青山景のレビュー一覧

  • ストロボライト
    付き合っている彼氏や彼女から、自分のことを「好き」と言われた時に、相手の自分への「好きになり方」に違和感を感じることがあるとしたら、それは自分が見て欲しいところを透過され、相手が自分の上に勝手に投影している自分の像のようなものを見ているような感じになる時だろうか? 好きな相手にこそ自分が評価されたい...続きを読む
  • ストロボライト

    最後の手紙は、、、

    青山景さんの少ない作品の一つ。

    「SWWEEET」から、ストーリ、作画もアップして、
    色々とやりたいこと詰め込んだ実験作。

    これと並行していた、お金だけのためのマンガ
    「チャイナガール」の原作に不満を持ちつつ、
    こっちで、発散するって言うバランスを取る作品。

    最後の手紙は当時...続きを読む
  • よいこの黙示録(1)
    青山景が死んでから読んだのが悔やまれる。
    生きてるうちに読んだからって何かが変わるわけではないけど。

    カリスマの作り方というのは、私も非常に興味があるテーマだったし、宗教をテーマにするのはある程度勇気がいることだしね。

    ところで、12月22日に第2巻が出るそうで。
    ここで完結してほしいなー。
  • よいこの黙示録(1)
    クラスに宗教を作る漫画。個人的に宗教論が好きなので楽しめた。惜しむらくは作者様が亡くなってしまったため続刊が出ないという点。悲しい。
  • ストロボライト
    きれいにまとまった大傑作なのでは。
    ヴォネガットや、「小池真理子が清少納言に影響を与えるような……」など、かなり整理されている。
    セックスばかりというのもご愛敬。
    いま知っておいてなんだが、作者の死は残念だ。
  • ストロボライト
    まちがいなく傑作だとおもう。

    一度目、とりあえず読んで流れと構成をつかむ。
    二度目、一度目でつかんだ流れ・構成を、世界の階層を意識しながら読み込む。緻密に計算して描かれた世界の重なりに圧倒され、こちら側にもその世界がはみだして、一緒に流れているような変な感覚になる。

    すごい。

    一見ちょっと変わ...続きを読む
  • ストロボライト
     劇中の映画とリンクしつつ、物語は進んでゆく訳だが……。まぁネタバレはよそう。今敏の映画みたいだけど、また別の方向性へ進んでる。物語構成が凄い。「よいこの黙示録」もおもろいし。この人のファンになったわ。
  • よいこの黙示録(1)
    買って配りたい級の面白さだった。小学校のクラスで宗教ができていく話。学校のクラスって、社会を分かりやすく考えるためのいいスケールだよなぁ。今後にも期待大
  • よいこの黙示録(1)
    一人の少年がクラスを操り宗教を興そうとするお話。
    主人公は元ニートの新米女教師湯島朝子。
    宗教を興そうとするのが4年2組の伊勢崎大介。

    設定は子供が宗教を興すという他のマンガにはないめずらしい設定で惹かれるものがある。

    伊勢崎がなぜ宗教を興したいのかって部分がまだ明かされていないので何ともいえな...続きを読む
  • よいこの黙示録(1)
    たまたまためし読みを店頭で読んで、その場で購入を決意。
    いい意味で全く小学生らしくない生徒の作る宗教が、これからどうなっていくのか・・・なぜか鳥肌が立ってしまう展開に心が惹かれっぱなしでした。次巻が楽しみです。
  • よいこの黙示録(1)
    小学生と宗教という目の付け所が最高ですね!!
    一見タブーのような話を書いてしまう青山先生に感激です。
    続きが待ち遠しい一冊になりました。
  • よいこの黙示録(1)
    ある小学校のクラスで「宗教」が立ち上がっていく様を描いた物語。「ストロボライト」の青山景による最新作。
    「この人には『書きたいこと』があるのできっといずれ面白い漫画を書く」というカンのみで「SWWEEET」からすべての単行本を読み続けてきたのだけれど、ここへきてとうとう爆発してくれたかという感じ。
    ...続きを読む
  • ストロボライト
    久々に読み返したけど素晴らしい。一部鼻につく展開もあるけど切ないけどちょっとハッピーな好きな話。よしもとよしともの銀のエンゼルを思い出す。
  • ストロボライト
    CONTINUE誌上で連載されていたストロボライト。非常に作者の意図が分かり面白い作品だと思います。こういう話の進め方や、作中の小物の使い方、若さゆえの…みたいなのは共感できるというか、リアルな感じだと思います。
     作者の意図が分かる分、出来なかった事や、描ききれなかった事が分かってしまうのが残念の...続きを読む
  • ストロボライト
    各人が持ちうる各々の歴史というものは、
    ある点を起点とした物語が
    複雑に折り重なりながら、形を変えながら、
    現在進行形で構成されていく。

    その中で、過去の自分というものの存在を
    生かすにしろ殺すにしろ、
    どう対峙して、その意味をどう定義づけていくかは
    常に現在の自分がなしていくべきことなのである。...続きを読む
  • ストロボライト
    モノクロの中に色が付いているような。いやむしろ逆にモノクロだからこそ読み進めていくうちに色が付き、立体的にこの世界観を浮き上がらせているような、そんな感覚。淡々と、かつ劇的に物語は進行していく。現在、過去、未来。夢、妄想、空想。それらは互いに影響しあい、刺激しあい、”自分”と”彼女”を紡ぎだす。果た...続きを読む
  • よいこの黙示録(2)
    非常に興味深く狂気をはらむ展開になってきたがゆえに、ここで作者が自ら命を断ってしまったというのが辛すぎる。
  • ストロボライト
    ストーリーも絵も非常にリアルで面白い作品だった。間テクスト性という言葉が作中に出てくるが、過去の回想として進行していく物語の中で主人公を取り巻く感情が変化していくのが面白かった。1冊で完結する物語なだけに展開がテキパキ進んでいく。カットや絵にも色々な工夫が読み取れて良かった。
  • ストロボライト
    何度も読み返したい作品なのだが、読み返すたびに辛くなってどんどん読むペースが遅くなる。1回目はさらっと読んだのにね。「帰って」のコマがお気に入り。
  • ストロボライト
    前、読んだ漫画を
    もう一度、読み直してみる巻 Vol.10

    町田ミカさんも良いが・・・実和子が好きだなー。 久々に読み直したがこの漫画のストーリーもすごいな… またしても衝撃を受けました。