柴田励司著「組織を伸ばす人、潰す人」PHP文庫(2010)
*リーダーは「人にやらせることがうまい」人でなければなりません。どんなに自分でやるのがうまくでも、それではだめ。権威ではなく信頼で人を動かそう!!
*「志」を覚醒させ共有させる人、「なぜこの組織にいるのか?」を社員に問いかけよう!!いまや会
...続きを読む社と社員の関係は対等です。貢献いただければ報います。そうでない場合には外で頑張ってくださいということになりました。企業の個人に対するメッセージとしては正しいと思います。
*建設的な提案を交えたコンプレインはサジェスチョンになります。そうなるとみなが聞く耳を持つようになります。
*真剣にビジネスを行っているところ人突然舞い込む「附に落ちない」要求にはいかなるリーダーであっても冷静さを失うでしょう。そのストレスたるや大変なものです。自分の客観間で乗り切りましょう。
*古今東西、ポリティクスにより、おかしくなった組織は沢山あります。中にはポリティクスに長けていないと上まで昇進できない組織もあるようです。そのようなうち向きのチカラを多く必要とする会社はエネルギーを非常に無駄にしています。その分を外に向けることができればもっと良い組織になるでしょう。
*部下とはお互いのプライオリティーが異なることを認識しながら、どのような解決方法が建設的な妥協となるのかを一緒に考える必要があります。お勧めできないのは、「上司のおれのいうことがきけないのか」的なアプローチです。これは将来に禍根をのこします。結果的に建設的なものではなく、不満だらけの妥協案になってしまうためです。
*世の中には2タイプのマネジメントがあります。1つがHands-on。これは細かいところまで指示をだしチェックするマネジメントです。もう1つがHands-off。これは「任せる」というマネジメントです。成長期の組織においては明らかに「Hands-off」がフィットします。この時期に管理的手法を取り入れると成長が原則するためです。