小笠原敬承斎のレビュー一覧
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ネタバレ"今、私たちの日常生活に何が欠けているのかを大人が気づかなければ、子どもたちの未来には、こころが希薄で事務的なコミュニケーションばかりが行われることになってしまう。"
にとても共感する。
ことば遣いの乱れを指摘されると反発する人も多いが、
ことば遣いはこころ遣い という感覚が無いからではないだろうか。
日本語に細やかな言葉遣いが存在しているのは相手に対する心そのもの。
それが日本語の、日本文化の良いところである。
それはつつましいものであり、欧米文化に毒されて
謙虚さを否定し個人主義をもてはやす風潮も現代には強いが
程を知り、自分をひけらかす事を避けるというのは
美しい行為 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
凛としていながらも、慎みを忘れない。
しなやかでたおやか。
そんな日本の女性ならではの美しさを、グローバルな時代だからこそ、磨きたいもの。
本書では、七百年の伝統ある小笠原流礼法を受け継ぐ著者が、現代にふさわしいマナーを伝える。
「立つ」「歩く」「座る」といった基本的な動作から、訪問、おもてなし、食事、冠婚葬祭の場面まで。
プライベートでもビジネスでも、日常のあらゆるシーンで活用できる心得を多数紹介する。
あなたを輝かせるふるまいは、周りの人をも笑顔にするはずだ。
本物の気品が身につく一冊。
[ 目次 ]
1 「しぐさ」は「こころ」の表れ
2 日々の「綺麗」を重ねる
3 人を訪 -
匿名
購入済み一読の価値あり。
最近は、
伝統的なマナーと称して、
柔軟性のない意味不明なマナーが布教されがちで、辟易していました。
この本は、伝統と現代の双方を考慮して書かれていて、非常に勉強になりました。
具体的な行動だけではなく、その心根も解説してくださるので、理解が進みます。
何度も読み返して、「美人(びびと)」を目指します! -
Posted by ブクログ
ネタバレこの新書を読むきっかけとなったのは『日本はなぜ世界でいちばん人気がるのか』の北野武との対談で、北野武が小笠原流礼法の本を読んで「礼儀作法は目上の人へのおべっかではない。なぜこういう行動をとるのかが理路整然と書かれている」と言っていたから興味を持った。
この著者、小笠原敬承斎という方が女性というのは購入してから知った。
内容はとても面白かった。
気になったところ、参考になるところなどをチェックし、ページ端を折っていたら、またもや折り目だらけになった。そのくらい興味をもった。
礼儀というのは大雑把でもいけないし、丁寧すぎてもよくない。丁寧すぎてよくないのは、相手に対して厚かまし過ぎてはいけないとい -
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著者は総じて
真の礼法とは「こころ」と「かたち」から成り立つ
「こころ」を大切にする人が「かたち」を身につけると、自然で美しい立ち居振る舞いができるようになる
ということをうったえています。
小笠原の伝書のなかでは「不躾は目に立たぬかは躾とて目にたつならばそれも不躾」に共感しました。
また、書の中では
「儒教」孔子、「赴粥飯法」道元禅師、「エセー」モンテーニュ、そして「美味礼讃」 ブリア・サバランまでもが登場します。
そして総じて、儒教の教えから来ているものが多いと思います。
仁はみずからをわすれ他をはぐくみ危うきを救う。
孔子の教え の 君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず からのも -
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予備知識もなく、読み進んだ後、著書は一体どんな人?とググったら、想像とぜんぜん違ってました。本を読んでいる最中は、きっとおばあちゃんくらいの年代で「この頃の若い者は・・・」と思いながら執筆されているんだろうなーと。その実、自分も本書にあげられている、いわゆる行儀作法はまったくもってダメというか無頓着な部類に入っちゃいます。(スミマセン)
本書一冊で、上座・下座の話から、礼の角度、箸の持ち方、冠婚葬祭に向けての心構えなどハウツがいっぱい。手元に一冊おいておくと、無礼なく過ごすことができます。(あ、手元においておくだけでは、だめでした。きちんとした理解と心構えが必要です・・・。)
若い人も心構えと -
Posted by ブクログ
小笠原流礼法の礼儀について説いた本
具体的な所作も少しはあるが、大部分は心構えや気遣いについて書かれてある
下記、目次その他公開されてある情報である程度の内容は推測できる
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結局、男は「礼儀が9割」??
一流のステージに立つための心得
もともと礼法は男たちのためのものだった......
室町時代より伝わる、小笠原流礼法の
「秘伝」の古文書を本格初公開
◎ 内 容
男性は女性と異なり、礼儀をあらためて教わる機会があまりない。
しかし、上司や取引先、部下とのつき合い、そしてプライベートで大切な人との時間を過ごすうえで、まず必要とされるのが礼儀作法である。