北川歩実のレビュー一覧

  • 天使の歌声

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    著者初のシリーズ連作短編集。

    家族の形を問うどんでん返しのストーリー運びはお見事。

    探偵嶺原が出合った六つの難事件、お楽しみください。

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    2010年02月13日
  • 金のゆりかご

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    ネタバレ

    金のサジからゆりかごへ。

    早期教育プログラムを中心にした話・・でいいのかな。
    いかんせん登場人物が多く、関係性も複雑で、中々に脳を使う物語だった。

    登場人物Aが利用されてBも利用されてCも利用されて・・
    みたいなお前ら簡単に利用され過ぎという突込みは入れたい

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    2025年06月23日
  • 金のゆりかご

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    長い。長編だ。

    天才と凡人。命の価値。
    テーマは重いが、ぐいぐい読ませる。

    親の子供への愛の重さは平等でないといけない。
    平等でないことは倫理に反する。

    と、後半何度も問いかけてくる。

    そんなことは当然だと思うが、違うのか。

    つまらなくはないが、受け入れ難い。
    天才も人間なのではないか。

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    2025年04月06日
  • 金のゆりかご

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    ネタバレ

    テーマは興味がある分野だったので、途中までは面白く読めた。
    しかし、実際に育ててもいない自分の子供、しかも一度は捨てた(というか無かったことにしていた)子供に対して、そこまで父性が湧いてくるのかなぁ…と違和感を感じたり。
    なんでそういう思考になるの?…と疑問に感じるところもあり、感情移入しにくかった。
    最期のオチも意外性はあるけど、なんだか腑に落ちない。それが何故だかはわからないが…。

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    2022年10月30日
  • 金のゆりかご

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    長かった
    つまらないわけではないけれど、先が気になるわけでもなく、時々数頁進めるだけで読み終えるまでに時間がかかった

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    2022年04月08日
  • 金のゆりかご

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    おもしろいといえばおもしろいけど、自分の思いつくままに書いた内容という感じがした。
    秀人や梓についてまとまりかたが微妙。
    結末は二転三転するが、最後のまさか感は良かった。
    カズオイシグロのわたしをはなさないでを読んだ後だったので、途中似たようなものを感じてしまった。

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    2017年12月13日
  • 金のゆりかご

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    よく考えられた発想ですねぇ
    しかもお話も細かく練られていて隙がない。素晴らしい。

    金のゆりかごで育児教育を受けると天才になってしまう!!
    (子供の頃、天才というのに憧れたなぁ(笑))
    コーディネーターとか強化人間みたいなものなんだろうか!?

    それを事件性と絡めたお話にしているところも凄いですね。はじめて読んだ感覚で面白い。中盤から後半にとてもハマります!

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    2016年06月19日
  • 硝子のドレス

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    随分評価のわかれる作家さんですが、
    私はこれで2冊目ですがけっこう面白く読みました。

    ダイエットコンテストを絡めた真理サスペンスなのかな?
    最初からどんどん謎が投げられてくるので、
    それに引き込まれてぐいぐい読み進められます。
    構成もよく出来てるし、あれだけ謎だらけでも
    ちゃんと最後は上手くまとめてあるので、
    話の流れとして納得できないって事はありません。

    が、登場人物が極端すぎるのか、
    異常をきたしてる故なのか、
    なんか彼らの心理や言動がいまいち理解不能。

    特に出てくる男性陣の行動や心理は違和感ありまくりです。
    言動全てがうそ臭いって感じでしょうか(笑)
    ここがもう少し「そりゃそうだよ

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    2016年03月12日
  • 天使の歌声

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    ネタバレ

     探偵「嶺原克哉」が関わった6つの事件からなる連作短編集。それぞれの短編が,非常に淡々とした文章で書かれている上に,地味な印象の事件が多い。「嶺原克哉」のキャラクターも非常に地味。創元推理文庫らしい作品だ。
     連作短編といっても,シリーズを通した仕掛けがあるわけではない。同じ探偵が登場しているだけである。この探偵が,まるで個性がない。では,面白くないかというと,これが案外面白い。面白いと感じた理由は,個々の短編に無駄がほとんどないからだろう。テンポよく話が進む。多重どんでん返しが魅力とあるが,犯人やトリックに意外性があるというより,意外なオチが用意されているショートショートのようなイメージだっ

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    2017年01月01日
  • 金のゆりかご

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    興味のない題材に最初は読み進めることが出来るか疑問でしたが、疑問から新たな疑問が生まれ…気づいたら夢中になって読んでました。
    最後の方は、二転、三転して、それもまた楽しかった。

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    2016年03月06日
  • 金のゆりかご

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    「金のゆりかご」と呼ばれる早期幼児教育システム。
    3歳までの子供の五感に特別な刺激を与えることで、天才脳をデザインする。
    天才をつくることは可能か。

    金のゆりかごで育てられた子供が精神に異常をきたしたという噂。噂の真偽と、殺人事件。

    500ページを超える長編で中だるみの感もあったがラストはどんでんがえしの連続で一気読み。

    本書には金のゆりかごで育った何人かの子供が登場する。この中に真の天才がいるのか、読み終えても結局分からなかった。

    「天才」の定義は曖昧だ。ただ一つ確実に言えることは、私は天才じゃないということだな。

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    2014年12月14日
  • 硝子のドレス

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    夜の公園で恋人・実咲との時間を過ごした菅見は、帰りに包丁を持った骨と皮だけの細い女に襲われる。五十嵐武人という男が止めに入ってどうにか事なきを得たが、女は精神を病んでいるようだった。そんなことがあった後、実咲の前で光山千夏という女から菅見へのメッセージが留守電に入る。まるで恋人に連絡するかのような話しぶりに実咲は憤慨し、そして気分を害したかように予定をキャンセルする。そして自分と別れて歩き出す実咲を尾行した菅見はそこで、彼女の思いがけない姿を目撃する。

     ダイエットに苦しむ女性の心理や、見かけが愛されているのか中身が愛されているのか悩む女心を描いたという点では興味深いけれど、ミステリーとして

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    2014年12月04日
  • 金のゆりかご

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    早期幼児天才教育を題材にしたお話。

    最近の育児書でも天才教育とまではいかなくとも、
    アレをやったら脳の発達にいい!
    コレをしたら天才になるかも!?
    みたいな記事が沢山載っています。

    子供の可能性を出来るだけ沢山広げたいと思うのが多くの親の本音でしょうが
    この本に出てくる教育施設のトップの人は
    ただの天才フェチのおっさんです。
    胸くそ悪いです。

    何だかややこしくて途中から、頭がこんがらがってしまいました。
    題材は面白いだけに少し残念。

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    2014年04月26日
  • 硝子のドレス

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    謎が深まっていくところはややこしくて面白かった!
    どうなって解決していくんだろ~・・・という感じで。
    終盤は2時間ドラマみたいな展開だったけど、全体的には面白かったです。
    でも女として読んでて辛い気持ちになるところが結構ありました。

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    2013年08月28日
  • 金のゆりかご

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    最初はとにかく面白くて読みすめたけど、最後まで飽きさせないために仕掛けたトリックなのか、多すぎて少し混乱した。だけども記憶には残る本。

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    2013年08月17日
  • 金のゆりかご

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    ゆりかごが先か、金が先かという水掛け論です。
    いや違う一番揺れたのはオチですよっていう話です。
    まあ私も脳震とうなんですけどねおもそろかったです。

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    2013年05月11日
  • 金のゆりかご

    Posted by 読むコレ

    書店員さんの激プッシュ作品みたいですね。
    なかなかのボリュームかつ、入り混んだ内容に
    意外に読むのに苦戦しましたー。
    とはいえ、流石に推してる理由が分かる納得のラスト!
    予想だにしなかったどんでん返し!
    ゾクゾクっと来ましたー。

    倫理的にかなりハードな内容だし結構エグいんですが
    作者もしっかり何が大切な事かを伝えるべく
    書ききっているところで気持ち的には救われます。

    大森望氏の解説にあるように意外な探偵と意外な
    犯人との対決のミステリの醍醐味だけでも充分楽しめる!

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    2013年02月20日
  • 金のゆりかご

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    早期教育で天才を育てる施設に係わった人達のお話。
    命の優劣的な重いテーマなのに、登場人物がみんな薄っぺらく、入り込め無かった。どんでん返しをしたいが為に作られたような感じ。

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    2012年12月05日
  • 金のゆりかご

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    複線が結構張り巡らされてて色々想像させられました。
    結末は「あれ?そういう話?」って感じで、
    最初に思ってたのと違ったけど、
    全体によく出来てるなぁって印象でした。
    なんかもっと壮大な結末にも持って行けそうだったので、
    ちょっと拍子抜けな感じがありましたが、
    まぁまぁおもしろかったです。

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    2012年09月12日
  • 虚ろな感覚

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    自分の読解力では何が何だか分からないお話もありました。
    「幻の男」がどんでん返しの連続でクラクラして…好きでした。

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    2012年08月01日