畠山理仁のレビュー一覧
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日本の空虚な民主主義社会、その根幹をなす政局に風穴を開けたい。2009年の民主党政権による記者会見は、記者クラブによる閉塞からフリーランス記者の参加を求めていく。それはフリーランス記者側の強い要望であり、そこから少しでも透明化へと近づく政治の本質へと繋がっていく。この当たり前の民主主義の振る舞いは21世紀まで看過されていた。その原因のひとつに私たち有権者の政治への無関心、そして安易に同調へなびく "事なかれ風土" が根付いているからであろう。そんな現状に諦めない筆者畠山理仁の足跡は、為政者や官僚、マスメディアの愚と賢が交錯する。便利や分かり易さとは対極にある "デ
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この前の都知事選。立候補している候補者を見て、最初に思った感想はふざけ過ぎ。だった。泡沫候補と呼ばれる人たちのふざけ方と主要候補と呼ばれる人たちの代わり映えのしない感じにうんざりした。そして選択肢がないと思いなんとなく現職に入れてしまった自分にもうんざりした。こんな選挙意味あるのかと、今年は特に強く思って、そもそも泡沫候補と呼ばれる人たちって何者なんだろうと、まずはそこから知ろうと思いこの本を読んだ。すごく面白い。確かに頭がイカれているとしか思えない候補者もいるがみんなが政策に本気であることに代わりはないのかなと思う。候補者を平等に取り上げないマスコミの姿勢は確かに大いに疑問。マスコミが選挙を
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選挙という仕組みを使って政治に関わるという、民主主義として自明のシステムに対して、なんだか納得がいかないことは色々とあると思います。本書ではそんな納得いかなさについて、著者の取材活動から訴えられたいことが書かれています。選挙に立候補した人たちの中で、有権者が知っているのは報道される本当に一部だけ。それ以外の人は、一体どんな選挙活動をしているのか。そしてなぜ立候補するのか。とても当選できないのに。一人一人について、著者が密着取材を通して知り得たことを書かれています。彼らはわかっていて、それでも必要だから立候補しているのだということを。選挙に対してもっと向き合って行かなければならないと感じました。
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無頼系独立候補の報道に、「独自の戦い」と、「一応触れる」公職選挙法とマスメディアのアホさかげんよ!
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2016年の東京都自治選挙には21人が立候補した。だが、メディアは小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎の三人の争い、と報じ続け、他の18人は、まさに「他の18人」という、選択肢以外の存在として扱い続けた。
僕は東京都民ではないのだが、地方都市の選挙でも同じことだ。たいてい泡沫候補とされる立候補者の報道は「独自の戦い」と一行だけ書かれている。
だが「泡沫候補とされる」とは何事だ? 誰がそう定義しているのだ?
なんと、当時の自治省と朝日、毎日、読売新聞の三社が、泡沫候補を紙面から締 -
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思った以上に面白かった!
夫が政治に興味あり、
今まで全然気にしていなかった政治の世界に
触れ始めたら政治はちょっと面白い。
だけど、その中でもさらに
メディアにほとんど取り上げられない
いわゆる泡沫候補にまじめに取材したこの本は
想像以上にまじめで色々考えさせられた。
政見放送で気持ち悪かったあいつとか…
まぁ、マック赤坂の言ってることとか
すごいんだけど、やっぱり当選はして欲しくない
訳で、まともで戦えるような候補者はいないのか…
やっぱり政にはちょっとおかしい人たちしか
携われないのかな⁇
供託金の高さと選挙期間の短さは
改善必須だな。あと、議員報酬のカット。 -
Posted by ブクログ
著者が訴えていることはすごくよくわかる。実にまっとうな考え方だと思う。選挙とは、今現在の民主主義という仕組みの要であり、誰もが立候補して自らの政治的主張を述べる権利を持つはずだ。それなのに実際には、立候補のハードルは高く、そこを越えても、大きな組織の後押しや圧倒的な知名度がない人は、「泡沫候補」と呼ばれ、マスコミには黙殺され、時には嘲笑されたりする。それでもなお、選挙に出続ける人はいる。マスコミは、彼ら彼女らの主張をきちんと報道すべきであり、私たちもその声に耳を傾ける必要がある。
その通りだなあと思う。でも…、でもね、ここで取り上げられている「泡沫候補」(著者は「無頼系独立候補」と呼ぶ)の方 -
Posted by ブクログ
無頼系独立候補を丁寧に紹介している貴重な 記録である
世の中にはいろんな考えを持った行動力のある方がいるということを改めて認識させてくれる
無頼系独立候補に対する、筆者のシンパシーが各所に現れている
選挙に行くべきだと思うというような論理的でない筆者の強い思いも 散見されるが非常に面白く読めた
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公職選挙法
公職選挙法は選挙を公正に行うための法律だが他国の選挙法と比べると 選挙運動をかなり厳しく規制するものとなっている
一番わかりやすいのは 選挙運動ができる期間
アメリカをはじめ 多くの外国では特別な選挙運動期間は設定されていない
これに対して日本の選挙運動期間はとても短い 衆議院選