H・G・ウェルズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画史でオーソンウェルズについて学んでからずっと気になっていた作品。要約されていたおかげでさっくりと流れを追うことが出来た。病原菌によるエンドとハッピーエンド(奥さんと生きて再会)に救いがあって良かった。ハーバート・ジョージ・ウェルズによる1897年の作品。The War of the Worldsが原題。
やっぱり原題くらいは書いておいてほしい気がする。
カタカナにすることで海外作品を翻訳したものということはわかるけれど、子供の頃から私は、日本と海外という2極の世界の中でずっと生きていて、邦楽、洋楽とか。洋書、和書とか。その海外というのがフランスだろうがイギリスだろうがアメリカだろうが全部一緒くたに外の世界に存在している感じだった。
これはイギリスで描かれたもので、宇宙人はもちろんイギリスに最初降り立ちイギリス人を攻撃してくるんだけど、よく考えたらなぜってなるよね。
食欲をコントロールできない牧師、理想論を語ってサボっている砲兵などの描写をしたのは良かった。トライポッドの攻撃のシーンもあまりグロテスクではなくでも希望を打ち砕く感じのSFってところで。私たちはうさぎの気持ちが初めてわかったっていう部分とか人間がパニックに陥る部分(恐怖の津波は人間のモラルまで破壊する)など興味深いシーンが含まれていて良い要約だったと思う。やはり古い作品だからか、例えば鋼鉄都市と比べたら世界観の辻褄あわせのスケールが全然違うけれど、年代も考えて、触れておくべきというか知っておいて良かった作品だと思う。