小松由佳のレビュー一覧

  • 人間の土地へ

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    K2登頂から、シリアの砂漠地帯で生活を営むベドウィンの生活の様子、それから起きたシリア内戦の様子やまたその渦中の人々、そしてベドウィンの旦那さんとの結婚までの筆者のストーリーと彼女が経験したことがつづられていた。

    この本を読んで筆者の小松由佳さんは本当にタフな人だなあと思った。自ら危険と隣り合わせの環境(K2登山やシリア内戦下での取材)に入っていけることがすごいと思った。なかなか普通の人が経験できないこと本を通して知ることができてよかったと思う。特にシリア内戦の悲惨さ、またそれに翻弄される人々の悲しみや絶望の気持ちをより自分と近くに感じることができたと思う。
    やはりこのような戦争の状況をなる

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    2021年09月24日
  • 人間の土地へ

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    K2登山からどうシリアに縁ができたのか、シリア難民の方とご結婚され、日本で暮らしている方と紹介され、手にした本。

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    2021年09月21日
  • 人間の土地へ

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    あっちからの善意とこっちからの善意。
    文化が違えばそれは悪意に変わるんだと痛感する。文化の違いやしきたりの違いで…。
    よく知りもしないでメディアの言うことを鵜呑みにして…。
    最悪の場合には、
    真実の裏付けもない噂話や、見た目だけで判断して…。

    なんだか、人類とは本当に小心者で臆病な生き物だと思い知らされる。

    作中で語られる事実には、悲しいことも嬉しいことも、全てがありのまま書かれている。

    筆者の小松由香さんの壮絶な経験と感受性豊かな心がおもいっきり伝わる本です。

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    2021年08月06日
  • 人間の土地へ

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    「こうした不条理が、内戦下のシリアなのだ」

    「この国では、賄賂によって自由や安全を買うことができた」

    事実上、法や秩序のない世界シリア。合法か違法かなんて関係ない。お金が物を言う理不尽な社会は、シリア情勢の一面を物語っている。

    安全を求め難民として他国へ逃れても、差別にあったり、文化に馴染むことができなかったりセカンドライフも苦労の多い人生。

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    2021年04月10日
  • 人間の土地へ

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    K2を日本人女性として初めて登頂した小松由佳さんの著作であるが、内容は彼女がシリア人男性と巡り合い、そこからシリア内戦に巻き込まれていく模様が描かれている。

    シリア内戦の情勢の複雑性やヒリヒリと感じる絶望感が市民の目線で描かれている。
    勉強になった。

    タイトルは僕の好きな本、サン=テグジュペリの「人間の土地」から。

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    2021年01月11日
  • 人間の土地へ

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    ネタバレ

    「君はそう書かれていたらそのまま信じるのか?」
    「今日は泊っていきなさい」=別れの挨拶

    パルミラ遺跡の盗掘
     先陣が残したものを見つけて生活の糧にする

    シリア、
    この国では先に警察を味方につけたほうが正義になる。 真実ではなく利益。
     軍隊でも。秘密警察でも。
     賄賂で自由と安全を買う。
     越境ビジネス 2万円≒シリアの平均月給

    ゆとりの時間ラーハが人生の価値
     自給自足の放牧業 食費は収入の1/10
     税金は払わない、電気水道は自分で引く
     医療費教育無料、ガス石油資源豊富、

    ハラール
     神に許された屠畜か? ≠日本の肉 =すべての魚

    IS
     無差別空爆を行う政府軍とは異なり解放を

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    2022年05月20日
  • シリアの家族

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    遺跡は破壊されてもなお、人類の叡智を物語るのに十分な威厳を保ち、破壊されたことでむしろ、人間の歴史とはどういうものかを物語っているようでもあった。かくも美しく壮大な建築物を生み出すが、他方では否定し、一瞬で破壊する。人間とはそういう存在なのだ、と。

    パルミラの住民は被害者だと言えるかもしれない。だが、状況に甘んじ、体制への協力を惜しまないことで、政府の支配を盤石なものにしてきた当事者だとも言える。この街に身を置くためには、そうせざるをえなかったこともわかる。
    だが、そうした市民のあり方が、現在のシリアをつくってきたのではないだろうか。
    その場所で生き残るために保身を図り、あるいは無関心を装い

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    2026年03月19日
  • 人間の土地へ

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    ネタバレ

    著者の壮絶な体験に圧倒される内容。ただ、シリア関連の本としては、以前読んだ『シリアの家族』のほうが個人的には印象に残った。K2のエピソードを楽しみにしていたが、その部分はごくわずかで、期待していただけに少し物足りなさも感じた。

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    2026年03月11日
  • シリアの家族

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    シリアの内戦のこと、シリア人のこと、シリアの生活や文化のこと。それを描く著者がシリア人の妻だということで、より現実的で決して人ごととは思えない、すごく身近に起こっていることのように感じた。なぜこのような残酷残虐な独裁国家が成立してしまうのか、すごく考えさせられる。

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    2026年02月23日
  • 人間の土地へ

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    国際政治におけるひとつの知識として観察対象的に勉強していたシリア情勢。小松さんの体験と出会った人々の細やかな描写によって、知識が一気に顔と名前を持ち、現実的なものとして自分の中に再度入ってきた。K2の話も、激動のシリア情勢の話も、私たちが生きる日本の生活とは離れすぎていて、想像力が鍛えられた。シリア情勢は日々動いているので、今後の小松さんの発信内容や写真を注目し続けたい。

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    2026年02月02日
  • 人間の土地へ

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    登山とは、登頂の可否以上に、目標に向かって精一杯努力し、進むというかていにこそ本質があり、誰とどのように、何のためにその山を目指すのかが肝心だ

    チャンスには2種類がある。自ら生み出すことができるチャンスと、偶然の巡り合わせによって与えられるチャンスと。後者は、機を逃したら2度と巡ってはこない

    遭難事故はたったひとつの要因だけでは起こらない”。大きな遭難事故の前には、大体において予兆のような小さな不協和音がある。そうしたささいな要因がいくつか重なり、状況がもはや後戻りを許さなくなった結果、致命的な事故へとつながる。

    K2に登頂し、帰還したことは、ただ単に私たちが幸運だっただけなのだ。この山

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    2024年07月29日
  • 人間の土地へ

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    手島という香川の島に著者の小松さんがいらして写真を撮っていかれたようです。
    台風だったこともあり、手島でおいてある本書を読みきりました。

    K2登頂はプロローグのようなもので、シリアで知り合った現夫とシリアの内戦に翻弄される人生についての記述が大部分を占めます。

    内戦による生活の変化。文化や宗教、考えの違いからの精神的な壁の困難。それらについて率直な意見が素直に綴れている本です。
    シリアの現状について知らないこともたくさんありました。他者の考えに触れることができ、考えるきっかけにもなりました。読んでよかったなと思う本でした。

    タイトルはサン・テグジュペリの『人間の土地』のオマージュです。そ

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    2021年08月09日