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現在のSFはH・G・ウェルズの恩恵を受けていると思うたびに、凄い作家だと感服してしてしまう。古典SFを愛読しているのは、SF発想の原点だからだ。ヘンリー・ジェイムズから純文学を書くように勧められても、自分の世界をつらぬいたというそうだ。異星人との闘いから、透明人間、タイムマシン等、一体どこから奇抜な...続きを読む発想を思いついたのだろう。世界で最初の本格SF小説だから、発想の熱いロマンを分かち合いたい。
Posted by ブクログ 2012年08月30日
先に映画を見てしまい、がっかりした後に原作を読んだのだけど、なぜ映画化されたのか不思議。もちろん本で読むほうをオススメ。
それにしてもよくあんなにも遥か未来に行くことを思いついたなぁ。地球が存在するかどうかすらわからないのに。突然宇宙空間に放り出されたらどうするつもりだったんだろう?
Posted by ブクログ 2009年10月04日
高校の頃に友人に強く薦められて読んだ本ですが、本当にすっかり魅了されてしまいました。
タイムマシンの原点と言われるお話。
こう言う事を一番始めに思いつく人の頭の中と言うのは、いったいどうして出来てるんでしょうか?
スゴイの一言です。
Posted by ブクログ 2012年05月02日
優雅で無能な地上人と、暗い地下で労働に従事する食人鬼に人類が分化した八十万年後の世界。
この作品がなかったら「ディストピアを通した文明批判」というSFのテンプレは生まれなかったのかもしれない。
この革新性はすごい。
Posted by ブクログ 2017年08月16日
失っても二度と戻らぬ時間。それを科学の進歩で取り戻すことが出来たなら…そんな思いから生まれたのではないかと考えてしまう。それはきっと、誰しもが持つ希望なのだろう。
タイムマシンという定義を作り出した記念すべき作品。その後あたまに現れるSF作品を楽しむためにも、是非一読すべきかと。
まだ、時...続きを読む間を旅することのパラドクスそのものも思いつかない黎明期。素直な気持ちで楽しんでください。
Posted by ブクログ 2022年02月23日
表題作の『タイムマシン』は無くなったタイムマシン探しに多くを割かれやや躍動感に欠けると感じた。恋仲?であったウィーナの死も呆気なく書かれていた。しかし他の収録されている短編は名作が多いように感じた。
Posted by ブクログ 2020年08月09日
中編「タイム・マシン」+短編集。正直なところ、表題作の「タイム・マシン」はディストピア感というか、ポストアポカリプス感が強くて馴染めなかった。一方、「奇跡をおこせる男」はオチが最高に面白かった。もしこの本を読む機会があれば、これだけは読んでもらいたいです。