域)
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Posted by ブクログ
いつも良い本をタイムリーに紹介してくれる、同期に借りた、TFT事務局代表の小暮さんの著書です。
ちょうど今感じていることや知りたいことがそこにあって、これは今の自分ににとってのバイブルになる可能性があると思った。あまりにも学ぶことが多すぎて一回読んだだけじゃ捉えきれなかったので、買ってじっくり読みたい。
とても参考になる箇所がいくつかあったのでpick up.
★大きな組織改革には「痛み」がつきものです。しかし、「痛み」を強いるなら、「何のために改革を行うのか」という大義、言い換えれば心のよりどころや痛みの先に待っている「未来予想図」も用意しておかなければ、従業員の気持ちをくじけてしまいま -
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20円で世界の飢餓と不満を解決する新しい仕組みTABLE FOR TWOの代表である小暮さんの新刊。
平易な言葉を使い、読者に語りかけるような文調だったので、自分の中に自然と内容が入ってきた。
この本の優れた所は、NPOやNGOなどの非営利組織に限らず、一般企業にも言及しているところ。社会貢献に関する本として終わらずに、ビジネス書にもなっているところ。
その一番の理由は、企業の分析でよく使われるフレームワークの3Cから派生する5Cという考え方で話を展開しているからだと思う。
5C;Winの累乗を実現すべき5つの分野
1.Company: 自社の従業員・一緒に働く仲間
2.Customer: -
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ネタバレTABLE FOR TWO代表として、社会起業家としての著者が書く一冊。
ある深夜、眠れなくてたまたまずっと考えていたことがこの本の序章にすべてまとまっていました。ビジネスの世界で得たことを社会的事業で生かす・・・
小暮さんも、同時に買った「武器決」瀧本先生もMcK出身ですが、文章から感じるエネルギーが違う。
武器決の編集者のインタビューによれば、読者が惹かれるのは人ごとではなくいかに「自分事」がかいてあるか、だということでしたが、武器決とこの本を比べて、「自分ごと」であるのは明らかにこの本。熱い思いに引き込まれる。
小暮さんのような人間(頭が最高にキレて温かみもある)になりたいと -
Posted by ブクログ
2011年46冊目。
「『20円』で世界をつなぐ仕事」が自分にとっての青信号だったのに対して、
本書は良い意味で黄色信号。
「進むな」という意味ではなくて、
「一度立ち止まって、再前進の準備を整えよ」と言われた気がした。
大学連合という舞台から事務局インターンに重心をシフトした身として、
前作よりもビジネスのシビアさを押し出した本書は必読だったと思う。
コストパフォーマンスから優先順位をしっかり考えなきゃいけない、
そんな中でも自分を含め関わる人たちがワクワクしていられる環境を作りたい。
ちなみに小暮さんが最後に紹介してるお勧め本、
半分以上読んだことあってなんか嬉しかった。笑 -
Posted by ブクログ
社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた
著:小暮 真久
経営の世界では、よく「WinーWin」の関係を創るようなビジネスモデルを考えることが成功のカギと言われる。取引先にも自社にもメリットがあるようなしくみが良いということである。ただそのWinづくりを、一対一の関係の中で、または取引先との関係だけに限定せずに考えようというこの、この本を通じて著者が言いたいことである。
本書の構成は以下の7章から成る。
①なぜ「テーブル・フォー・ツー」は世界規模のインパクトを生み出せたのか
②ケースで考えるWinの作り方
③一緒に働く仲間にWinを作る
④サービスの受け手にWinを作る
⑤コミュニティ -
Posted by ブクログ
2012年の本とは思えない。
この本にオンラインの文脈を載せれば
今の時代の流れに乗ってると感じた。
winの累乗を実現するための5つのC
1.カンパニー 自社の従業員
2.カスタマー 顧客
3.コミュニティー 一般社会、進出先の国・地域
4.コントリビューター 出資者
5.コーポレーター 提携・協業者
それらの視点を大切にとのこと。
①やっぱり看板屋さん向けのサービスを何かしらで
やっていくのが良いのではと思った。
思いつきだが、初期的にはクラウドファンディングで集めるか?
②顧客のファン化に重点をおく必要を感じた。
ドラッカーと同じだが、顧客の定義はとても重要なのでは無いか。
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