岡田暁生のレビュー一覧
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コロナ渦中にあって三密の音楽活動はライブが不可能になった。音楽はネット配信で大丈夫という声の中、そもそもの音楽の存在理由や成り立ちから空気の共有の必要性を説く。必要な三密をどのように解消するか課題である。Posted by ブクログ
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「モーツァルトの天才の特異さは、桁外れの才能が「ごく普通の人間」、私たちとそう変わらない一人の人間と結びついていたことにある」親しみやすいのに真似できない、無邪気に見えて残酷なほどシニカル…いくつもの矛盾した顔をもつ天才の実像に迫る。
教育パパの呪縛から抜け出せず、世界初のフリー音楽家を夢見ながら時...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナ禍を音楽の歴史を踏まえて眺める、新たな観点を得られる本。ベートーヴェンの第九を主題に持ってきているのも新鮮だった。Posted by ブクログ
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久しぶりに著者が表現した通りか興味を持ってしまうという感情が湧き上がった。
序盤は最後まで読めるだろうかと心配になったけれど、バロック辺りから歴史の教科書と楽典と音楽史そして楽譜が並行して並び、だからか!まるで学生のような学びが腑に落ちた。
バッハと言えば宗教的楽曲、それはキリスト教になじみがな...続きを読むPosted by ブクログ -
文章は学術的な感じが強いので、少し難しいところもありますが、クラシック音楽の歴史の流れをこれだけわかりやすく解説した本は、なかなかないと思います。
もともとクラシックについて、それほど知っていたわけではないですが、知らなかった話が多く書かれていて、興味深く読むことができました。Posted by ブクログ -
「音楽」以前の中世の音楽からフランドル学派、バロック、ウィーン古典派、ロマン派、20世紀から現代へと続く歴史の流れを、著者の見解を交えて解説するもの。「単に音楽史上の重要な人物名や作品や用語などを、時代順に洩れなく列挙したりすることは、私の意図するところではない」(p.ii)とあるように、あくまで...続きを読むPosted by ブクログ
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数多の伝説に彩られたアレクサンドロス大王に関して、歴史学的手法に基づき、最新の研究成果をもとにその実像を可能な限り手繰り寄せると同時に、それぞれに時代や地域においてアレクサンドロスがどのように解釈されてきたのか紹介した著作。Posted by ブクログ
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カタルーニャの歴史、生い立ち、人間関係、パトロン、建築史などとガウディをめぐるトピックに一通りの目配せが効いている。事典的なつくりとも言える。Posted by ブクログ
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英雄アレクサンドロスの一生と評価の変遷を辿った興味深い一冊。
短期間であれほどの広大なエリアを征服した王だが、獅子身中の虫たる支配した地域の管理や、過度の疲労とストレスを強いられた兵士達への対応など私の疑問に答えてくれた内容に大満足。
アレクサンドロスを英雄と見るか暴君と見るか?まだまだ興味は尽きな...続きを読むPosted by ブクログ -
若冲って、作品は好きで機会あるごとに見てきたけど、人物については、てんで知らなかった。
こういう場合にプリマー新書はありがたいよね。とっても分かりやすい。
生前から名声を欲しいままにしながら、死後は美術界から忘れられていた存在だったなんて、今の人気からは考えられないよね。何より初めて知って驚いたのは...続きを読むPosted by ブクログ -
「私は理解されるまで1000年の時を待つ」
江戸中期 元禄時代の後 1716年 京都生まれ
家業の青物問屋を放棄して山にこもる。
20代後半から絵画を始める。
様式化が進み、派閥の様式から外せない。
狩野派→土佐派→中国絵画? 40歳で職業画家へ
50~60代の作品が少ない
裏彩色
絹本の裏か...続きを読むPosted by ブクログ -
若冲に関するまとまった本を探していたので、絵の分析から、数少ない資料からの生涯のまとめなど、とても楽しめました。
かなり前の展示会には行けなかったので、次こそは本物を見たい。特にハート型の鳳凰の羽とか。Posted by ブクログ -
若冲がここまでメジャーな存在になるのに、著者の功績大なのは首肯されるところであろう。本作では、代表作の「動植綵絵」を中心に、若冲の生涯をたどりながら、表現様式や作品の意味合いを分かりやすく教えてくれる。フラクタルや精神医学の研究から見た若冲などの紹介があるのも面白い。Posted by ブクログ
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名曲ガイドや巨匠紹介のような類の本ではなく、時代背景に即して西洋音楽史を概観していくような内容。非常に流れがはっきりとしているので、一気に読み進められた。ただ、芸術史や文化史を読む上では当然ながら、頭に西洋史の知識や作曲家の名前が入っていないとさすがに読んでいくのに若干厳しいものがある。Posted by ブクログ
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バッハがなぜ音楽の父と呼ばれるのか。
ベートーベンやモーツアルト、ハイドンの曲はなんで音楽の時間でかなりの時間を費やして学んだのか。
読後、ちょっとだけ分かった気がした。
音楽は個々の曲や作曲家について興味をもつことはあれど、音楽の歴史そのものを時系列で学ぶことはなかったので、とても分かりやすく頭...続きを読むPosted by ブクログ -
中世音楽に始まり、ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派、そして世紀末と戦争の時代を経て現代の音楽につながる西洋音楽の歴史を一望する本です。
本書を読めば、西洋音楽の歴史は宗教のための音楽から、貴族の音楽、ブルジョアの音楽、大衆の音楽へと変化・多様化する過程でもあることがよく分かります。
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音楽学者の岡田暁生氏が音楽史についてまとめたもの。本書では中世、ルネサンス、バロックから、第一次世界大戦以後の現代までを、いわゆるクラシック音楽と呼ばれるものに限定されていますが、互いに接続しながら解説しています。それぞれが独立して存在しているわけではなく、どのように発展、もしくは衰退していったかが...続きを読むPosted by ブクログ
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音楽学者の岡田暁生氏が音楽の嗜み方についてまとめたもの。なお、本書で取り扱う音楽は主にクラシック音楽と呼ばれるものに限定されています。本書の中では「聴くこと」は「語ること」であり、「語る」ためには、当然ですが多くの言葉を自分の中にストックしておく必要があるとしています。これは音楽に限らず、いろいろな...続きを読むPosted by ブクログ