相原孝夫のレビュー一覧
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ネタバレ●概要
モチベーションは個人のちょっとしたことで変動する、それに企業が大げさに考えることの無意味さをまとめた本。
そもそもモチベーションは個人の問題で企業が抱える問題ではない。解決できない
モチベーションが低いのは問題でなく結果、根本の問題が別にあるので、それを解決しなければならない。
最大の問題は、会社が居場所たりえなくなったことだ。
企業は社員のやる気をおこさせるのではなく、やる気をなくさないように注力すべき
では個人としてどう解決するか。
それは「型」と「ルーチン化(基礎)」である
●所感
この本の最大の欠点は第四章が強引すぎる、というか
論点が違うのではないかという違和感だ。モチベ -
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自営業者はモチベーションに関わらず働かざるを得ない。だから、モチベーションは会社員にしかない考え方だ。というのはなるほどと思った。一応休みとか、自営業者に比べたらとりやすいでしょうしね。
出来る人は、好不調に関わらず、仕事のやり方というのを押さえており、モチベーションに関わらずアウトプットを出せる。ということなんですが、これは経験がなせるワザなんじゃないのかなと思う。
結局のところ、自分の課題は何か、どうすれば克服出来るか、というのを常に考え、スキルアップしていくことが大事なんじゃないかと思う。そのためには、成長して行ける場としての職場も必要ですね。 -
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モチベーションという、存在について改めて問いかけを行うのがテーマの本。
そもそも、モチベーションなんて必要なのか。仕事ができる人程この手のことを気にしていないというのは本のタイトルどおり。達観というよりも本当にそもそも気にしていないというニュアンスだ。モチベーションを気にするのは、気分が弛緩した状態の時。楽しくない&危機感が無い状態。一般的なサラリーマンは余り危機感を持って仕事に挑んでいないので、もう一段階上の仕事が楽しくなくなってしまった瞬間やる気が無くなるのだろう。先日読んだモチベーション3.0について否定的な記載があるが、自分が読んでみてどうもしっくりこなかったのはあの理想論は現実的で -
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「最近モチベーション低下しているなあ」って思ってた時にこの本に出会った。
「仕事にやる気ないなんてふつう。むしろやる気が出ているとき、あれ?今日はやる気出ているな。くらいがちょうどいい」って言葉に救われた気がする。
やる気を上げないと仕事にならないなんて、なんて恵まれた会社にいるんだろうとも、職人っぽくないよなあとも思う。
誇りも何も感じられないし。
しかもモチベーションって言葉が使われ始めたのはごく最近だから、最近の仕事への自己啓発本とかに使われ始めたカテゴリかな。
できるとされている人はやる気に関係なく、自身の仕事を淡々とこなしていく。ま、言われてみれば当たり前ですね。
この本を読ん -
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ネタバレ「組織人として、組織に寄り添う生き方」を前提にしている。組織の中で仕事をしていく中で社会性を身に着け、きたえられ、成長していく。組織人としてあるべき生き方ができていると「評判」は高いとのこと。
温かい、という印象は良い評判のカギになる。
評判は社内での処遇に限らず、転職などにおいても影響。
評判の良い人のことは悪くいいづらい。
評判の良い人は、他人への十分な配慮ができる人、実行力の人(プロセスに集中する)、本質的な役割を果たせる人。
根回しというプロセスも大切。コンセンサス・ビルディングを行っておくことであり、相手への尊重が伝わり「聞いてなかった」をなくし、協力も得られやすい。
周囲と強調し -
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新書であるが、読み応え十分、とてもためになった本。
周囲の皆から頼りにされ、「あなたがいてくれて良かった」と言われ、上司からも頼りにされ、その上の上司からは将来を期待され、隣の上司からは「うちのチームに来てくれないか」と言われる。
他部署へ頼みごとに行けば、社内で評判の良い人として優先的に対応してもらい、初対面の社外の関係者からは「お噂はかねがね」と一目おかれる。社内外の人脈も形成されやすく、そうしたネットワークを通じて豊富な情報がタイムリーに入ってくる。
ポジティブな感情を抱いているので、創造性にも富み、柔軟性も高く、生産性も高い。周囲の人たちも、あなたに触発されてモチベーションが高く -
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企業では、評価による人事が前提となっている。
にもかかわらず、人事に及ぼす影響は大きい。
評価と評判は、性質が異なる。
評価:短期的指標で評価基準を満たせば高まる
評判:長時的指標で長時的かけて築かれる(基準は存在しない)
評判の良い人には、次の3つのタイプがある。
①自分をよく分かっていて、他者への十分な配慮のできる人
②労をいとわない実行力のある人
③自分の役割を正しく理解し、本質的な役割を果たせる人
周囲の目を気にして、皆の機嫌を損ねないようにするだけでは評判は高まらない。評判を高めるためには、主体的、能動的に周囲に働き掛けていく必要がある。 -
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世の中の多くの社会人と呼ばれる人たちは大小問わず、企業という組織体に所属している。会社を組織という枠で見れば、組織の中では「評価」より「評判」が大きな要素となることを本著は示している。短期的には仕事ができる人、いわゆる評価が高い人ほど組織には善となる。しかし、長期的には人の噂が先に立ち、結果を出す人よりも、その結果を出していくプロセスが重要視されてくるという視点が面白い。
評判というのは難しいものであるが、究極的には人や物事に真摯に、謙虚に対応できる人が評判が高くなると個人的には思う。なんだそんなことか、と思われるが、これがなかなか完璧にできる人が少ないと思う。人が組織として行動するのは、人 -
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ほんとにタイトル通りでした。
評価は一時的なもの。評判は永続的なもの。
人事配置は評判が決める。
確かに、自分が上司やったら、評判がいい人を抜擢するし。
仕事に対するモチベーションが下がってる人に読んでほしいな。
今、自分の目の前にある仕事をしっかりやろうと思った。
同じ会社にずっといるとは限らんけど評判は大事。
誰がどこで見ているか分からんしね。
結局、自分が誇りを持って仕事をやり遂げていけば。
見てくれてる人は絶対におるしね。
短期的な視点だけで評価の優劣で一喜一憂しても仕方ないし。
やるべきことをやろう。一歩ずつ。少しずつ少しずつ。 -
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ネタバレすぐに読み終わるけど一言で言うと「非常に納得した」。ただ大前提として自分はこの類のスキルの偏差値は幼稚園児並みである(笑)からなのかもしれません。
これまでなら絶対に手に取らないけれど、少し気になって読んだら発見が多かったです。たくさん読むと見る目も肥えてくるのでしょうか。。
具体的には「評価」と「評判」の違いや「評判」が悪いと一切反論ができないことや結果的に自分を守ることになるということが分かり易く述べられている。また企業のケースも日産やサウスウエスト航空、ロバート・デ・ニーロまでなかなか面白い。あっあとリクルートの転職サイト「はたらいく」も紹介されていました(笑)。
やはり評判が伴ってい