植村直己のレビュー一覧

  • 青春を山に賭けて
    小学校のときによんで山登りが大好きになった本。ただし俺のよくいくバックカントリー屋の人は、これを読んで小学生で神奈川から北海道に徒歩旅行にでた。同じ本をよんでこれだけ行動力が違うんだ・・とショックをうけた本。
  • 青春を山に賭けて
    冒険家植村直己さんが自らの冒険を書いた一冊。読むと元気が湧く。朝とか、まじ仕事行きたくねーって時にお薦め。つい読むのに熱中して遅刻しそうになったこと有。人生で大切なのは、とりあえずやってみることなのだと思った。
  • 青春を山に賭けて
    人生は山登りの連続です。自らの選んだ山に設定した目標へ向かって、時には休み、時には歩きしながら登っていくのです。目標に到達した時、人は達成感を得て、支えてくれた周りの協力に感謝しつつ、次の山を目指すのです。エベレストの頂上は8,848mですが、5,000mまで登れば十分なのかもしれません。英語の山な...続きを読む
  • エベレストを越えて
    日本で初めて世界の頂点を極めた男の、エベレストにかけた思いを綴った本。

    やや古風な文体ながらもその熱量は十分に伝わった。特に、植村直己の初筆「青春を山にかけて」を読んだ後でこの本を読むと、先の本では割愛されていた諸々の描写がなされていて、再発見していくような不思議な感覚があった。
  • 極北に駆ける
    ノンフィクションの極地での冒険譚に興味を惹かれないわけはなく、ドキドキハラハラしながらページをめくった。

    最初、雪が積もっているところはどこへでも犬橇で行けるものだと思っていた。だが読みすすめて分かったことには当地では冬に海が凍結してからしか橇に乗らないこと。陸上でなく凍った海上を橇で進むらしいの...続きを読む
  • エベレストを越えて
    1982年発行の単行本を再読。カバーは植村の登頂写真ではなくエベレストだ。発行者は当時文藝春秋にいた半藤一利。

    あとがきで「原稿を書くということは山登りより苦しい」と記す植村だが、改めて文章もうまいと感じる。平易な言葉を重ね、テンポもあって読みやすい。そして何より、様々な場面で植村らしい優しさや謙...続きを読む
  • エベレストを越えて
    冒険家植村直己氏の自伝。
    エベレスト登山についての内容をまとめたもの。

    登山家がなぜ山に登るのかが、なんとなくだけどわかった気がする。
    命がけで、辛くてたまらないのに山の魅力に取り憑かれてしまった男たちの話。

    昨日まで元気だったのに突然死んでしまったり、落ちてきた氷の塊に潰されて死んだり、凍傷で...続きを読む
  • 極北に駆ける
    植村直巳と言えば、日本を代表する偉大な冒険家。その植村直巳のグリーンランドでのエスキモー(イヌイット)と一緒に住み、犬橇の扱い方・極地の寒さに慣れた過程を記した伝記。「青春を山に賭けて」に比べれば、グリーンランドでの生活だけに絞っているため、少し弱いが、それでも十分過ぎるほど植村直巳の凄さ、そのバイ...続きを読む
  • 極北に駆ける
    文章もうまくて言うことなし。現代の冒険家はこのような豊穣な冒険が残されていないことを充分に認識してそれでもやらずにはいられないのだな、と切ない気持ちになった。
  • 青春を山に賭けて
    明大で山岳部に入る頃から、五大陸最高峰の単独登頂を果たすまでの手記。
    (ヤマ屋のバイブルのひとつらしい。ヤマケイ誌の読者投票でも、8位に入っていた)

    *
    読中、何度も浮かんで来たのは「愚直」という単語だった。あだ名は「ドングリ」だった。不器用だった。でも逆にそれをバネにして、余人の到達し得ない高み...続きを読む
  • 青春を山に賭けて
    有名な冒険家である植村直己が5大陸最高峰を登頂するまで。
    易々と登っているようだが、彼の体力が異常なだけではないかと思う。
    100KGの荷物など背負ったことない。
    また、この時はまだ世界初を重視しているように見えなかった。
    なお、終わりを読むとこの時から既に南極へ行きたかったのだと感じる。
  • エベレストを越えて
    僻地へ旅に出る人の本が無性に読みたくなり著者の本を手に取る。登山用語もエベレストがなんたるかもよくわからないまま検索片手に読み進める。
    とても驚いたのが、報道等では、登攀した人個のすごさを全面的に表に出しており、自分自身もそのように思っていた。しかし、単独登頂でなく極地法と呼ばれる手法においては本当...続きを読む
  • 極北に駆ける
    北極圏を犬ぞりで走り抜ける探検を記録した本作。
    実際に犬ぞりで走っているところも面白いけれど、それ以上に準備期間が面白い。
    言葉も通じないイヌイットと交流し、犬ぞりなど極北を生き抜くのに必要な技術を身につけて行く様子がいきいきと描かれている。

    探検は征服ではなく順応なのかもしれない。
  • エベレストを越えて
    日本人としてはじめてエベレストに登ったときや
    その後の山登りを
    自分のことばで記録しています。

    いまや、ツアー登山になってしまったチョモランマですが、
    この当時は周到な準備をして登る山でした。

    とても読みやすく
    魅力的な文章でした。
  • 青春を山に賭けて
    実家から発掘して、28年ぶりに読みました。当時中学生だった自分とはまた違う「景色」を伴う読書を楽しめたのは、やはり28年分の経験やいった場所の記憶によるものだとおもいます。
  • 青春を山に賭けて
    目標に向かって突き進む!
    そんな、姿が目に浮かぶようで、一気に読まされました。山にかける情熱がすごい!感動しました。
  • 青春を山に賭けて
    著者は戦後日本が生んだ世界的登山家・冒険家である植村直己。五大陸最高峰を全て登頂したのは当時世界初だった。

    著者のように、なんのお金にもならないのに、一生懸命お金を稼ぎ、それを使い山に登るということは一見して意味のないことのように思える。しかし、山に登るということは著者にとって自己を表現すること、...続きを読む
  • エベレストを越えて
    植村さんはエベレスト国際隊のあと山から離れ、極地にうつり「垂直から水平へ」冒険の基軸を変えた。
    しかし、北極に氷漬けになったあと、再び戻ってきたのはやっぱりエベレスト。
    1980年の厳冬期に「日本冬期エベレスト登山隊」を組織し、自ら隊長として真冬のエベレストに挑戦、だがここで隊員の一人が遭難、植村さ...続きを読む
  • 青春を山に賭けて
    直己の半生。犬ぞりとかし始める前の山登ラーだった頃の自伝。

    文才はないが、事実のみを書き記すだけでこんなにもハラハラドキドキさせさらるとはおどろき。
    山登りのリアリティもさることながら、山に登るために費やす下での暮らしについても深く記されていてgood。旅先での出会い、というか直己の惚れっぽさはま...続きを読む
  • 青春を山に賭けて
    ☆毎度のことだから、もうロコ(バカ)と聞いても怒る気にもなれない。いいさ、バカと煙は高いところへ登りたがるんだ。おれは登ってやるぞ、ひとりで南米の最高峰へ・・・

    ☆しかし、山登りはたとえどんな山であろうと、自分で計画し、準備し、自分の足で登山する。その過程が苦しければ苦しいだけ、それを克服して登り...続きを読む