野口絵美のレビュー一覧
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このクラスに魔法使いがいる」なぞのメモに、寄宿学校は大さわぎ。魔法は厳しく禁じられていて、魔法使いは見つかりしだい火あぶりになるからだ。だれが魔法使いなのか?メモを書いたのは?「おまえが魔法使いだろう」と真っ先に疑われたのは、仲間はずれの男の子チャールズと、有名な大魔女の血をひいている女の子ナンだった。続いて、校内で魔法としか思えない事件が次々に起こりはじめた。音楽の時間に鳥の歌を歌えば、ものすごい数の鳥が飛びまわる。夜中に学校じゅうの靴が集まり、講堂にどさどさふりそそぐ…。やがて副校長の息子で嫌われ者のブライアンが、「魔法使いにさらわれる」と書き残して失踪し、さわぎはますますエスカレート。追いつめられたナンと仲間たちは、古くから伝わる助けを呼ぶという呪文を、唱えてみることにした。「クレストマンシー!」すると現れたのは…?
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ネタバレ魔法呪文作りで名高い二つの家が反目しあう、イタリアの小国カプローナでのトニーノの冒険。
大魔法使いクレストマンシーシリーズの一作。トニーノはあまり魔法が上手に使えないが猫と話ができる魔法の名家の子供。失われた歌を取り戻すことにより、国の危機を乗り越えることができるらしいが、その歌の在処がみんな分からない。途中でトニーノの姉とアンジェリカの兄が結婚していたというロミオとジュリエット的な展開も読める。パオロとレナータも仲良く行方不明になった弟・妹を探すし、両家はおそらく仲良くあっただろう。
人形に姿を変えられ、魔女に見つからないように館を脱出する下りはどきどきしながら読めた。 -
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クレストマンシーシリーズの外伝。以前の登場人物が主人公の短編集。
面白かったのは『妖術使いの運命の車』。
以前、クレストマンシーに魔法を取り上げられたチンピラ魔法使いが、
自分の魔法が元に戻っている異世界に逃げたものの、
そこで盗んだ車には……
それと、『キャロル・オニールの百番目の夢』。
ベストセラー夢見師の少女が、記念すべき100本目の夢を見ようとしたのだが、全く見ることができない。
高名な精神科医にも原因不明。
そこで、少女の父親が小学生時代のクレストマンシーの同級生というつてで診てもらうことに。
その原因とは?
ジョーンズの作品の魅力は、小狡くてキチガイっぽいクソガキの描写。
クレストマンシーシリーズ全体に言えることだけど、特に短編集はそれが薄い。
そんな中で『キャロル・オニールの百番目の夢』はいい感じだったかな。
夢が見れなくなった原因も好みだし。 -
Posted by ブクログ
クレストマンシーの4冊目。
今度はイタリアが舞台。
いがみ合っている呪文作りの名門両家の魔法の力が弱まっている。
クレストマンシーの忠告にも耳を貸さず、国はは戦雲が立ちこめつつある。
さらに、両家の子供、トニーノとアンジェリカが何者かに誘拐され……というような内容。
今回は、魔法使いではなく、魔術師一家が主人公。
作中ではこの両者区別されていて、魔法使いは能力、魔術師は技術で魔法を使う、という感じになっている。
この作品では、魔法を唱えるのではなく、歌うことによって発動する。
もうひとりの主人公、アンジェリカは非常に音程が狂うため、魔法が見当はずれの方に効いてしまうのだ。
気違いじみて、暴力的なまでの子供キャラが魅力のジョーンズだけど、今回はかなりいい子。
それを補うための魔法コンプレックスなのかもしれないけど、ちょいイマイチ。
その代わりに、ちょっと頭の足らない風な大公がいい味だしてる。