尼子騒兵衛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前評判はイマイチだった47巻ですが、爽やかなにぎわしさのある、素敵な一冊でした(??)。
上級生人気を受けてか、今回もオールキャスト。
学園長の思いつきで秋休みの後に文化祭が開かれます。
委員会ごとに別れて出し物や模擬店をやりつつ、懐かしいキャラクタが文化祭に遊びに来り、敵が紛れ込んだり、とスピード感のあるストーリーでぐいぐいと読ませてくれます。
文化祭は、ついにやってきた、尾浜くんの委員会所属を決めるためのイベントでもあります。
しかし、彼はあんまり、キャラが立ってなくて(そこが五年生らしいところ笑)、出番はそれなりにあるのに、なんだか風のようでした。
個人的に、図書委員会の古本カフェと、体 -
Posted by ブクログ
読者受けを考えて、と評されることが多い、上級生の出番の多い巻だった。
内容は、学園長の勝手により、学年混合のオリエンテーリング+二つの城の思惑の話。
つくづく思うのは、これだけ多くの要素をうまく一冊にまとめ、冗長にならず、説明不足にならず、ちゃんと笑えるのは、作者の力量によるものだ。
雑渡さんが本当に本当にいい味を出している。
伊作を始め、雑渡さんと保健委員会との絡みも可愛らしい。
「16年ぶりの人馬」、モトイ、尾浜勘右衛門(漢字、合ってますかね)の登場も、ファンには楽しいサービスとなった。
途中失格となった、五年生は南蛮服が見られず、ちょっと残念な気もした。 -