畠山理仁のレビュー一覧
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・孫崎享、鈴木宗男を読みたかったのだが、YouTubeに中国船体当たり映像をアップした一色正春なんかも載っていた。加えて、尖閣に国旗を掲揚した右翼団体も登場しており、色々な立場の人の意見が概観できる。ただし、それぞれ、談話レベルの話で、サラッと読めるが、現状に対する理解が深まるというものでもなかった。
・中国とビジネスをしている会社の社長の話で、中国のレアアース禁輸、実は国(商務省)が禁輸措置をしたわけではないと初めて知った。
「今回は北京は何もしていません。中国がレアアースを人質にしたわけではありません。(略)しかし、これまでにこうした話をマスコミで書いた人は一人もいません。みんな『中国政 -
Posted by ブクログ
そもそも誰が名付けたのか「泡沫候補」。政党に所属するか、政党からの支持がない候補についてはマスメディアは「その他の候補」ということでほとんど無視する。「主要」と言われる候補者もまた、彼らを無視する。堂々と政策論争を交わそうともしない。
著者はそんな彼らを「無頼系独立候補」と名付け、その選挙戦を追う。彼らには、立候補せずにはいられない、押さえつけきれない魂の叫びがある。そうしなければならない、強い強い思いがある。世界と比して無謀にも高い供託金、しかもほとんど戻ってくるあてもないのに、それでも戦わなければならない理由があるのである。
それにしても、異常に高い立候補への参入障壁、独立系候補の声