西洋音楽史 「クラシック」の黄昏

西洋音楽史 「クラシック」の黄昏

990円 (税込)

4pt

一八世紀後半から二〇世紀前半にいたる西洋音楽史は、芸術音楽と娯楽音楽の分裂のプロセスであった。この時期の音楽が一般に「クラシック音楽」の歴史と呼ばれている。本書は、「クラシック」音楽の歴史と、その前史である中世、ルネサンス、バロックで何が用意されたのか、そして、「クラシック後」には何がどう変質したのかを大胆に位置づける試みである。音楽史という大河を一望の下に眺めわたす。

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西洋音楽史 「クラシック」の黄昏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ホームズと並行して読んでいた一冊。
    実はこのところにわか趣味でクラシックにハマっておりまして、名曲をたくさん聴く中で、これらを体系的に知っておきたい……と手に取ったのが本書です。
    クラシック音楽の知識といえば音楽の授業レベルしかない私ですが、そんな自分でも数百年の西洋音楽史を見通せたような、実にわか

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    分かりやすいだけでなく、文章が巧い。内容もよくまとまっており、地に足の着いた議論が展開されている。ありきたりの解説にもシニカルに歪んだ奇説にもなることなく、中道的ながらフレッシュな論理展開がなされていて好感。軽く要約もして、大いに勉強させて頂いた。再読の価値あり。

    0
    2021年09月04日

    Posted by ブクログ

    作曲された当時と今とでは、聴き手の対象や聴く環境が異なることを、時代背景とともに知ることができました。

    また、現在の音楽史を把握できない理由として、音楽史の主役が作曲家でなく、いわゆる名演と言われる巨匠たちに移っている点に納得させられました。

    取り上げられた音楽を実際に聴きながら、再度読み返した

    0
    2021年03月20日

    Posted by ブクログ

    西洋音楽史を学ぶと同時に、西洋の歴史も学べる。学生時代、単に中世期、ルネサンス期、バロック期、古典期、ロマン主義期などを時系列だけで学んできたが、背景にある歴史、文化、宗教、神への信仰心、革命や戦争と音楽は深く交わっていることが、楽しく理解できた。

    0
    2020年07月25日

    Posted by ブクログ

    率直な感想として、音楽史を俯瞰できる立場にある現代人は本当に幸せだと思う。

    中世の時代にバッハを聴くことは出来ないし、バロック時代にモーツァルトを聴くことも出来ない。そんな中、我々は好きな時代の好きな曲が聴き放題という贅沢な時代に生きている。これを享受しない人生とは勿体ないと思う。

    以前にパウル

    0
    2020年06月06日

    Posted by ブクログ

    クラシック名盤ガイドを探している時に名著として出てきて読んでみました。確かに名著だ。一気に読ませる熱量がある。文章は華麗でいて平明、歴史の中で鳴っていた音、現代人には聴き取れない音があったのだと遥かな想いになる。グレゴリオ聖歌から態度を正して改めて聴きたくなる。これが新書ですよ、一冊でわかった気にさ

    0
    2020年01月10日

    Posted by ブクログ

    ”「事実」に「意味」を与えるのは、結局のところ「私」の主観以外ではありえない。”というコンセプトで書かれた西洋クラシック音楽の歴史は、ある程度クラシック音楽の歴史を知っている人にも、新たな発見をもたらしてくれる。
    音楽のことだけでなく、その音楽の生まれた社会的な背景や、建築・美術・文学との関わりにも

    0
    2019年10月17日

    Posted by ブクログ

    youtubeやapple musicで、文章に登場する曲を聞きながら読んでいくのが楽しかった。
    バロック~古典派は耳馴染みがあったのだけど、それ以前やそれ以後の時代の音楽に触れることができて刺激的だった。

    0
    2019年08月15日

    Posted by ブクログ

    通史として非常にわかりやすい。各時代の曲の特徴を社会状況から説明してくれることも非常におもしろかった。特に古典派とロマン派の章がすばらしい(ソナタ形式が啓蒙的思想に裏打ちされているという話と、ロマン派が公衆という市場により登場したのだという話)。
    あと著者の知識や表現能力が高く、かつあとがきにおける

    0
    2018年06月16日

    Posted by ブクログ

    中世から現代にかけて、どんな音楽が西洋で流行して、そのきっかけとなる要素は何かを解説する。また音楽そのものは、各時代においてどのような人々に受け入れられて、どんな見方をされたのかを言及しており、現代の物差しでは実感できないことを、本書を通じて明らかとなる。

    0
    2025年11月22日

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