畠山理仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
無頼系独立候補を丁寧に紹介している貴重な 記録である
世の中にはいろんな考えを持った行動力のある方がいるということを改めて認識させてくれる
無頼系独立候補に対する、筆者のシンパシーが各所に現れている
選挙に行くべきだと思うというような論理的でない筆者の強い思いも 散見されるが非常に面白く読めた
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公職選挙法
公職選挙法は選挙を公正に行うための法律だが他国の選挙法と比べると 選挙運動をかなり厳しく規制するものとなっている
一番わかりやすいのは 選挙運動ができる期間
アメリカをはじめ 多くの外国では特別な選挙運動期間は設定されていない
これに対して日本の選挙運動期間はとても短い 衆議院選挙では12日間 最も選挙運動期間が長くなる 参議院選挙と 都道府県知事の選挙でも17日間
町や村の主張や懲戒委員 村会議の選挙に至っては たった5日間しかない
このような短期決戦では 知名度が重要になる そして物を言わぬ、もの言えぬタレント候補が有権者の前で実のあることをほとんど話さずに楽々と当選していく
永田町 関係者「正直な話 選挙に出てくれる有名人はいつでも探している。もし有名人が出てくればその人の得た票で他の何人かが当選できる」
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供託金は当選するかもしくは有効投票総数の1割を獲得するなど 一定の条件を満たさないと返還されない
日本は選挙公営
選挙運動費用を税金で負担する制度だが供託金を没収された候補はビラなどの印刷費も個人負担しなければならない そして日本の供託金は世界でも類を見ないほど高額である
衆議院 選挙区 参議院 選挙区 都道府県知事選 は 300万円 政令指定都市の市長選の場合は240万円 国政の比例で選挙に出ると600万円 この高額な 供託金が立候補の機会を奪ってるとして東京地裁で裁判が行われている
フランス ドイツ イタリア アメリカなどのように供託金制度そのものがない国が大半
イギリスが7万5000円程度 カナダが9万でも9万円程度
高いと言われている 韓国でも150万円程度
2017年10月2日のレートで換算
高額な 供託金は組織に頼らない 無頼系独立候補たちに大きな負担を強いている
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選挙は投票して終わりではない 当選者が特別職の公務員 社会全体の奉仕者としてふさわしい仕事をしているかどうか 有権者が監視していくことが必要だ
私たちの代理、私たちの 分身である政治家を育てるのは 有権者しかいない
だからこそ私たち自身 選挙のたびに試されている
その意識を強く持たなければ 選挙 が終わった後にこんなはずではなかったと後悔することになる
そしてもしあなたが 既存の選択肢で満足できそうになかったら、その時あなたが持っている 大切な権利非選挙権を是非 思い出してほしい
実際に立候補しなくても一度は真剣にもし自分が立候補したらと想像を巡らして欲しい その先にはきっと今までに見たことのない光景が広がるはずだ
社会はあなたの力で変えられる あなたの一票で変えないこともできる
民主主義という 終わりのない物語の主人公は あなた以外にはいないのだ -
Posted by ブクログ
都知事選とかは 候補者が多すぎて全然わからずという事もあったし わずかの期間でその人なりがわかるわけでもなく メディア報道されない限りは 目に付かず。
わざわざ YouTubeなどにアクセスしてまでは 調べなかった私ですが 多くの人も 忙しいから 目に飛び込んで来る情報が 選挙の情報になっていたと思います。
この本を読んで いつも選挙に出ていた候補がなぜ立候補しているのかなど わかりました。
これからは 色々チェックしたいと思いましたが 告示してから 短かすぎますよね。
選挙自体の改正も色々して欲しいですね。
なぜ投票率が上がらないのからとかも含めて 検討して欲しいです。 -
Posted by ブクログ
・孫崎享、鈴木宗男を読みたかったのだが、YouTubeに中国船体当たり映像をアップした一色正春なんかも載っていた。加えて、尖閣に国旗を掲揚した右翼団体も登場しており、色々な立場の人の意見が概観できる。ただし、それぞれ、談話レベルの話で、サラッと読めるが、現状に対する理解が深まるというものでもなかった。
・中国とビジネスをしている会社の社長の話で、中国のレアアース禁輸、実は国(商務省)が禁輸措置をしたわけではないと初めて知った。
「今回は北京は何もしていません。中国がレアアースを人質にしたわけではありません。(略)しかし、これまでにこうした話をマスコミで書いた人は一人もいません。みんな『中国政府がまた輸出を禁止した』とまことしやかに話し、根拠もなく信じています。」(P144) -
Posted by ブクログ
そもそも誰が名付けたのか「泡沫候補」。政党に所属するか、政党からの支持がない候補についてはマスメディアは「その他の候補」ということでほとんど無視する。「主要」と言われる候補者もまた、彼らを無視する。堂々と政策論争を交わそうともしない。
著者はそんな彼らを「無頼系独立候補」と名付け、その選挙戦を追う。彼らには、立候補せずにはいられない、押さえつけきれない魂の叫びがある。そうしなければならない、強い強い思いがある。世界と比して無謀にも高い供託金、しかもほとんど戻ってくるあてもないのに、それでも戦わなければならない理由があるのである。
それにしても、異常に高い立候補への参入障壁、独立系候補の声を届けようとしないマスコミをはじめとする選挙報道、この国の「民主主義」はどこかおかしい。