やましたひでこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
テレビ番組「ウチ、"断捨離"しました!」を見て断捨離に興味を持ち、読みました。
テレビで断片的に紹介されるだけではわからない断捨離の本質を垣間見れました。
断捨離とはただ「モノを捨てる」のではない。空間・モノ・人との関係性の問い直し、過去の自分に執着するのではなく、「今」という時間軸から客観的に見つめ直す……その結果、モノが多すぎると分かるので捨てることになる。断捨離を実践すると必然的に過去の自分と向き合うことになるので苦しみも生じますが、それを乗り越えると空間も身も心も軽くなり、今の自分を暮らせる。それがとても魅力的でした。
本のおかげで断捨離の基本の考え方を理解できまし -
Posted by ブクログ
空海と断捨離、というセットが目新しいように思えたけど実はかなりつながっていた。空海の生い立ちと密教についてわかりやすく書かれているのが嬉しい。空海は元々官僚の道を歩む予定だった。しかし、大学寮(勉強する場であり官僚を養成する場でもある学校)に入ってから悩み、ついには大学寮をやめて仏門の道に入る。自分の道を生き抜いてきた人だと思うと親近感がわく。空海についてもっと知りたいと思えた。
かたや、断捨離。モノを捨てるイメージが強いけど、実際はモノを通して自分と向き合うこと。決してミニマリストと同意ではない。(ただミニマリストもあれこれ考えた故にミニマリストになったのだとは思うけどね)
欲は持っても -
Posted by ブクログ
やましたひでこさんの断捨離本。
何を捨てるべきか、どうすれば夫や家族が断捨離に目覚めるのか、そんな事は一切書いてません。
でも大好きな人と幸せになりたくて結婚したのに家にたくさんモノがあるせいで不機嫌になるのはおかしくて、どうすればご機嫌に過ごせるのかを考えなさいと。
モノがたくさんあって、家が片付かないのは夫のせいだと思わずにまずは自分のもの、今の生活に不要なモノを捨てること。いつか使えるから(未来)、昔の大切な思い出のモノだから(過去)、大切な人からの頂き物だから(他人)、それらは全部自分軸ではない。今の自分に必要なモノだけを手元に残したら、少なくとも私はご機嫌になれる。私がご機嫌になれば -
Posted by ブクログ
断捨離の対象として語学テキストがあることに気づき、自称語学オタクとして、一生解ききれなさそうな語学テキストをため込んでいる自分を再認識。これがきっかけで手に取ってみた。
最初は、こんまりさんのときめきのアプローチの方がわかりやすく好みかなと思いながら読んでいたけど、やましたさんの、断捨離の考え方から自分の生き方を見つめるアプローチもいいなあ、と思えてきた。本質は重なるところ多いと思う。
肝心の語学テキストについては、全くやっていないわけではないし、特に英語はそれなりに身につけているので、今の自分に必要かの軸で選別できそう。フランス語と中国語は、、まだ考え中だなあ。 -
Posted by ブクログ
断捨離とは「出す」を通して新陳代謝を促すことである。本来、断捨離はヨガの思想から生まれた概念だが、それを片付け術として日常に落とし込み人生を豊かにする手法を考え世界中に広めた著者はすごいと思う。人間も排泄を通した新陳代謝が必要であるのと同様、家も不要なものは捨てることで残ったものの価値を改めて実感できたり、出すことで新たに大切なものが手に入ることがある。人間も排泄をしないと新しいものを取り入れることができないさけでなく、老廃物が溜まると病気になることもあることから、新陳代謝の考え方とその重要性を片付けという日常生活に落とし込み説明されていたのは分かりやすいし、納得することができた。また、美しい