【感想・ネタバレ】田母神国軍 たったこれだけで日本は普通の国になるのレビュー

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Posted by ブクログ

反米保守という、日本の政治に欠けている思想の持ち主。

本書では自衛隊航空幕僚長を務めた経験を踏まえて、日本の国防の問題点と解決策を紹介している。

その中でも、中国による尖閣占領のシミュレーションと、日本の核武装の試算は目を見張るものがある。

残念なのは、防衛省のデータと米軍のデータのみを応用して必要予算を試算しているので、少し曖昧なところがある点。

ただ、アメリカかぶれの日本人や、危機意識のないお気楽国民、そして反日政権の民主党には是非読んでいただきたい一冊である。

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2011年08月08日

Posted by ブクログ

 本書は、現在の日本の安全保障状況や、手枷足枷の状態にある自衛隊の状況、また安全保障を今後どのようにすべきか等を元航空幕僚長田母神俊雄氏により一般大衆向けに持論や体験を交えつつ開陳したものである。

 本書後半では具体的な数値データ等を検討して、自衛隊を日本国軍(正式に国際法上の軍隊とすること)にするための提案がなされている。

 本書に記述されている事柄は、著者による私見を軸に論理展開されている為、これに賛同するも反論するも、またまたよくよく考えてみようと思うことも多種多様であろうし、本書一書だけで何らかの結論に至ることは至難な性質のものであろうと思う。

 しかし、昨年の中共による尖閣侵略や、3.11大震災の足元をみるような周辺国の不穏当な振る舞い等々の事実を考えるとき安全保障に対して「具体的に」どのような変化を必要としているか日本国民が判断し答えなければならないだろう。もはや見ざる聞かざる言わざるでは済まないであろう。

 本書はそれを考える手がかりとなることは請け合いである。

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2011年05月14日

Posted by ブクログ

日本侵略を阻止する追加軍備費用は
「子ども手当初年度予算のたった?3分の2」≒1兆4000億円。
 現在の防衛費を1.5倍弱に増やす程度。
 実際に使うためではなく、
 こちらは本気だという国家として抑止力のある軍備が必要。

  原子力潜水艦
  原子力空母
  爆撃機

いずれも現在の日本は、当然、非所有。
最新鋭潜水艦はあるが非原子力で、レーダーに発見されにくいが、
排気ガスを抜くため定期的に浮上しなければならない。

自衛隊が発動するには、
お役所的な手続きを踏まないといけない、危険な危機管理体制。

北朝鮮は恐れることはない。
ミサイルは日本に落ちない。万が一、落ちたら、反撃されて、つぶされる。
中国にとって日本は太平洋への蓋。邪魔な存在。
小さな偶発を装ったきっかけから、既成事実を作り、
相手(日本)の出方によって、本格行動に移り、正等な理由で実行支配する。

本著は3部構成で、
最初が最近の事件についての分析と対策提言。
次に、著者の生い立ちをユーモアを交えて紹介。
最後に、抑止力としての必要軍備の詳細とその計算。

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2013年01月23日

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