グリム兄弟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“鏡よ鏡、かべの鏡よ。この世で一番美しいのは、だれ?” 魔族最後の生き残りである美しき妃・ジュリアナはそう尋ねずにはいられなかった。けれども、その美しさは永遠には続かない。次にいちばん美しくなるのは、母妃を早くに亡くした王の末の娘・白雪姫だった―― “世界でいちばん美しくなければいけない” 次第にその美しさを失っていく黒の女王と、無垢なるがために何も知らない白雪姫。二人の運命はすれ違っていく。“世界でいちばん美しくなければいけない” なぜ、どうして? その悲しい理由とは――? 世界的に有名な童話「白雪姫」をモチーフに、人気作家・久美沙織が、お妃様とラストに大胆なアレンジを施した誰も知らないプリ
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リスペクトされまくりの名作
このテンポ、そうだそうだと幼少期に読んだ印象が蘇りました。4匹の出会いと最後の活躍のシーンの畳み掛けが醍醐味ですね。ブレーメンの名前は後世の色々なアニメや漫画などにもリスペクトされてますね。
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購入済み
記憶と違っていた
こんなに単純明快な話だっけ、とビックリ。似たような話が童話にはいくつもあるので、ごちゃまぜに記憶してしまったらしい。ちゃんと原作が読めて良かったです。
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Posted by ブクログ
ヨーロッパに伝わる古い童話なのに、語り口が完全に日本昔話なので違和感が凄い。
訳者は原語の砕けた口語体や、童話ならではの言い回しを表現するために日本の昔話的に訳したのだろうが、「昔話らしさ」以上に「日本」を感じてしまってダメだった。
内容は大分面白い。「悪魔の三本の黄金の毛」や「テーブルごはんだ」「漁師とかみさん」「手なし娘」「死神の名付け親」「杜松の木」「ツグミ髭の王様」など、物語としてかなり没入できる。
その一方で、なんだこりゃと思わされるものもいくつか。「コルベス様」「トゥルーデ婆さん」なんかは、物語というにはシンプル過ぎて面白さは半減だが、逆にインパクトはある。
本書一冊で56 -
購入済み
読後の感想について
名前だけは知っていたのですが、いざ内容を問われた時に答えられないのは個人的にイヤだったので、呼んでみました。
内容はともかく、典型的というか王道のおとぎ話と言った感じです。