【感想・ネタバレ】「伝わる文章」のための 聞く技術・書く技術のレビュー

あらすじ

40年間で1,500人以上にインタビューをし、数々の書籍を手がけてきた「聞き書き」の達人が、その取材と執筆のノウハウを明かす。聞きたいことを語らせる秘訣、相手の言いたいことを集約するスキル、伝わる文章に仕上げるテクニックなどを、実際のインタビューとそれをまとめた例文を使って、わかりやすく解説していきます。「メモは取るべきか?」「相手が言ってないことも書いていいのか?」「文体は語り口調にするのか、記事調にするのか?」など、誰も教えてくれない素朴な疑問に答えます。また、文体の選び方や字数制限によって、どのように書き分けるのか、話を要約していくのかも、実例を紹介しながら解説しています。ライター志望者はもちろん、マスコミで働く方や志望者、営業やサービス担当などすべてのビジネスパーソン、就職活動中の学生にも、ぜひ活用していただきたい内容です。

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Posted by ブクログ

聞き書きという、著名人へのインタビューを元にした本の編集のプロの技術が実感できる本。
話し手が太鼓で、聞き手は撥という例えは、よい話を引き出すイメージとして分かりやすかった。
本にまとめる以外に、刑事、記者、医者それぞれの書くための聞き方も取材され披露されており、その違いと共通点が見えてきた。
書き方はセンスや様々なパターンを多く知る経験を重ねるしかなさそうだが、インタビューを文章にまとめるためのプロセスは具体的に示されており、参考になった。
09-98

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2009年11月08日

Posted by ブクログ

気になったポイント。

前もって相手のことを調べておく。
時代背景を調べておく
目的を話す
傾聴する、話を遮らない結論を急がない相手の立場になって話を聞く。
うまく相槌を打つ
知ったかぶりをしない
言いたいことを集約する。
相手が意見を違ったことを言ってもその場では追求しない。
メモを取らない
声を持って情報収集する
緊張感を和らげるなるべく多く語らせる。
情に訴える。

いつどこで誰が何をなぜどうしたのかを明確にする。聞きたいことのポイントを押さえる。 
数字にこだわる。

聞きたいこと書きたいことを常に用意する。
よく話を聞く言葉の使い方は相手によってかえる。相手から教えてもらう気持ちを持つ。

構成する要素があり発見があるかどうか注意する話してない話ではあれば盛る盛る。

文章は何度も遂行する。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

ルポ記事みたいな内容が多くて対象となる人少なそう。
最後に同じインタビューを別の書き分け方、文字数制限で書いているのは職人芸そのものでした。ここだけでも読むと凄い。

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2018年11月16日

Posted by ブクログ

聞き書き、インタビューのためのノウハウ集。どういう姿勢で聞き、まとめるかというところは、実はセオリー通りというか、物珍しい訳ではない。刑事や医師などのような、「情報提供することに同意していない相手」に対するノウハウなどは、独自で面白いけれど。
各章のまとめには、ノウハウのまとめがあるのだが、詳しく説明されていないテクニックがいくつか「まとめ」に入っていて、実はそこが一番面白そうである。「人の悪口を相手が言い出したらテープを止める」とか。その辺りのノウハウについて詳しく読みたかったけれど、それはノウハウというより裏話に属する話なのかも知れない。

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2011年01月21日

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