【感想・ネタバレ】グリム童話(下)のレビュー

あらすじ

グリム兄弟は昔話をできるだけ純粋な形でとらえようとしました。尻切れトンボの話もそのまま書きとめ、無理に完成しようとはしなかったのです。と言っても口伝えのまま活字にしたわけではありません。耳で聞いた話を忠実に写しながらも、いかに印象深く語るかに心血を注ぎました。この池内紀訳もまた彼らの態度を継いでいます。昔話特有の「骨太な素朴さ」を失わないように原文のリズムを翻訳でも生かすことをモットーにしました。(下)には「白雪姫」など35編を収録しました。

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Posted by ブクログ

内容は上の時と同じく。ただ、下巻の訳者あとがきには、数ある解釈の例が提示されています。それを読んだ後に、物語を再度読み直すと、また違った面が見えてきて、より一層深みを与えてくれるんですね。中にはゾッとするような解釈もあり、子供には見せたくない、「大人」のグリム童話が楽しめました。

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2011年03月07日

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