青山景のレビュー一覧

  • ストロボライト

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    付き合っている彼氏や彼女から、自分のことを「好き」と言われた時に、相手の自分への「好きになり方」に違和感を感じることがあるとしたら、それは自分が見て欲しいところを透過され、相手が自分の上に勝手に投影している自分の像のようなものを見ているような感じになる時だろうか? 好きな相手にこそ自分が評価されたいところを評価して欲しいという気持ち、相手に自分の都合のいい相手の像を投影してしまう気持ち。彼女との関係に挫折する主人公の姿を通して、ありのままに相手のことを見るということの難しさという、難しいテーマをとりあげた意欲作。明暗を意識した美しい映像的な画や、キャラクターの微妙な感情が表れた表情に、ついつい

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    2015年01月28日
  • ストロボライト

    ネタバレ

    最後の手紙は、、、

    青山景さんの少ない作品の一つ。

    「SWWEEET」から、ストーリ、作画もアップして、
    色々とやりたいこと詰め込んだ実験作。

    これと並行していた、お金だけのためのマンガ
    「チャイナガール」の原作に不満を持ちつつ、
    こっちで、発散するって言うバランスを取る作品。

    最後の手紙は当時付き合っていた娘の手書きになります。
    ※この娘、めっちゃかわいい。

    個人的には、「よいこの黙示録」はちゃんとラストまで読みたかった。
    ちなみに、朔ユキ蔵のアシ時代にあまりにも乳首のトーンを立体的に削れたので、
    「乳首職人」という名称で呼ばれていたとさ。

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    2013年10月07日
  • よいこの黙示録(1)

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    青山景が死んでから読んだのが悔やまれる。
    生きてるうちに読んだからって何かが変わるわけではないけど。

    カリスマの作り方というのは、私も非常に興味があるテーマだったし、宗教をテーマにするのはある程度勇気がいることだしね。

    ところで、12月22日に第2巻が出るそうで。
    ここで完結してほしいなー。

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    2012年08月16日
  • よいこの黙示録(1)

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    クラスに宗教を作る漫画。個人的に宗教論が好きなので楽しめた。惜しむらくは作者様が亡くなってしまったため続刊が出ないという点。悲しい。

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    2012年07月26日
  • ストロボライト

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    きれいにまとまった大傑作なのでは。
    ヴォネガットや、「小池真理子が清少納言に影響を与えるような……」など、かなり整理されている。
    セックスばかりというのもご愛敬。
    いま知っておいてなんだが、作者の死は残念だ。

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    2014年01月04日
  • ストロボライト

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    まちがいなく傑作だとおもう。

    一度目、とりあえず読んで流れと構成をつかむ。
    二度目、一度目でつかんだ流れ・構成を、世界の階層を意識しながら読み込む。緻密に計算して描かれた世界の重なりに圧倒され、こちら側にもその世界がはみだして、一緒に流れているような変な感覚になる。

    すごい。

    一見ちょっと変わった構成の、サブカルにありがちな雰囲気青春漫画だ(その部分も楽しめる)けれど、きちんと作者の描画の意図を理解しながら読めれば、ここまで練り込まれたものを1冊の漫画として世に出せた作者に賛辞を贈るしかないのではないだろうか。
    きっと20代後半の人間にはドストライク。

    何度か読み終わった後、あいだあい

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    2011年11月08日
  • ストロボライト

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     劇中の映画とリンクしつつ、物語は進んでゆく訳だが……。まぁネタバレはよそう。今敏の映画みたいだけど、また別の方向性へ進んでる。物語構成が凄い。「よいこの黙示録」もおもろいし。この人のファンになったわ。

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    2011年07月18日
  • よいこの黙示録(1)

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    買って配りたい級の面白さだった。小学校のクラスで宗教ができていく話。学校のクラスって、社会を分かりやすく考えるためのいいスケールだよなぁ。今後にも期待大

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    2011年04月24日
  • よいこの黙示録(1)

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    一人の少年がクラスを操り宗教を興そうとするお話。
    主人公は元ニートの新米女教師湯島朝子。
    宗教を興そうとするのが4年2組の伊勢崎大介。

    設定は子供が宗教を興すという他のマンガにはないめずらしい設定で惹かれるものがある。

    伊勢崎がなぜ宗教を興したいのかって部分がまだ明かされていないので何ともいえない。そこらへんが少しずつ明かされていけば、もっと引き込まれるのかなと思う。

    センセイ 俺はね
    自前の「神」が欲しいんだ
    森ユリカを教祖にして
    このクラスに宗教を興す

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    2011年04月17日
  • よいこの黙示録(1)

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    たまたまためし読みを店頭で読んで、その場で購入を決意。
    いい意味で全く小学生らしくない生徒の作る宗教が、これからどうなっていくのか・・・なぜか鳥肌が立ってしまう展開に心が惹かれっぱなしでした。次巻が楽しみです。

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    2011年03月31日
  • よいこの黙示録(1)

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    小学生と宗教という目の付け所が最高ですね!!
    一見タブーのような話を書いてしまう青山先生に感激です。
    続きが待ち遠しい一冊になりました。

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    2011年03月25日
  • よいこの黙示録(1)

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    ある小学校のクラスで「宗教」が立ち上がっていく様を描いた物語。「ストロボライト」の青山景による最新作。
    「この人には『書きたいこと』があるのできっといずれ面白い漫画を書く」というカンのみで「SWWEEET」からすべての単行本を読み続けてきたのだけれど、ここへきてとうとう爆発してくれたかという感じ。
    絵柄も前作よりずっとこなれており、漫画としての構成も前作までよりぐっと良くなっている。キャラクターもしっかり書き分けられていてなおかつ立っているし、テーマである「宗教」も「教室=社会の比喩」とがっちり結びつけて描かれようとしている(今のところ)。
    しいて難を言えば、宗教の先導役が小学生というところに

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    2011年03月24日
  • ストロボライト

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    久々に読み返したけど素晴らしい。一部鼻につく展開もあるけど切ないけどちょっとハッピーな好きな話。よしもとよしともの銀のエンゼルを思い出す。

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    2010年12月23日
  • ストロボライト

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    モノクロの中に色が付いているような。いやむしろ逆にモノクロだからこそ読み進めていくうちに色が付き、立体的にこの世界観を浮き上がらせているような、そんな感覚。淡々と、かつ劇的に物語は進行していく。現在、過去、未来。夢、妄想、空想。それらは互いに影響しあい、刺激しあい、”自分”と”彼女”を紡ぎだす。果たしてどこまでが現実で、どこからが空想なのか。読者としては”もしかしたらこの終幕すら空想なのではないか?”と思えてしまう絶妙なストーリー構成は好感度高し。

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    2009年10月07日
  • よいこの黙示録(2)

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    非常に興味深く狂気をはらむ展開になってきたがゆえに、ここで作者が自ら命を断ってしまったというのが辛すぎる。

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    2022年03月19日
  • ストロボライト

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    ストーリーも絵も非常にリアルで面白い作品だった。間テクスト性という言葉が作中に出てくるが、過去の回想として進行していく物語の中で主人公を取り巻く感情が変化していくのが面白かった。1冊で完結する物語なだけに展開がテキパキ進んでいく。カットや絵にも色々な工夫が読み取れて良かった。

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    2021年01月18日
  • ストロボライト

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    何度も読み返したい作品なのだが、読み返すたびに辛くなってどんどん読むペースが遅くなる。1回目はさらっと読んだのにね。「帰って」のコマがお気に入り。

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    2020年08月30日
  • ストロボライト

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    前、読んだ漫画を
    もう一度、読み直してみる巻 Vol.10

    町田ミカさんも良いが・・・実和子が好きだなー。 久々に読み直したがこの漫画のストーリーもすごいな… またしても衝撃を受けました。

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    2019年05月12日
  • よいこの黙示録(1)

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    主人公はニート上がりの新米女教師・湯島。
    ドジで頼りなくいかにクラスを上手く運営していくかに重点を置いた言動をするが空回りしがちな彼女は、教え子・伊勢崎大介との出会いによって彼のとある野望に加担することに。

    「センセイ オレはね
    自前の神が欲しいんですよ」

    彼が教祖として狙いをつけたのは無口で独特な存在感もつ森。
    伊勢崎の綿密な計画と心理操作の元、クラスで孤立していた森は教祖としての第一歩を踏み出すが……

    新興宗教が出来るまでの過程をとある小学校の一クラスをスタディケースに置き換え追っていく実験的試みが憎い。
    なんといっても腹黒ショタ伊勢崎の存在感に注目。
    森に教祖としてのカリスマ性を付

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    2017年08月24日
  • ストロボライト

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    ネタバレ

    青山さんの漫画は、個人的に好きな絵柄で、ちょっとエロいシーンがあったり。
    青山さんの中で、一番のお気に入りです。
    大学で、自分の好きな女優がいたら、楽しいだろうなー、と想像します。
    決してハッピーエンドではなかったですが、いろいろ考えさせられる作品でした。
    青山さんのご冥福をお祈りいたします。

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    2013年05月26日