植村直己のレビュー一覧

  • 青春を山に賭けて

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    著者のひたむきさが,その呆れるほどの無鉄砲さを凌駕することによって,歴史的偉業に結びついた.言わずと知れた名作,誰にでも薦められる良書だと思います.

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    2009年10月04日
  • 青春を山に賭けて

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    あ〜おもしろかった!植村直己さんがいろんな冒険に挑戦したいって思う力って、一体どこから湧いてきたのだろう。苦労もあるけどいろんな人に助けてもらいながら、頑張る姿がとっても青春してます。

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    2011年09月09日
  • 青春を山に賭けて

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    小学校のときによんで山登りが大好きになった本。ただし俺のよくいくバックカントリー屋の人は、これを読んで小学生で神奈川から北海道に徒歩旅行にでた。同じ本をよんでこれだけ行動力が違うんだ・・とショックをうけた本。

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    2009年10月07日
  • 青春を山に賭けて

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    冒険家植村直己さんが自らの冒険を書いた一冊。読むと元気が湧く。朝とか、まじ仕事行きたくねーって時にお薦め。つい読むのに熱中して遅刻しそうになったこと有。人生で大切なのは、とりあえずやってみることなのだと思った。

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    2009年10月04日
  • 青春を山に賭けて

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    人生は山登りの連続です。自らの選んだ山に設定した目標へ向かって、時には休み、時には歩きしながら登っていくのです。目標に到達した時、人は達成感を得て、支えてくれた周りの協力に感謝しつつ、次の山を目指すのです。エベレストの頂上は8,848mですが、5,000mまで登れば十分なのかもしれません。英語の山など登らずとも、箱根の山だって良いじゃありませんか?

    私は、エベレストに登った植村直己よりも、エベレストに登るため、他の人より何ヶ月も先に現地入りし、住込みで働きながら、毎朝マラソンをして高度順応する。折り返しの空き地で、「エベレストよ!いつか登ってやる!」とその頂きに向かって叫ぶ植村直己が大好きで

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    2009年10月04日
  • エベレストを越えて

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    日本で初めて世界の頂点を極めた男の、エベレストにかけた思いを綴った本。

    やや古風な文体ながらもその熱量は十分に伝わった。特に、植村直己の初筆「青春を山にかけて」を読んだ後でこの本を読むと、先の本では割愛されていた諸々の描写がなされていて、再発見していくような不思議な感覚があった。

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    2022年10月05日
  • 極北に駆ける

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    ネタバレ

    ノンフィクションの極地での冒険譚に興味を惹かれないわけはなく、ドキドキハラハラしながらページをめくった。

    最初、雪が積もっているところはどこへでも犬橇で行けるものだと思っていた。だが読みすすめて分かったことには当地では冬に海が凍結してからしか橇に乗らないこと。陸上でなく凍った海上を橇で進むらしいのだ。
    一時的に凍っているだけの極寒の海の上を橇で進むなんて正気の沙汰じゃない。
    想像以上の危険と恐怖にヒエーと怯えながら読んだ。
    特に3,000キロの犬橇の旅はヒヤヒヤしながら読み進めた。極寒の地でテント泊をしながら、白熊に怯え、食料危機や悪天候に悩まされながら、読んでいるだけとはいえスリル満点であ

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    2021年05月07日
  • エベレストを越えて

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    1982年発行の単行本を再読。カバーは植村の登頂写真ではなくエベレストだ。発行者は当時文藝春秋にいた半藤一利。

    あとがきで「原稿を書くということは山登りより苦しい」と記す植村だが、改めて文章もうまいと感じる。平易な言葉を重ね、テンポもあって読みやすい。そして何より、様々な場面で植村らしい優しさや謙虚な人柄が伝わってくる。コックが隊員にどなられると自分のことのようにつらいという植村。10歳くらいの子供も30kgの荷物を背負うポーターには「私たちのような文明人のもつ甘えはどこにもない」と思いを寄せ、「私は日本の山だってろくに知らない」「K2もノー、カンチェンジュンガもノーと偉そうに言うのは、私が

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    2020年07月10日
  • エベレストを越えて

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    冒険家植村直己氏の自伝。
    エベレスト登山についての内容をまとめたもの。

    登山家がなぜ山に登るのかが、なんとなくだけどわかった気がする。
    命がけで、辛くてたまらないのに山の魅力に取り憑かれてしまった男たちの話。

    昨日まで元気だったのに突然死んでしまったり、落ちてきた氷の塊に潰されて死んだり、凍傷で指が無くなったりと困難ばかりだけど、世界一の頂点に立つということへの渇望はすごく理解できた。

    自分が行こうとは思わないけど、その世界一の景色を想像して読むことができた。
    淡々とした語り口ながら、エピソードがインパクトあるため、どきどきしながらも読めた。良書。

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    2020年06月22日
  • 極北に駆ける

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    植村直巳と言えば、日本を代表する偉大な冒険家。その植村直巳のグリーンランドでのエスキモー(イヌイット)と一緒に住み、犬橇の扱い方・極地の寒さに慣れた過程を記した伝記。「青春を山に賭けて」に比べれば、グリーンランドでの生活だけに絞っているため、少し弱いが、それでも十分過ぎるほど植村直巳の凄さ、そのバイタリティ、熱気、人の良さが伝わってくる。
    現代社会で日々悶々としている人たちに是非読んで欲しい作品。
    冒険に出かけたくなる作品であり、より植村直巳が好きになり、尊敬する作品だった。電子書籍化されている。

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    2020年04月02日
  • 極北に駆ける

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    文章もうまくて言うことなし。現代の冒険家はこのような豊穣な冒険が残されていないことを充分に認識してそれでもやらずにはいられないのだな、と切ない気持ちになった。

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    2019年07月27日
  • 青春を山に賭けて

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    明大で山岳部に入る頃から、五大陸最高峰の単独登頂を果たすまでの手記。
    (ヤマ屋のバイブルのひとつらしい。ヤマケイ誌の読者投票でも、8位に入っていた)

    *
    読中、何度も浮かんで来たのは「愚直」という単語だった。あだ名は「ドングリ」だった。不器用だった。でも逆にそれをバネにして、余人の到達し得ない高みを踏んだ。

    冒険には才能がいる。
    へこたれない、諦めない。そして、思いこむ力である。

    功名心がまったくなかったとは言えない。が、動機はいつも単純だった。心の赴くまま、ただ行きたい方向へと、思いこんだら一途に、どこへでもひょいと出かけて行く。実行に躊躇はない。

    ふつふつと沸き上がってくるもの、そ

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    2019年06月13日
  • 青春を山に賭けて

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    有名な冒険家である植村直己が5大陸最高峰を登頂するまで。
    易々と登っているようだが、彼の体力が異常なだけではないかと思う。
    100KGの荷物など背負ったことない。
    また、この時はまだ世界初を重視しているように見えなかった。
    なお、終わりを読むとこの時から既に南極へ行きたかったのだと感じる。

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    2017年06月28日
  • エベレストを越えて

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    僻地へ旅に出る人の本が無性に読みたくなり著者の本を手に取る。登山用語もエベレストがなんたるかもよくわからないまま検索片手に読み進める。
    とても驚いたのが、報道等では、登攀した人個のすごさを全面的に表に出しており、自分自身もそのように思っていた。しかし、単独登頂でなく極地法と呼ばれる手法においては本当に様々な人々の支えによって成り立っているということを本書を通じて初めて知った。更に、そこには現地のシェルパと呼ばれる人々の力なしにはなし得ないという事。そういったことを痛感している著者の姿勢に強く共感した。

    「私にとって良い山とは、ひとつの極限を意味している」
    冒険家としての登山家としての著者の人

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    2015年11月28日
  • 極北に駆ける

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    北極圏を犬ぞりで走り抜ける探検を記録した本作。
    実際に犬ぞりで走っているところも面白いけれど、それ以上に準備期間が面白い。
    言葉も通じないイヌイットと交流し、犬ぞりなど極北を生き抜くのに必要な技術を身につけて行く様子がいきいきと描かれている。

    探検は征服ではなく順応なのかもしれない。

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    2015年05月30日
  • エベレストを越えて

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    日本人としてはじめてエベレストに登ったときや
    その後の山登りを
    自分のことばで記録しています。

    いまや、ツアー登山になってしまったチョモランマですが、
    この当時は周到な準備をして登る山でした。

    とても読みやすく
    魅力的な文章でした。

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    2013年06月08日
  • 青春を山に賭けて

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    実家から発掘して、28年ぶりに読みました。当時中学生だった自分とはまた違う「景色」を伴う読書を楽しめたのは、やはり28年分の経験やいった場所の記憶によるものだとおもいます。

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    2012年09月04日
  • 青春を山に賭けて

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    目標に向かって突き進む!
    そんな、姿が目に浮かぶようで、一気に読まされました。山にかける情熱がすごい!感動しました。

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    2011年07月30日
  • 青春を山に賭けて

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    著者は戦後日本が生んだ世界的登山家・冒険家である植村直己。五大陸最高峰を全て登頂したのは当時世界初だった。

    著者のように、なんのお金にもならないのに、一生懸命お金を稼ぎ、それを使い山に登るということは一見して意味のないことのように思える。しかし、山に登るということは著者にとって自己を表現すること、生きることであり、その姿はとても魅力的にみえる。夢に生きるとはこういうものであるということを教えてくれた本だった。

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    2011年06月29日
  • エベレストを越えて

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    ネタバレ

    植村さんはエベレスト国際隊のあと山から離れ、極地にうつり「垂直から水平へ」冒険の基軸を変えた。
    しかし、北極に氷漬けになったあと、再び戻ってきたのはやっぱりエベレスト。
    1980年の厳冬期に「日本冬期エベレスト登山隊」を組織し、自ら隊長として真冬のエベレストに挑戦、だがここで隊員の一人が遭難、植村さんは背中に十字架を背負うことになる。
    5回にわたるエベレスト行の総決算としてつづった本書は、植村さんが書いた最後の本になった。

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    2011年01月16日