片山憲太郎のレビュー一覧

  • 電波的な彼女

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    過去話にあたる、「紅」から先に呼んだので、「紅香さんとその息子普通に生きてるじゃん!」と辟易してしまった面もあったのですが、作品自体は面白かったです。しかし、発行順と逆の順序で(作品内の時系列順)読ませていただいた身からすれば、「電波的な彼女」の方が「紅」のサブ、という風に感じられてしまいました。内容と設定の濃度的にも、若干此方が薄い感は否めません。物語は、そうですね・・・やはり薄味。続刊が出ている時点で、「1巻」として読むなら何ら問題はありませんが、それ単体で読むとなると・・・「結局あそこの伏線はどうなったの!?」と物議を醸したくなってしまいます。そんなわけで星3つ。面白いけど、ぐっとはきま

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    2009年10月04日
  • 電波的な彼女

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    「我が身はあなたの領土。我が心はあなたの奴隷。我が王、柔沢ジュウ様。あなたに永遠の忠誠を誓います」――――見知らぬ少女、堕花雨にそう誓われ、困惑する柔沢ジュウ。偶然にも連続殺人事件の第一発見者になってしまい、事件に関わることに…。
     途中で犯人が分かってしまったのがいささか残念。が、犯人の心理状況が細かく描かれており楽しめた。雨の電波具合が、なんか良い。

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    2009年10月07日
  • 電波的な彼女

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     焼かれた煙を見れば、死んだ人間の魂が天に昇ったように錯覚もできる。だが、それすらも見えなくなった今、死んだ人間の魂はどこに行ったと解釈すればいいのか。
     そんなものはない、と思えば済む話だろうか。
     忘れれば済む話だろうか。
    (P.168)

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    2009年10月04日
  • 電波的な彼女 愚か者の選択

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    前作からキャラが2人増えて物語にほんの少し幅が出ます。また、前作同様事件の犯人についてはそのキャラの初登場シーンで予測がつきます。加えて、筆者の意見がふんだんに盛り込まれてます。そういうのが嫌な人には勧めれません(気にならない人にはどうでも良い事です)。

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    2009年10月04日