あらすじ
新任教師の湯島朝子(ゆしま・あさこ)が担任することになった4年2組。その着任初日の朝の会で、とある作文をめぐってクラスの意見が対立。騒動が過熱するなか、朝子はこの対立状況が仕組まれたものであることに気づき――!? 神、仏、祈り、祝福、呪い、救済、現世利益、カルト、魔法少女、超常現象、動員ゲーム、集団心理、カリスマ、シャーマニズム、権謀術数……。舞台は小学校。30人のコドモと1人のオトナが巻き起こす、悪夢のようにカラフルな新宗教絵巻。
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青山景が死んでから読んだのが悔やまれる。
生きてるうちに読んだからって何かが変わるわけではないけど。
カリスマの作り方というのは、私も非常に興味があるテーマだったし、宗教をテーマにするのはある程度勇気がいることだしね。
ところで、12月22日に第2巻が出るそうで。
ここで完結してほしいなー。
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買って配りたい級の面白さだった。小学校のクラスで宗教ができていく話。学校のクラスって、社会を分かりやすく考えるためのいいスケールだよなぁ。今後にも期待大
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一人の少年がクラスを操り宗教を興そうとするお話。
主人公は元ニートの新米女教師湯島朝子。
宗教を興そうとするのが4年2組の伊勢崎大介。
設定は子供が宗教を興すという他のマンガにはないめずらしい設定で惹かれるものがある。
伊勢崎がなぜ宗教を興したいのかって部分がまだ明かされていないので何ともいえない。そこらへんが少しずつ明かされていけば、もっと引き込まれるのかなと思う。
センセイ 俺はね
自前の「神」が欲しいんだ
森ユリカを教祖にして
このクラスに宗教を興す
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たまたまためし読みを店頭で読んで、その場で購入を決意。
いい意味で全く小学生らしくない生徒の作る宗教が、これからどうなっていくのか・・・なぜか鳥肌が立ってしまう展開に心が惹かれっぱなしでした。次巻が楽しみです。
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ある小学校のクラスで「宗教」が立ち上がっていく様を描いた物語。「ストロボライト」の青山景による最新作。
「この人には『書きたいこと』があるのできっといずれ面白い漫画を書く」というカンのみで「SWWEEET」からすべての単行本を読み続けてきたのだけれど、ここへきてとうとう爆発してくれたかという感じ。
絵柄も前作よりずっとこなれており、漫画としての構成も前作までよりぐっと良くなっている。キャラクターもしっかり書き分けられていてなおかつ立っているし、テーマである「宗教」も「教室=社会の比喩」とがっちり結びつけて描かれようとしている(今のところ)。
しいて難を言えば、宗教の先導役が小学生というところにいまいちリアリティを感じられない。今後の展開がわからないのでなんとも言えないのだが、この役は教師にやらせてもよかったのではないか。
いずれにせよ久々のヒットで続刊を読むのが楽しみ。
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主人公はニート上がりの新米女教師・湯島。
ドジで頼りなくいかにクラスを上手く運営していくかに重点を置いた言動をするが空回りしがちな彼女は、教え子・伊勢崎大介との出会いによって彼のとある野望に加担することに。
「センセイ オレはね
自前の神が欲しいんですよ」
彼が教祖として狙いをつけたのは無口で独特な存在感もつ森。
伊勢崎の綿密な計画と心理操作の元、クラスで孤立していた森は教祖としての第一歩を踏み出すが……
新興宗教が出来るまでの過程をとある小学校の一クラスをスタディケースに置き換え追っていく実験的試みが憎い。
なんといっても腹黒ショタ伊勢崎の存在感に注目。
森に教祖としてのカリスマ性を付与する為虎視眈々と策略を練り、担任までも脅して演出を行い、人を思惑通り動かす為なら狂言すらも辞さない確信犯。
すごい怖い腹黒いと三拍子そろってます。おまけに美少年。
彼が自前の神を欲する理由は一巻ではまだ明らかになりませんが、その頭の回転力と行動力をもってしてゆっくりと着実に目的へと近付いていく姿には戦慄を禁じ得ない。
教祖の凄さを引き立てる脇役に徹しながら実は彼こそ全ての計画の中心、欠く事できないブレインであるという設定が味噌。
今後彼等がどうやって信者を増やしていくかに期待が高まる。
クラス内の微妙な力の均衡や人間関係も面白い。
リーダー的生徒、それにおもねる生徒、孤立気味の生徒……その中でも特に新興宗教に否定的な生徒たちをどうやって「落としていく」のか、手強い敵を攻略していくゲームのような楽しみがある。
伊勢崎の行動に振り回されがちな湯島にしても、保身からではなく純粋な良心から疎外される生徒を心配したりと根は善人に描かれているので、てんてこ舞いぶりを微笑ましく見守っていられる。
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気になっていた作家のマンガだったので読みました。
宗教をテーマにしたものということです。宗教と、小学校でのリアル(こどもの無邪気さ、一方的な思い込み、あきらめ、教師の苦労、ひずみ)がうまい具合に絡めながら話がすすめられていました。
2巻途中で作品が終わってしまったことは確かに残念ですが、この作家が描こうとしていたことは割とはっきりしていたと思いました。
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小学生がクラス内で宗教を興す話。
危ない話題をポップな絵柄で描いていて展開も早いので引き込まれる。
宗教を完全な悪あるいは善としては描いていないところがポイント。子どもが遊びで興した宗教に対し主人公の新米教師は「これも子供たちのためにはありなのかも…?」と何度もとまどう。そして読者の私たちも「自分が先生だったらどうするか」を一緒に考えながら読み、容易には答えが出せないことに気づく。
永遠に2巻までしか読めないのが悔しすぎる。
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何かにすがろうとすることは人間の不完全性をあらわす愚かしくも、愛すべき行為なはずだ。
たとえ信仰していなくともぼくらは無意識的に神の存在を知っている。
しかし意図的に神を作り出すことがこんなにも不気味なことなのか。
さらにそれが小学生という設定がその不気味さに輪をかける。
教祖、信者、主謀者に加えてすべてを把握しているはずの傍観者らがこの先どう交わってどこに向かうのか。
はたして主謀者の狙いは?なぜ自前の神が必要だったのか?
未完結なのが本当に惜しい作品になりそうだ。。。
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作中では小学校を舞台としているものの、情報によって人が簡単に動かされてしまう様は現代社会にも通ずるところがあり、なかなかおそろしい。
現時点ではまだ大きな展開を見せないが、今後クラスがどう動いていくのかが楽しみ。
評価は★3.5くらいで、期待をこめて★4。
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青山景さんのシュールな作風は健在です。
小学生がクラスで新興宗教を起こすという発想がとても斬新でした。そのためクラスメイトと周りの大人を自分の計画のため駒のように動かす小学生はまるで小悪魔のようでした。
その小悪魔のような緻密な行動派の小学生が、神など信じてもないくせにご利益だけ求めるとか図々しいんだよという台詞を吐き捨てる場面があるけれども、信じてもないくせに自分の好きなように解釈しちゃうって人間のエゴなんだよなという意味で全くこの子が言ってることは正論ではないかと思いました。まあ、それはそれで人間らしくて素敵だと思いますが。
しかし無駄にパンチラが多い気がする。あ、ちなみにパンチラはもちろんクラスの担任の先生に対するものです。まあ、そんなの嫌いじゃないですが(笑)あと、教育界を目指す人や心理学に興味のある人なら一回気軽に読んでみてもいいじゃないかと思います。無駄にパンチラが多いですが(笑)
久しぶりにのめり込んだ作品です。彼らの宗教がどういう方向に進んでいくか期待大。
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小学生がクラスメイトを教祖に見立てて宗教を興す、話。
ハイライトは宗教を興そうとしている子が誓いを立てるシーン。
"みんなのせかいをよりよくするためにみんなをみちびくかかり"
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舞台は小学校。
とあるクラスで生徒が宗教を作り上げていき、よいこの皆が徐々に信仰に飲み込まれていく。
小学生とはいえそこには一つの社会が形成されていて、生徒それぞれの立ち位置にもすべて意味があり、たかが漫画だと馬鹿に出来ません。
実際の小学校のクラスにも割とそういう部分が見えるのではないでしょうか。
主人公は担任の先生なのですが、割と信仰の鍵となる生徒を中心に話は展開していきます。
とある男の子が、とある女の子を「教祖」にする為に裏で糸を引き、すべてを見越して想い通りにしていく様が凄いです。
2巻が楽しみですね。
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小学校を舞台に、宗教ができあがっていくプロセスを描いた話。が、ファンタジーとかオカルトではなく、群衆心理のわかりやすい教科書みたいな感じ。デマとか炎上とか、ポイズンな世の中に流されぬために。みたいな
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小学生が意図的に新興宗教を創る。という考えにくいストーリーだが、宗教の生成に必要なエピソードはほぼ網羅されている。
続巻では小規模で強固な宗教がどう閉塞した環境で育ち、「卒業」という避けられない節目で崩壊ないし自然消滅するのかが描かれると予想できる。
大人が興す新興宗教と違って子供の興した新興宗教は「別れ」というエピソードでピリオドが打たれるからね。
追記:作者の青山景さんが首吊りによる自殺をされました。
もう次巻はありません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Posted by ブクログ
青山景が割と普通の漫画描いてた。なんか意外だー!イブニングだしそれなりの長さになるのかな。
小学生が宗教を興す話。
この作者は考えて描く人だから一巻にも伏線が張られているのだろう…。気になるのは中島の作文によると森ユリカは元々不思議な力を持っていたと言う事になる?んで、いかにも怪しい作文を読んでみると、「ほたる」と「ホタル」が両方ある!だからどうした。誰かが書き換えたのか?読んだら気付くだろ。わからん。それと、森ユリカが読んでた五月三十五日て本、本当にあるんだね。ググったけど話に関係は無さそう。あと、保健室の先生は伊勢崎とグルなの?グルだとすると 保健室に行った事にしといて→オバさん教師に確かめられる→やばいバレる!→保健室の先生「来ました」→ぐ、グルだったのか! みたいな?
完璧想像になってきたし、わかんないってことで。
二巻は今冬らしい。年内に出たらランキングとかに載るかも。
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話題作になるでしょう。宗教っていろいろタブー化されているのに、さらに小学生が作る宗教だなんて、話題にならない方がおかしい。
次巻がすごい楽しみ。
Posted by ブクログ
イブニングで1話をみて以来今年一番話題になるだろうなとおもってた作品です。小学生でさらに宗教を盛り込んだこの作品がどこまで伸びるかすごい楽しみです。
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こいつぁ確かにスランプだ。
勉強してきた知識とボインとパンチラばかり。
もちろんこれから面白くなろうとしていたところかもしれないが。
いずれにしても惜しい。
Posted by ブクログ
駆け引きがごっこで終わるのか宗教が誕生するところまでいってしまうのか、という期待をしてしまう第一巻。残念なのは2巻までしか読めないということ。
Posted by ブクログ
新興宗教がどのように形成されていくのかを描いた漫画。絵はこなれた感じなのだが、舞台が小学校なので展開にちょっと無理がある。中学校を舞台にすれば、もっとリアリティが出たと思うのだが。
学校/教師が生徒を信徒化して、クラスを教団のようにしていく驚愕のルポルタージュとしては、原武史の『滝山コミューン1974』がある。それに匹敵するくらいの心凍りつくような作品になることを期待。とりあえず、早く2巻出ないかな。