前間孝則のレビュー一覧

  • ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―(新潮文庫)

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    ホンダジェットに関する本は、これで2冊目であるが、実際に同業経験のある方の本だけになかなか読み応えがあった。技術的な面白さだけでなく、組織論としても興味深く読めた。

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    2019年02月24日
  • 新幹線を航空機に変えた男たち

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    親父が貸してくれた。
    鉄道や新幹線につよい興味を持っているわけでもないので、「まぁ時間があるときにでも」という感覚だったが、読みはじめるとおもしろくて、一気に読んでしまった。

    「戦前には弾丸列車計画があった」・・・巨大事業の新幹線工事が予定どおり完成してうまくいったのは、戦前に『弾丸列車』の計画があったから。。。

    とか、


    時速300キロ前後となると、走行車両の車輪とレールの間に生じる摩擦抵抗なども含めた全抵抗のおよそ90パーセントが空力抵抗。。。

    あぁ、だから変なカタチになってきたのね。とか、

    航空技術と新幹線の関係、戦艦大和との類似性。。。

    とか、
    s
    東海道よりも、東北や九

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    2014年07月28日
  • 日本の名機をつくったサムライたち

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    戦中に主任設計者として数々の軍用機を開発してきた技術者たちから、終戦間際に日本初(世界で3番目)のジェットエンジンを開発した技術者、その後敗戦による航空禁止令により生じた航空空白7年の間の苦闘、さらには航空解禁後のYS-11の開発と事業化失敗、ボーイング767・777・787の共同開発という名の下請け、そして日本待望の自主開発・事業化が進むMRJ(三菱リージョナル・ジェット)とホンダジェットまで。

    それぞれの時代を担った技術者・経営者一人ひとりにに丁寧に取材を重ねまとめられた、一冊。
    これほどまでに様々な技術者・経営者の息吹をすぐそこに感じさせつつ、日本の航空史の全てを網羅的にかつ見事にまと

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    2014年03月15日
  • 日本の名機をつくったサムライたち

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    久しぶりに「読んでおいて良かった」と思えた良著。
    「風立ちぬ」や「はやぶさ」で一般にも浸透した堀越二郎氏、糸川英夫博士の人となりまで見えるエピソードやインタビューも面白い。三菱重工の西岡元会長が「日航の入社試験を受けに行くついでに三菱に挨拶に寄ったら、堀越二郎氏に一喝されてその場で三菱入社」という逸話に驚愕。これ、有名な話なのだろうか。
    ボリュームがあって専門用語も多く、敷居は高いかもしれないが、出来る限り多くの人に読んでもらいたい一冊。

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    2014年03月02日
  • ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―(新潮文庫)

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    HondaJetかっこいいですよねぇ。飛行機を買える身分では無いですが、もし、帰るのであれば、買ってみたいかっこいい飛行機です。

    驚くところは、この名機を開発したのは自動車メーカーのHONDAであって、しかも、独力で開発したというところ。“独力”というところはHONDAっぽくて好きです。その“独力”っぽいところは、エンジンが、主翼の上に立って設置されているという事路からもわかります。この配置は、燃費や空力に有利な配置なのですが、それを見つけ出したのもHONDAイムズのなせる業。コンサバメーカーならば、敢えて、こんな一見風変わりな位置にエンジンを置こうとはしないですもんね。

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    2022年04月02日
  • ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―(新潮文庫)

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    技術系経営者を応援する本。
    ホンダジェットの歴史を知れて本当によかった。

    すごく難癖つけて申し訳ないけれど、構成をもっとシンプルにできたら良いのになと思った。私なら、割り切って藤野さんに焦点を当てて書く。川本さんと藁谷さんが部分部分になっていて、もったいない。

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    2021年12月13日
  • 飛翔への挑戦―国産航空機開発に賭ける技術者たち―

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    第二次大戦における名機である十二試艦上戦闘機(零戦)などの紹介から始まり、戦後をけん引した支援戦闘機F-1,F-2、防衛省機のP-X,F-Xの開発、さらには次世代航空機としてのSSTや、民間のホンダジェット,MRJなどなど、盛り沢山の内容。
    開発者の本音や時代背景を盛り込みながら、それぞれのエピソードがコンパクトにまとまっていて読みやすいのが◎。
    それでいて、淡々と開発の現場をレポートするだけでなく、物語性に富んだ情熱の記録が記されていて、読んでいて実に胸が熱くなります。

    特に興味深かったのが、C-1の後継機である次期C-X(XC-2)開発の物語(「二機種同時開発、成功の秘策」)。
    子供の頃

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    2021年10月24日
  • ジェットエンジンに取り憑かれた男

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    ジェットエンジンに興味がある訳じゃないけど、製造業の末端で働く者としては興味深い話ばかり。
    今で言うとブラック企業的な内容。
    ただそこには、働く者の意地とプライドを垣間見る!現在私たちが安穏として生きていけるのは、先人の汗と涙の結晶の賜物である技術を残してくれたから。それにあぐらをかいている身が恥ずかしい

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    2021年09月25日
  • ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自動車メーカーであるホンダが作った、ジェット機の開発の話である。
    そのため、技術や発明の話が多い。しかし、開発から販売までの会社の組織・政治の話も多々出てくる。
    自分がサラリーマンだからか、組織内の話になると身をつままれる思いになる。

    組織をまとめるためのリーダーシップ、仕事を達成するためのチームワーク、個々の力を発揮させるためのコミュニケーション。
    それらが、話の中で出てくるが、それを自らの仕事と比較して、溜息をつきたくなった。

    つまりは、藁谷さんや藤野さんは技術者としてもすごいが、それ以上に会社人としてスゲー。

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    2019年05月01日
  • 新幹線を航空機に変えた男たち

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    新幹線の開発に航空機設計者が如何に貢献したか、航空機設計に新幹線が如何に近づいてるかが主題ではあるけど、気がついたら中盤はほぼ『トンネル微気圧問題』の解説書。新幹線のデザインが如何にトンネル微気圧問題に対応すべくデザインされたかの話しがかなり長い。
    それだけトンネルの多い日本の高速鉄道でトンネル微気圧が大きな課題かということ何だけど、一般読者に着いてきてもらう気ゼロ。
    電車というより音問題の本として面白かったですよ。

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    2016年06月29日
  • 新幹線を航空機に変えた男たち

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    元技術者のノンフィクション作家だけあって、技術に関する突っ込みが深い。終盤のリニアに関する記述は、いろいろ考えさせられる。でも、商業運転するのも見てみたいなあ。中央新幹線という形がいいかどうかは別として。

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    2015年01月18日
  • 新幹線を航空機に変えた男たち

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    「新幹線を航空機に変えた」というのは厳密には間違いだと思います。
    「新幹線の開発には、鉄道に航空機の要素を加える必要があった」とした方が、真実に近いと思います。

    新幹線の凄さは、突き詰めて考えると、車両に関する技術ではなく、線路やダイヤも含めた、新幹線というシステムにあると思います。
    そして、そのシステムの構築の責任者であった島秀雄は、思っていた以上に凄い人だということがわかりました。

    やはり、偉大な業績は、偉大な人物によって支えられているのですね。

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    2014年09月07日
  • 日本の名機をつくったサムライたち

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    経験豊富な戦前の主任設計者たちの強いリーダーシップやスピリットが感じられた一冊。
    「歴史的洞察」の重要性、偉大な先人の貴重な体験や教訓、反省、知見から学ぶべきことが多くありますね。

    技術者の仕事というのは芸術家の自由奔放な空想と違っていつも厳しい現実的な条件や要請がつきまとう。しかし、その枠の中で水準の高い仕事をなしとげるためには、徹底した合理精神とともに、既成の考え方を打ち破ってゆくだけの自由な発想が必要なこともまた事実である。(堀越二郎)

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    2014年01月11日
  • 飛翔への挑戦―国産航空機開発に賭ける技術者たち―

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    航空機には夢と熱い思いが詰まっていることがよくわかる一冊。

    技術者達の視点での航空機開発の裏話が楽しい。

    ただできれば、成功の話ばかりだけでなく、失敗したMU-300の検証もあれば、なお深く日本の航空機開発の歴史や現状を理解できたように思う。

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    2012年05月03日
  • ジェットエンジンに取り憑かれた男

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    エンジニアの苦悩と、成長の歴史。エンジニアを自負する人は必読かな。戦前〜近代のジェットエンジンの変遷に興味がある人も是非。

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    2009年10月04日
  • ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―(新潮文庫)

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     ホンダジェットが飛び立つまでの30年の軌跡を追う。

     というノンフィクションなのだが、車内でウトウトしながら流し読みしてたから内容あまり覚えてないや(これはヒドい)。

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    2019年01月15日
  • 亜細亜新幹線 幻の東京発北京行き超特急

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    戦前には弾丸列車構想っていうのがあって、それは東京〜下関、さらに海底トンネルを掘って、朝鮮半島を経て、満鉄、中国へと繋がる大構想のノンフィクションでした。

    それが戦後の新幹線へと繋がっていく訳ですが、それに親子で関わった島安次郎、秀雄親子の技術者の夢と明治の頃から鉄道の軌道幅(広軌と狭軌)の論争と政治の思惑が複雑に絡み合っています。

    明治の頃、もし広軌幅になっていたら、日本はまた違った世の中になっていたでしょう。たった400ミリくらいの違いですが。

    あと、鉄道と戦争という関係も密接なものだったんだと改めて感じました。

    全体的には、弾丸列車の話と島親子の話、広軌と狭軌、さらに戦後の新幹線

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    2012年06月19日
  • ハイテク開発の魔術師たち 未踏技術に挑む

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    第一線で活躍している研究者に取材し、日本の21世紀を担う「独創」技術にスポットをあて、その全貌を明らかにする。

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    2009年10月04日
  • 富嶽(下) 米本土を爆撃せよ

    000

    B38

    B29の後釜
    イギリスがドイツに負けた場合、米国本土からドイツを直接空爆する為に作られた機体。
    機体はマグネシウム製、初飛行はしていたそうですが、B29も意外と歩留まりが悪かったので、
    運用には苦労したかもです。
    イ400改で空爆するほうが現実的な気もしますが、迎撃機がわんさといるのでしょうから。
    まあ、お好みで。

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    2024年08月05日