小田豊二のレビュー一覧

  • 「伝わる文章」のための 聞く技術・書く技術

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    聞き書きという、著名人へのインタビューを元にした本の編集のプロの技術が実感できる本。
    話し手が太鼓で、聞き手は撥という例えは、よい話を引き出すイメージとして分かりやすかった。
    本にまとめる以外に、刑事、記者、医者それぞれの書くための聞き方も取材され披露されており、その違いと共通点が見えてきた。
    書き方はセンスや様々なパターンを多く知る経験を重ねるしかなさそうだが、インタビューを文章にまとめるためのプロセスは具体的に示されており、参考になった。
    09-98

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    2009年11月08日
  • 日曜日のハローワーク

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    宝くじの販売や銭湯のペンキ絵描きなど「どうやったらなれるのか」と問われてみれば「確かにその疑問はわく!」というお仕事や、露天商の取りまとめなど”どういうことをしてるのかそもそもわからない”お仕事の紹介など、バラエティーに富んでいて面白かったです。
    聴いているラジオ番組にちょいちょい出演されているアイスマン福留さんがいかにして「コンビニアイス評論家」になったのかもかなり意外で面白かったです。

    個人的には聞き書き作家に興味津々。
    人の話聴くのは大好きな自分にとってはそんな魅力的なお仕事(ボランティア)があるなんて全く想像もしてなかった!
    「聞き書き(ボランティア)講座」にいつか参加して活動できる

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    2022年06月13日
  • 日曜日のハローワーク

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    一風変わった職業を紹介する本ではありますが、
    これぞという人にインタビューして本が構成されています。
    インタビューの過程も書かれているので、
    物語風に読む進めることができます。

    ここに登場する人々は皆輝いて見えます。
    こんな風に輝いて生きていきたいなと思います。

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    2015年10月27日
  • 日曜日のハローワーク

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    本書に出てくる「日曜日のハローワーク」という団体は架空ですって、最後で言われた。ちょっと気になってたのに。それもあって、ちょっと最後まで書き手のスタンス(?)がわからないまま進んでいったけど、おもしろかった。一風変わった、いまの時代に合った働き方論。みんな自由。これが東京書籍から出た、というのがちょっとびっくり。『ナリワイをつくる』とかと同じ編集者かな?

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    2015年10月24日
  • のり平のパーッといきましょう(小学館文庫)

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    「三木のり平」のイメージが変わる一冊。

     のり平といえば、社長シリーズ・駅前シリーズなどでの軽妙洒脱な演技が印象深い。しかし、本書を読んで、その演技も、緻密な理論と多彩な経験とに裏打ちされていたことが、よく分かった。また、氏の演技に対する愛情と不断の努力も赤裸々に語られている。
     
     芸能界という特殊な世界に関するものとはいえ、氏の理論と体験談とは、下手な啓発本やビジネス書よりも、「自己実現」と「成功」を達成するために役に立つように思われた。
     
     さらに、序盤の氏の生い立ちのくだりは、リアルな戦中戦後史でもあって、貴重な資料ともいえる。

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    2010年03月04日
  • のり平のパーッといきましょう(小学館文庫)

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    (再読)

    著者は小田豊二というエディトリアルディレクター(なんだそれ?)で、日本聞き書き学会の会員とやら。
    日本聞き書き学会!そんなものが存在するのか。
    余談だけど、私が聞き書きという文体に始めて遭遇したのは永ちゃんの『成りあがり』で著者は糸井重里さんだった。
    聞き書きには説得力があるね。

    この本は、まるでそこにのり平が座ってお酒でも飲みながら語ってくれているよう。
    聞き手がすこし走りすぎている感もある。

    この本を読んでいたら『男はつらいよ/寅次郎と殿様』を思い出したのでいそいそと観る。爆笑。

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    2012年12月09日
  • 「伝わる文章」のための 聞く技術・書く技術

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    気になったポイント。

    前もって相手のことを調べておく。
    時代背景を調べておく
    目的を話す
    傾聴する、話を遮らない結論を急がない相手の立場になって話を聞く。
    うまく相槌を打つ
    知ったかぶりをしない
    言いたいことを集約する。
    相手が意見を違ったことを言ってもその場では追求しない。
    メモを取らない
    声を持って情報収集する
    緊張感を和らげるなるべく多く語らせる。
    情に訴える。

    いつどこで誰が何をなぜどうしたのかを明確にする。聞きたいことのポイントを押さえる。 
    数字にこだわる。

    聞きたいこと書きたいことを常に用意する。
    よく話を聞く言葉の使い方は相手によってかえる。相手から教えてもらう気持ちを持

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    2023年04月30日
  • 日曜日のハローワーク

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    最初は副業の話だったのに、だんだん変わった職業の話に変わっていったような。。。まあそれはそれで面白いが。

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    2019年01月19日
  • 「伝わる文章」のための 聞く技術・書く技術

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    ルポ記事みたいな内容が多くて対象となる人少なそう。
    最後に同じインタビューを別の書き分け方、文字数制限で書いているのは職人芸そのものでした。ここだけでも読むと凄い。

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    2018年11月16日
  • 日曜日のハローワーク

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    日曜日にできる副業紹介。
    当たり前だけど、休日の小遣い稼ぎじゃない、本気の皆さんです。

    こんな仕事もあるんだな、面白いな、という感じです。

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    2018年04月29日
  • 日曜日のハローワーク

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    ネタバレ

    好きなことをやる、仕事以外の日にやる、
    大変そうに見えない方たちの現実にほっと癒されもした。

    職業についての歴史が細かすぎて読み飛ばしてしまう箇所があり。

    あとがき最後の名言、前から好きな言葉なので勝手に共感。

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    2016年02月27日
  • 日曜日のハローワーク

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    休日を使うなどして、楽しみながら働ける職業紹介。歌うセールスマン。縁日の露天商。大相撲のタニマチ。聞き書き作家。金魚チャンピオン。クラウン。コンビニアイス評論家。銭湯絵師。宝くじの販売。農家民宿主人。フラメンコ・ダンサー。モデラー。屋形船の船頭。

    二足のわらじ系と、珍しい仕事系。サラリーマンという主流に対する傍流と位置づけできてしまうところに、安定平和な世だと思いました。

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    2016年05月07日
  • 「伝わる文章」のための 聞く技術・書く技術

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    聞き書き、インタビューのためのノウハウ集。どういう姿勢で聞き、まとめるかというところは、実はセオリー通りというか、物珍しい訳ではない。刑事や医師などのような、「情報提供することに同意していない相手」に対するノウハウなどは、独自で面白いけれど。
    各章のまとめには、ノウハウのまとめがあるのだが、詳しく説明されていないテクニックがいくつか「まとめ」に入っていて、実はそこが一番面白そうである。「人の悪口を相手が言い出したらテープを止める」とか。その辺りのノウハウについて詳しく読みたかったけれど、それはノウハウというより裏話に属する話なのかも知れない。

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    2011年01月21日