畠山理仁のレビュー一覧

  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い

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    思ってた以上に良い本でした。
    TVの報道系番組(日テレ系)で、作者である畠山さんの密着取材をしてたのをたまたま見て興味を持ち、書籍が出てると知ってすぐ購入しました。
    自分はもともと政治には多少の関心があるほうだと自負してたのが恥ずかしくなるくらい、誠実に政治・選挙と向き合っていました。
    日頃から抱いていた現行選挙制度に関する疑問や不満にも気持ち良いくらい切り込んでいて、かなり溜飲が下がったというか救われた気持ちに。
    マスコミにも立候補者にもこんな人違がいるんだ、と希望が持てます。
    間違いなく選挙への姿勢や見方が変わる本。

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    2023年08月16日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    選挙で当選の可能性が限りなく低いと思われている、いわゆる"泡沫候補"に焦点を当てたルポ。

    奇抜な選挙活動・政見放送など、一見ふざけてるだけに見える候補者達にも真面目な考えがあり、目的のため真剣に選挙を戦っていることが分かる本。

    後ろ盾・知名度・金を持つ人間しか当選できない選挙制度で良いのか、有権者は平等に選べているのかという問題提起もしていて、選挙制度の在り方について考えるキッカケになる。

    岸田総理を襲った犯人も問題視していた供託金についても触れられていて、数年前の本だけど中々タイムリーな内容だった。

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    2023年04月23日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    「選挙は人を育てる。それは候補者だけでなく、有権者も含めての話だ。そのためにも、政治や選挙の情報を多ければ多いほどいい。」

    ということなんだろう。

    2021年の那覇市議選、候補者がとても多かったが、常連以外の各候補者はきっと貴重な体験をしたのだろう。

    翻って。
    投票に行かない人たち、選挙を無視している人たちは成長していないのかもしれない。
    そして、既得権益者の餌となる。

    払ってもいい金額:1,200円

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    2021年09月22日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い

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    普段注目されない「泡沫候補」にスポットをあてたノンフィクション

    個人的には非常に気になってたので面白かった

    正直、変な人というイメージがあったけど、そんなことはなく、ほとんどの候補者は、しっかり政策をお持ちで、完全に誤解していたことがわかった

    立候補すること自体とても尊いことで、立候補すらしていない自分が、泡沫候補の皆さんを冷ややかな目で見ていたことにとても反省させられた一冊でした

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    2020年12月28日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い

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    この前の都知事選。立候補している候補者を見て、最初に思った感想はふざけ過ぎ。だった。泡沫候補と呼ばれる人たちのふざけ方と主要候補と呼ばれる人たちの代わり映えのしない感じにうんざりした。そして選択肢がないと思いなんとなく現職に入れてしまった自分にもうんざりした。こんな選挙意味あるのかと、今年は特に強く思って、そもそも泡沫候補と呼ばれる人たちって何者なんだろうと、まずはそこから知ろうと思いこの本を読んだ。すごく面白い。確かに頭がイカれているとしか思えない候補者もいるがみんなが政策に本気であることに代わりはないのかなと思う。候補者を平等に取り上げないマスコミの姿勢は確かに大いに疑問。マスコミが選挙を

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    2020年09月22日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    マック赤坂はじめ表紙の面白さが強かった本の印象が読み終わって一変しました。特に今の選挙制度や選挙報道の不公平さに驚いたし、選挙報道を楽しくしようというのは良い提案だと思いました。

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    2019年09月11日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    様々な選挙に出馬する「泡沫候補」たち。当選する見込みも、供託金が戻ってくる見込みもないのに、なぜ彼らは立候補するのか。そこに踏み込んだルポだと思って読み始めたが……。いやあ、笑った。こんなに面白い本だとは思わなかった。1章はマック赤坂という候補者を追い、2章で日本のシステムの問題を考察し、3章で都知事選に焦点を当て各候補者に迫る。大変な取材だったと思うが、あまりそんなことを感じさせないユーモアがあった。今後はもっと候補者の主張に耳を傾けようと思う。ちなみに、マック赤坂は今年の港区議選で初当選したそうだ。

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    2019年06月03日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    著者のいう「無頼系独立候補」、あるいは「泡沫候補」、大川総裁のいう「インディーズ候補」、山口敏夫の自称「啓発候補」といった選挙の立候補者に関するレポ。
    同じように供託金を払って立候補した、法的には同等であるはずの立候補者をマスメディアが事実上選別していること、諸外国と比べて独特な供託金制度、といった問題点を指摘しつつ、彼らがピエロ的に振る舞うこと(振る舞わざるを得ないこと)をレポートする。
    「選挙」について考えることに一石を投じる一冊。

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    2019年01月02日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    いわゆる泡沫候補って、受け狙いのキワモノか独善的な人ばかりだと思ってたけど、候補者なりに真剣なんだ。
    主要候補以外の活動がほとんど報じられないことの不公平さを指摘しているが、単なるこじつけと切り捨てられない説得力あり。とはいえ、まともにTV放映しようとしたらどんなことになるやら。。まぁ、今度マック赤坂さんを見かけたらもう少ししっかり足を止めてみようかな。

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    2018年06月28日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    選挙という仕組みを使って政治に関わるという、民主主義として自明のシステムに対して、なんだか納得がいかないことは色々とあると思います。本書ではそんな納得いかなさについて、著者の取材活動から訴えられたいことが書かれています。選挙に立候補した人たちの中で、有権者が知っているのは報道される本当に一部だけ。それ以外の人は、一体どんな選挙活動をしているのか。そしてなぜ立候補するのか。とても当選できないのに。一人一人について、著者が密着取材を通して知り得たことを書かれています。彼らはわかっていて、それでも必要だから立候補しているのだということを。選挙に対してもっと向き合って行かなければならないと感じました。

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    2018年04月08日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    無頼系独立候補の報道に、「独自の戦い」と、「一応触れる」公職選挙法とマスメディアのアホさかげんよ!
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    2016年の東京都自治選挙には21人が立候補した。だが、メディアは小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎の三人の争い、と報じ続け、他の18人は、まさに「他の18人」という、選択肢以外の存在として扱い続けた。

    僕は東京都民ではないのだが、地方都市の選挙でも同じことだ。たいてい泡沫候補とされる立候補者の報道は「独自の戦い」と一行だけ書かれている。

    だが「泡沫候補とされる」とは何事だ? 誰がそう定義しているのだ?
    なんと、当時の自治省と朝日、毎日、読売新聞の三社が、泡沫候補を紙面から締

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    2022年06月01日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    思った以上に面白かった!
    夫が政治に興味あり、
    今まで全然気にしていなかった政治の世界に
    触れ始めたら政治はちょっと面白い。
    だけど、その中でもさらに
    メディアにほとんど取り上げられない
    いわゆる泡沫候補にまじめに取材したこの本は
    想像以上にまじめで色々考えさせられた。
    政見放送で気持ち悪かったあいつとか…
    まぁ、マック赤坂の言ってることとか
    すごいんだけど、やっぱり当選はして欲しくない
    訳で、まともで戦えるような候補者はいないのか…
    やっぱり政にはちょっとおかしい人たちしか
    携われないのかな⁇
    供託金の高さと選挙期間の短さは
    改善必須だな。あと、議員報酬のカット。

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    2018年02月09日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    著者が訴えていることはすごくよくわかる。実にまっとうな考え方だと思う。選挙とは、今現在の民主主義という仕組みの要であり、誰もが立候補して自らの政治的主張を述べる権利を持つはずだ。それなのに実際には、立候補のハードルは高く、そこを越えても、大きな組織の後押しや圧倒的な知名度がない人は、「泡沫候補」と呼ばれ、マスコミには黙殺され、時には嘲笑されたりする。それでもなお、選挙に出続ける人はいる。マスコミは、彼ら彼女らの主張をきちんと報道すべきであり、私たちもその声に耳を傾ける必要がある。

    その通りだなあと思う。でも…、でもね、ここで取り上げられている「泡沫候補」(著者は「無頼系独立候補」と呼ぶ)の方

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    2018年01月21日
  • 記者会見ゲリラ戦記

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    良かった!
    記者クラブについて、実際の体験を展開しており、現状がすごくリアルに伝わってくる。

    記者クラブの厚い壁を、粘り強く、辛抱強くこじ開けていく様は圧巻。
    読み応えがありました。

    また、本書を通じて亀井静香氏、小沢一郎氏、岡田克也氏に対する印象がだいぶ変わりました。
    これまで大手マスメディアが伝えてきたイメージとは異なる印象を持ったという意味です。
    政治や警察に関して、多面的な報道によって情報を得る社会が近づいてきてると実感できる一冊でした。

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    2011年02月12日
  • 記者会見ゲリラ戦記

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    記者クラブの問題で、フリー記者が会見に参加できないことが多々ある現状への挑戦。本来記者側は協力して権力側へ疑問、質問を投げかけ、記事にして広めなければならないのに、記者クラブに所属する大手の新聞社、テレビ局などのメディアは、情報の独占がおびやかされることから、フリー記者を排除してきた。その結果、大手メディアに都合の悪い内容はほとんど情報コントロールされ、受け手は知らずのうちに損をしている。それを打ち破るべく闘う孤高のフリーライターによる一冊。

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    2010年12月17日
  • 選挙漫遊記

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    候補者の主張を1人1人しっかり確認することは重要と改めて感じた。
    個人的には2024年の都知事選の内容が書き下ろしされていて、チームみらいの安野党首の取材がしっかりされていることが印象的だった。

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    2025年10月19日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    あまり読むジャンルの本では無かったが、なかなか興味深く読めた。選挙はタダではないし、変わった人〜で終わらせてはもったいないのかも。

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    2025年09月10日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    謂「泡沫候補」にスポットを当てることで浮かび上がる選挙の本質。パフォーマンスの裏に正しく信念があるかを見極められるか否か。選挙ってやっぱり面白いな。明日の都知事選、如何なる結果になろうとも全ての得票に注目してみたい。

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    2024年07月06日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い

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    都知事選とかは 候補者が多すぎて全然わからずという事もあったし わずかの期間でその人なりがわかるわけでもなく メディア報道されない限りは 目に付かず。
    わざわざ YouTubeなどにアクセスしてまでは 調べなかった私ですが 多くの人も 忙しいから 目に飛び込んで来る情報が 選挙の情報になっていたと思います。

    この本を読んで いつも選挙に出ていた候補がなぜ立候補しているのかなど わかりました。

    これからは 色々チェックしたいと思いましたが 告示してから 短かすぎますよね。
    選挙自体の改正も色々して欲しいですね。

    なぜ投票率が上がらないのからとかも含めて 検討して欲しいです。

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    2023年06月29日
  • 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い

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    選挙戦に打って出た泡沫候補達を追ったノンフィクション。
    安くない供託金を払って出馬しているので、各自何かしら訴えたいことがあるのはわかる。きちんと政策を提言している候補がいることもよくわかったが、なかなか投票候補にはならない。

    でも、今後の選挙戦で各候補の話をきちんと聞いてみようという気にはなった。






     

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    2021年03月21日