相原孝夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ハイパフォーマー 彼らの法則
著:相原 孝夫
紙版
日経プレミアシリーズ 269
良書 高い成果を上げるための方法論です
つまり、ハイパフォーマーが何をやっているかを語っているのです
なにより、分かりやすい
気になったのは、以下です
・高い成果の上がっている人たちは、「楽に」と言っては語弊があるかもしれないが、「余裕をもって」仕事をしている
・仕事を抱え込めば、リーダー自身に余裕がなくなり、本来のリーダーとしての仕事である、意思決定や計画策定、義務の優先順位付け、メンバーの指導、育成などがおろそかになる
・長時間労働をすれば睡眠時間が減る。疲労が蓄積し、仕事の効率は下がる。ミスも発生 -
Posted by ブクログ
こうしたビジネス書にしては、思いの他良かった。と言うのもこの手で有りがちなのは、実感として職場あるあるな事例を複数示した上で、その著者の感想を述べられる本で、殆ど読むに堪えないばかりか、感想も浅くてイライラするという類。本著は違う。事例に対して、文献やデータで解析した上で多面的な考察がなされているため、勉強になる。
例えば、リモートワークについてだ。在宅環境、職務、性格も様々だから、リモートワークに向き不向きは当然生じるので、アンケートでリモートワークの効率効果を問うても千差万別だと。その上で、メラビアンの法則によれば言語情報から伝わる割合は7%に過ぎず、視覚情報から得るものが55%、声の大 -
Posted by ブクログ
リモートワークで出てきた問題はもともと職場にあった問題で、それが表に出てきたに過ぎない。「心理的安全性」はリモートでより必要になってきている。近くにいないことで、より一緒に働くメンバーのことを信頼し、チームとして仕事を進めていく必要がある。成果に見合った給与をもらう、真の意味での成果主義の時代(成果をガツガツ求めていくだけではない)が今まさに目の前にある。決められた時間、職場にいる時間だけが仕事の成果になるSESの働き方って、やっぱり時代遅れなんじゃないかな。年長者だからという理由だけで「くん付け」する現場はほんとに多いけれど、やっぱり上下関係や年令に関係なく、「さん付け」やあだ名で呼んだ方が
-
Posted by ブクログ
「ユビキタス評判システム」
真っ先に中国が浮かびました
購買行為や社会生活が点数で示される
ただ少なからず日本でも同じことが起こってるのかなあと思います。
万人に好かれることは不可能ですが多くの人に良い影響を与えると人望が生まれて良い評判が立ちます。
これはコントロール可能やと思います。
「恥の文化」では「他者の判断」が絶対基準になる
「私たちの行動は世間によって裁かれる」
たしかに「評判が悪い」と言われたら反論不可能です
怖いのは「評判は作られる」ということですよね
全員に好かれることは不可能ですがキーマンは押さえとかないといけません。
「パーソナル・レピュテーション・マネジメント」
① -
Posted by ブクログ
<感想>
この前、同じ著者の「仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか (幻冬舎新書)」を読んだ。自分の仕事の仕方がモチベーション(気分)に負う部分が大きく、不安定になりがちだっただめ解決策を求めて行き当たった一冊である。
本書は「ハイパフォーマー」という切り口で、仕事の成果の出し方を検証している。既に成果を出せる人にとっては当たり前の内容かもしれないが、私のように気分に左右されるタイプにとっては示唆に富む一冊である。
「自己正当化」ではなく「その失敗から何を学ぶか」が重要なのだ。
<アンダーライン>
・「希望とは努力が報われると思う時に生じる、絶望とは努力してもしなくても同じ -
Posted by ブクログ
<感想>
モチベーションを問題視しない働き方「モチベーション0.0」。
人材育成がテーマだが、下手な自己啓発本より精神状態に良い効果がある。
「モチベーション」という言葉を聞くときに感じていたモヤモヤを見事に言語化している一冊。Howのついては「習慣化」で説明されいるため、具体的な対策を求めて読んだ人にとっては物足りないかもしれない。個人的にはWhyの詳細な解説が参考になった。行動の意図が腹落ちすることで迷うことがなくなり、行動が継続できるからだ。
モチベーションは気分であり、モチベーションを高めるより、考えずに手が動く状態を作る方が重要なのだ。
仕事は自己実現の場ではない。
仕事は「自 -
Posted by ブクログ
*欧米の企業では少なからず、「残業は恥である」と考える風潮がある
*ハイパフォーマーの多くに共通する特性を上げるのではあれば、人一倍の成果思考でもなく、競争心でもない。柔軟性である。
*仕事に必要以上の理想を抱いていない。達成感を得たいとか、満足を得たいとか、個人的な欲求を満たそうという方向性ではない
*労働という行為を通して自らの成長を図り、社会に還元していく方向。何かを極めたいという欲求は、誰しも根源的に持っている。プロセスを重視。
*行動の中で「ルーティン化」している
*どういう場面でどうするという「型」を決め、「習慣化」する
*やることが当たり前だからやるということ以上のものではない
-
いろいろな世代の理解に役立つ
新聞広告を見て興味を持ったが、アマゾンでの評価が低かったので購入を躊躇していた。しかし、雑誌でもう一度見かけてやはり購入し読んでみた。結果としてたいへん有用な内容であった。特に、さまざまな世代を理解するのにはまたとない一冊といえるであろう。読む人によって違うものだなと思った。確かに、深く読めばとことん深く、浅く読んでしまえば浅くも読め、それなりに楽しめる。そのあたりは著者の狙いなのであろう。そうした見識と筆力の高さには脱帽である。
-
Posted by ブクログ
書店で手に取り、目次を見て衝動買いしました。文庫本でコンパクトですが、ハイパフォーマーの共通点を分析し、洗い出しており、分かりやすくまとめてありました。
ビジネス成功の本質というか原理原則に通じるものを感じました。
特に目に止まったのは、良くも悪くもすべては循環するという視点で、好循環を生み出す起点となる、以下の行動習慣があるという。
①失敗を自分自信に原因があると受け止め、そこから学ぶ
②とにかく小さな一歩を踏み出し、トライを繰り返す
③チームメンバーや身近な人の成功を助けることで自分の成功に繋がる
④成功を再現できるようになる為に、近視眼的な目先の成果ではなく、方法論の確立を大事にし -
Posted by ブクログ
ネタバレ昨今頻繁にビジネスシーンに顔を出す”モチベーション”。新卒採用から退職したあとまでこの言葉がついて回るようになって久しいが、そもそもこのモチベーションとは何だ?と焦点を当てたのがこの本。
非常にためになる内容だった。やもすると仕事と密接に関わりあっているようで、実は根性ややる気に似た実態を持つものだと認識できました。
そして、ビジネスにあるなら楽なものだけど、なくてもビジネスには影響が無いことが一番の収穫。自社のメンタルヘルスや社内教育の認識も少し変えていかないといけない。。。
ひいては、自分の労働のあり方や仕事の進め方にも一石を投じてくれた気がします。 -
Posted by ブクログ
■モチベーション
A.やる気というのは自分自身の内面のはずなのに、それが高まらないことについては外的要因に責任を求めたがっている
B.モチベーションという考えが頭のなかに浮かぶシチュエーションとしては、危機感も抱いておらず、プロセスに没頭もしていない状況、いわば弛緩した状況にある時ということになる。
C.ほとんどの企業が完全に勘違いしている。企業は社員に「やる気を起こさせる」必要があるのではない。「やる気を無くさないようにする」必要がある。
D.欧米では残業は恥である。
E.ハイパフォーマンスの多くに共通する特質を挙げるのであれば、人一倍の成果思考でもなく、競争心でもない。柔軟性であ