植村直己のレビュー一覧

  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    直己の半生。犬ぞりとかし始める前の山登ラーだった頃の自伝。

    文才はないが、事実のみを書き記すだけでこんなにもハラハラドキドキさせさらるとはおどろき。
    山登りのリアリティもさることながら、山に登るために費やす下での暮らしについても深く記されていてgood。旅先での出会い、というか直己の惚れっぽさはまるで寅さんのよう。

    映画化された「植村直己物語」と併せて観ると尚良。

    0
    2010年09月27日
  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    ☆毎度のことだから、もうロコ(バカ)と聞いても怒る気にもなれない。いいさ、バカと煙は高いところへ登りたがるんだ。おれは登ってやるぞ、ひとりで南米の最高峰へ・・・

    ☆しかし、山登りはたとえどんな山であろうと、自分で計画し、準備し、自分の足で登山する。その過程が苦しければ苦しいだけ、それを克服して登りきった喜びは大きい。

    ☆いくら私が冒険が好きだからといっても、経験と技術もなくて、また生還の可能性もない冒険に挑むことは、それは冒険でも、勇敢でもないのだ。無謀というべきものなのだ。それがどんなに素晴らしい挑戦であったにしても、生命を犠牲にしては意味がない。

    言葉はいらないだろう。植村直巳になろ

    0
    2010年09月06日
  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    ■概略
    世界で初めて五大陸の最高峰を制覇した日本人登山家・植村直己が記す登山日記。
    ゴジュンバ・カンの攻略からマッキンリーの単独登攀まで、当時の日記を振り返りながら自らの人生を振り返っている。

    ■感想
    この本を読み冒険家という人生の在り方を知り、衝撃を受けました。
    ただひたすら自分の夢のために全力で今を生き、1つの夢の達成の後にはさらに大きな夢を描く。
    将来のお金の心配や社会的立場などの現代的なしがらみに捕われず、自由に人生を謳歌する生き方。

    翻って自分を見てみると、嫌になるほど多くの呪縛に捕われているような気がします。
    この本は、人の敷いたレールを進みがちな自分に「人間は勇気を持って行動

    0
    2010年04月28日
  • エベレストを越えて

    Posted by ブクログ

    植村直己の3作を読めてよかった。スケールはまったく違うけれど、山登りをしていた者として感動しました。
    お勧めの本です。

    0
    2009年11月15日
  • エベレストを越えて

    Posted by ブクログ

    植村さんの本の中でも好きな1冊。エベレストを真ん中にして、彼の人間臭くて、朴訥で、温かな人柄が伝わってきます。

    0
    2009年10月04日
  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    植村直己さん。有名な登山家だってことは知ってました。
    だけど、どんな人なのかはさっぱり分かりませんでした。
    本を読み、この題名通りの人生を歩んだ人だと分かりました。
    夢を叶えるための行動力が半端ない!
    そしていつだって前向きな人。
    心にガツンを重い何かがぶつかったような気分になりました。

    0
    2009年10月04日
  • 極北に駆ける

    Posted by ブクログ

    自分の当たり前を疑い、考え直すのに最高の本

    ありきたりな日常に嫌気がさし、見知らぬ土地に冒険を求めたくなることが誰にでもあると思います。

    そうしたとき、非日常を存分に楽しめる本です。

    もしくは、その冒険を本気で実行したいと思ったとき、本当にその覚悟があるかどうかを問い正されるような本です。

    いずれにせよ、高い目標に向けて挑戦する人に、行動する勇気を与えてくれます。

    0
    2021年05月14日
  • 極北に駆ける

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやー、やはり植村さんの文章力はすごい。読み手はどんどん引き込まれる。
    本書は、植村さんが南極大陸横断にあたっての試験的な、訓練的なグリーンランド物語りであり、その際に関わったエスキモーとの文化の違いなどを、大変な文章力で綴る。しかしながら、冒険書は冒険書であり、内容も非常に興味深い。エスキモーは、犬橇を引く犬を、用に足さなくなると、皮を剥いで食べてしまうが、植村さんは、どうしてもそれができなかった。エスキモー部落から単独3000キロの特訓旅行に出て、危うく遭難しかけて、飢えかけても食べることはできなかったという。こんなとこにも植村さんの人柄がよく現れているといえよう。

    0
    2019年07月30日
  • 極北に駆ける

    Posted by ブクログ

    犬ぞりでの旅が如何に厳しいものであるかを理解できた。
    現在はどうやって北極点や南極点へ行っているのだろうか?

    0
    2017年07月04日
  • 極北に駆ける

    Posted by ブクログ

    偉大なる冒険家の偉大なる挑戦の一編。
    しかし日々の思考は泥臭く至って普通の感性を持っていると感じる。
    周りから無茶だと言われていたことに挑戦する姿勢は素晴らしいが目的地をあえて周りの人達に言わずにいつでも予定を変更できるようにすることなどはいかにも人間臭いと思う。

    0
    2015年09月02日
  • エベレストを越えて

    Posted by ブクログ

    植村さんの冒険はとても過酷で悲しい。でも植村さんは冒険を続ける。そんな姿がとてもかっこよく、冒険に魅せられてしまいます。
    ただ、山の名前などよくわからないところが自分にとって読むのに少しストレスだった。

    0
    2013年04月28日
  • エベレストを越えて

    Posted by ブクログ

    植村さんの自著を読むのは初めてだが、なかなか良くまとまっている。最後の登頂で同僚を亡くすシーンの描写が秀逸。

    0
    2013年04月11日
  • 極北に駆ける

    Posted by ブクログ

    極北グリーンランドのイヌイットの人たちの氷に閉ざされた自然の生活を、作者自身もイヌイットの村民となって体験する様子がいきいきと伝わってきてさくさくと読み進めました。数ヶ月たらずで犬ぞりで数千キロの旅なんて、やっぱり植村直己さんは偉大だ。
    衝撃だったのが「学校に行ったってなんの意味があるんだい、本を読んだって目が悪くなると狩りができなくなって生活に困るじゃないか」という村の人の言葉。ここでは生きることとは狩りをすること。本で得た知識で家族を養っているわけではない。本物の狩人は純粋に自然の生態系の一部だから、存在自体がすごく文明とはかけ離れた存在なのかも。そう考えると自然に生きる人と文明を築く人は

    0
    2012年07月01日
  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「青春時代に読むと危険な一冊」との帯が忘れられず、青春時代ではない(?)にしろ長年読みたかった一冊。

    職場で読んでいると
    「お、冒険家にあこがれてるんか?でもまぁ、かっしーは毎日が冒険みたいなもんやからなぁ」と茶化された。そんなに私、はちゃめちゃしてる?笑 でも、毎日冒険家って良いな。

    137p〜忘れ得ぬ人々〜の章。背筋が伸びる思い。

    「過去ばかりあれこれ思い出して、センチになっているわけにはいかない。自分は現在に、未来に生きなければいけないのだ。…
    オレはやるぞ!」

    0
    2012年01月22日
  • エベレストを越えて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人初のエベレスト登頂。
    五大陸の最高峰に足跡を残し、
    北米マッキンリーに登頂するも命を落とした。
    冒険家植村直己さんのエベレストをめぐる一冊。

    山登りをしている人なら一度は手にする本かもしれません。

    数年前、エベレスト街道を歩いた経験があります。
    その時に通った場所の懐かしい地名が随所に散りばめられています。
    当時私はナムチェバザールに入ったあたりで高所障害がでてきて、
    その後何日かまともな食事をとることができず
    つらい日々を過ごしました。

    本書に出てくるエベレストを目指す人々は、
    私が歩いた場所のさらにさらに上を目指す人たち。
    どんなに厳しい環境を歩きとおしたのか、想像することすら

    0
    2011年04月23日
  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    日本が誇る冒険家,植村直己氏が五大陸最高峰登頂を語る。山での食事はワイルドの一言。現地人ガイドが山ヒバリをとってはその場でひねってヤキトリにしてしまう様に,おいしいはおいしいけど・・・と小鳥の気持ちを考えてしまい食べられなくなったり,牛に食料を食べ尽くされたり。過酷だけれどどこかおもしろい。

    0
    2009年10月04日
  • エベレストを越えて

    Posted by ブクログ

    著者である植村直己がマッキンリーに消えて20年が経ちました。冒険家の代名詞のような著者でしたが、意外にも過去に草野心平主宰の詩の雑誌「歴程」の歴程賞を受賞しています。著者の生き様そのものが詩的であるというのが、その理由なのですが、素敵な話だと思いませんか?「エベレストを越えて」は、そんな著者と一緒に冒険にでかけているような気分になれる一冊です。

    0
    2009年10月04日
  • 青春を山に賭けて

    Posted by ブクログ

    大学時代、ドングリとあだ名されていた著者「植村直己」は無一文で日本を脱出し、ついに五大陸最高峰のすべてに登頂する。大自然の中の「何か」に挑まずにはいられなかった、その型破りの青春を語り尽くした感動篇

    0
    2009年10月04日