田母神俊雄のレビュー一覧
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元航空幕僚長・田母神俊雄さんの著書。
戦後に警察予備隊として始まった自衛隊の歴史と、彼らの手足を縛り自主防衛の道を阻んできた国内外勢力について述べた本。
今でこそ、日本国憲法がGHQ占領下に一方的に押し付けられたものとの説明は各所に多く出ている。だが、マッカーサー三原則や自衛隊法の交戦規定、教育基本法、自虐史観、隣国に媚びる政治家といったあらゆる勢力が日本の真の独立を妨げてきたことを書いた本は、おそらく当時初めてだったのではないか(2013年5月発行)。
1960年に岸信介総理が日米安保条約を改定した結果、米国相手に有事の防衛義務を取り付けた。この英断により、今日まで続く安全保障環境の土台 -
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ネタバレこの二人の方は日本の国防の実務の現場で命懸けで働いて生きてこられた方々です。
このお二人に限らないですが、頭でっかちで実務とはかけ離れてしまっている、極端な表現をしてしまえば「趣味人的」な学者的意見よりも、少しでも現実社会で実務的な働き方をされてきた方々の意見はとても現実的で説得力があります。
李承晩の指示により抑留された竹島漁民たちが受けさせられた死傷者四十数名、拿捕された船は300隻以上で、拿捕された船を韓国が奪い、抑留された漁民たち。
韓国政府が拿捕した日本人漁民を人質にして、日本にいる多数の在日韓国・朝鮮人の悪質な犯罪者を釈放させ、特別在留許可を与えさせ、日韓基本条約の交渉にも、人質 -
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何も考えずに「日本が悪い国だった」とする自虐史観に抑えこまえ、韓国中国ロシアアメリカといった周辺国に対してなめられっぱなし、と思う今日この頃。
日露戦争で、歴史上初めて有色人種の国が白人の国と戦争して勝った戦いを始め、アジアの欧米列強からの解放を掲げた大東亜戦争は、白人の植民地主義に終止符を打ったとして、アジアを中心に評価する声が多数ある。
戦争で反省すべきことは反省するし、貢献したところは素直に感謝を受けるべきだし、大東亜戦争の本当の意味や意義については、冷静に事実に基づいて整理していく必要がある。
事実とは何だったのか、に思いを馳せ、学ぼうとする気になることこそ、本書の最大の売りだろ -
Posted by ブクログ
本書は、現在の日本の安全保障状況や、手枷足枷の状態にある自衛隊の状況、また安全保障を今後どのようにすべきか等を元航空幕僚長田母神俊雄氏により一般大衆向けに持論や体験を交えつつ開陳したものである。
本書後半では具体的な数値データ等を検討して、自衛隊を日本国軍(正式に国際法上の軍隊とすること)にするための提案がなされている。
本書に記述されている事柄は、著者による私見を軸に論理展開されている為、これに賛同するも反論するも、またまたよくよく考えてみようと思うことも多種多様であろうし、本書一書だけで何らかの結論に至ることは至難な性質のものであろうと思う。
しかし、昨年の中共による尖閣侵略 -
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日本侵略を阻止する追加軍備費用は
「子ども手当初年度予算のたった?3分の2」≒1兆4000億円。
現在の防衛費を1.5倍弱に増やす程度。
実際に使うためではなく、
こちらは本気だという国家として抑止力のある軍備が必要。
原子力潜水艦
原子力空母
爆撃機
いずれも現在の日本は、当然、非所有。
最新鋭潜水艦はあるが非原子力で、レーダーに発見されにくいが、
排気ガスを抜くため定期的に浮上しなければならない。
自衛隊が発動するには、
お役所的な手続きを踏まないといけない、危険な危機管理体制。
北朝鮮は恐れることはない。
ミサイルは日本に落ちない。万が一、落ちたら、反撃されて、