小暮真久のレビュー一覧
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読書時間:2時間
大きな話題となったLIFE SHIFTや自身のイタリアでの生活にインスパイアされた執筆した本。仕事を人生をより良い方向にシフトさせながら幸せを見つけるには?という問いに対して下記5つのソフトスキルの重要性を説いている。
それらは
1.見出す力・・・未来を見通し、アイディアを小さな変化から見抜き、ありのままを眺める力
2.聞き出す力・・・情報をキャッチし、相手の本音を引き出して聴き、深掘り質問から訊く力
3.嗅ぎとる力・・・トラブルやトラップを嗅ぎ取り、そう行った情報が自分に集まりやすくするようにする力
4.掴む力・・・率直に話し、手触り感のある情報で相手の心を掴みながら、 -
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ネタバレ「歯車」的な働き方では誰にもhappyをもたらせない。
従来の二者間でのWin-Winの関係ではなく、関わるすべての人、5C(Company,Customer,Cooperator,Contributor,Community)すべてがWin(=happy)になるには?
全体感を持って仕事をすること。
誰かのために役に立つという実感を持ちながら仕事をすること。
自ら課題を設定し、解決する能力を発揮すること。
わたしが描く「未来予想図」を、前の会社では実現できないと感じて辞めたので、頷ける部分も多かった。
働く目的はお金や地位じゃない。
やっぱり人をhappyにできる仕事がしたい!
NPO -
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NPO「Table for two」を事例にしているが、企業にも「社会をよくしてお金をも稼げる」が実現できることを説いた本。全体を貫く主張は「5C(顧客、一緒に働く仲間、事業を展開するコミュニティ、出資者、競合と思っていた同業者)の間でWin-Winの関係を作る(=Winの累乗)」であるが、根本にある考え方は、「今後は、経済効率性のみを追求する経営から社会に貢献するというビジョンを中心に据えた経営にシフトする」というもの。
ちょうどこのところ、ドラッカーの「非営利組織のマネジメント」「利益や売上ばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか」を読んだばかりで、これらと通じるものである。「非営利組織の -
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社会のためにはなりたいし、人のためにも働きたい。でもそれは社会企業家というほんの一部の人しか叶えられないと思っていた。でもこの本を読んで考えが変わった。
非営利組織でありながらビジネスを追求する。戦略を考える。人を育てる。これらは営利企業の中の枠でしか考えたことがなかった。この本を読むとそれらが同居していることにまったく違和感がない。
社会企業家に興味がある人はもちろんだけれども、一般の企業で働く立場からも実例と改善事例などの発見があって新鮮に感じた。
第2章で架空の会社のケースがあり、その後各章の最後にコラムでケースを振り返るというユニークな構成で読ませる。が、ノンフィクションの中にある -
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NPOとかソーシャルビジネスはいかに「共感」してもらうかが最大のポイント。「共感」が大きければ大きいほど、巨大なムーブメントになる。
じゃあどうしたら「共感」してもらえるのか?具体的な方法はいくつもあると思うが、原則として忘れてはいけないのが筆者の語る「取り巻く環境すべてにWinをつくる」ということ。
誰かが幸せになる反面、他の誰かが犠牲になったり、嫌な想いをしたり、不利益を受けたら絶対に共感しない。
「競争」ではなく「協業」は印象深いポイント。
ビジネスの世界は競争だというが、それは自分にとってなんか腑に落ちないことの1つ。競合他社というけれど、同じ業界にいて事業を行なうことは、同じ目的 -
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先日読んだ「“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事」の著者の本です
。
Table For Two(TFT)代表の著者が思う「社会貢献」とは、
という本です。
本書のほうが、より著者の熱い想いや、ビジョンが色濃く出ていると思います。なぜ、やるのか?ではなく、すべきなのかもしれません。
悶々としている人は是非読んでほしい一冊です。
なんか、気持ちがすかっとします。
純粋にこの人すごいなって感心する本です。
きっと、背中をすっと押してくれる本なんじゃないでしょうか。
周りを巻き込む。そして、それが良い方向に。
大切なことですね。 -
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「自分ではなく社会のために働きたい」
「会社で出世するよりも社会起業家として成功したい」
そういう若者が最近増えているのを実感します
「会社に貢献し利益から給与をいただく」から
「社会に貢献し善意の寄付からお金をいただく」
こんな仕組みの大転換だが日本ではどうしても馴染みが薄い
著者の団体(テーブル・フォー・ツー)は食堂利用者がTFTのヘルシーメニューを注文すると、自動的に支払い金額のなかから、子どもの給食1食分に相当する20円が開発途上国に寄付されます
ただ日本では寄付活動が無給の善意のみで頑張っているものと勘違いされるようで寄付金の8割を開発途上国に送ると説明しても「なぜ10割じゃない