小松由佳のレビュー一覧

  • 人間の土地へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の壮絶な体験に圧倒される内容。ただ、シリア関連の本としては、以前読んだ『シリアの家族』のほうが個人的には印象に残った。K2のエピソードを楽しみにしていたが、その部分はごくわずかで、期待していただけに少し物足りなさも感じた。

    0
    2026年03月11日
  • シリアの家族

    Posted by ブクログ

    シリアの内戦のこと、シリア人のこと、シリアの生活や文化のこと。それを描く著者がシリア人の妻だということで、より現実的で決して人ごととは思えない、すごく身近に起こっていることのように感じた。なぜこのような残酷残虐な独裁国家が成立してしまうのか、すごく考えさせられる。

    0
    2026年02月23日
  • 人間の土地へ

    Posted by ブクログ

    国際政治におけるひとつの知識として観察対象的に勉強していたシリア情勢。小松さんの体験と出会った人々の細やかな描写によって、知識が一気に顔と名前を持ち、現実的なものとして自分の中に再度入ってきた。K2の話も、激動のシリア情勢の話も、私たちが生きる日本の生活とは離れすぎていて、想像力が鍛えられた。シリア情勢は日々動いているので、今後の小松さんの発信内容や写真を注目し続けたい。

    0
    2026年02月02日
  • 人間の土地へ

    Posted by ブクログ

    登山とは、登頂の可否以上に、目標に向かって精一杯努力し、進むというかていにこそ本質があり、誰とどのように、何のためにその山を目指すのかが肝心だ

    チャンスには2種類がある。自ら生み出すことができるチャンスと、偶然の巡り合わせによって与えられるチャンスと。後者は、機を逃したら2度と巡ってはこない

    遭難事故はたったひとつの要因だけでは起こらない”。大きな遭難事故の前には、大体において予兆のような小さな不協和音がある。そうしたささいな要因がいくつか重なり、状況がもはや後戻りを許さなくなった結果、致命的な事故へとつながる。

    K2に登頂し、帰還したことは、ただ単に私たちが幸運だっただけなのだ。この山

    0
    2024年07月29日
  • 人間の土地へ

    Posted by ブクログ

    手島という香川の島に著者の小松さんがいらして写真を撮っていかれたようです。
    台風だったこともあり、手島でおいてある本書を読みきりました。

    K2登頂はプロローグのようなもので、シリアで知り合った現夫とシリアの内戦に翻弄される人生についての記述が大部分を占めます。

    内戦による生活の変化。文化や宗教、考えの違いからの精神的な壁の困難。それらについて率直な意見が素直に綴れている本です。
    シリアの現状について知らないこともたくさんありました。他者の考えに触れることができ、考えるきっかけにもなりました。読んでよかったなと思う本でした。

    タイトルはサン・テグジュペリの『人間の土地』のオマージュです。そ

    0
    2021年08月09日