相原孝夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ話し方をなんとかしたくて、手に取った本。
うまく伝えられるようになりたい。
メモ
•うまく話すために重要なこと
バランス感覚に優れている
相手に合わせて質と量を調節する
自分が話しやすい環境をつくる
ストーリーとユーモアを磨く
褒めると叱るを使いこなす
•言葉にすることで責任が生まれ、行動も起こり、物事が前に進むようになる
•本心は長い間の後に出てくる
•ベクトルは相手に向いているのか、自分に向いているのか
•響く言葉は適切な言葉を選ぶこと
さらに重要なのはその言葉にどういう背景があり、その人の哲学として言っているのか
説得力のある言葉の裏には経験を通した思想や哲学がある。それがない言葉は重みがない
•アリストテレスの人を説得する三要素
信頼エトス
情熱パトス
論理ロゴス
•対話を通して価値を提供するには相手の真の欲求に気づいて、そこにアプローチすることが必要
•たとえばとつまりが言えるかどうか。相手に合わせて具体と抽象を自然に行き来出来る
専門外の人にもわかりやすさを。身近なものを引き合いに出して説明を
•相手の関心や知識レベルに合わせて話をするならば、それは伝わるはず
・相手側に立つポイントは関心と悩み。どんなことに悩んでいるのか
・笑いと共感とお得感が聴衆を巻き込む
・雑談の重要性。雑談は人と人との距離を近づける。やりとりする習慣につながる。
•良いストーリーの三要素
具体性と臨場感
思いや感情が伝わる
独自性や意外性がある -
Posted by ブクログ
人事・組織コンサルタントによる本。職場は理屈だけでは動かない。感情によって生産性も働く人達の充実度も大きく変わる。そんなことを数々の事例(良いも悪いも)や研究を挙げながら説明している。
非常に分かりやすい。新たな気付きを得るというより、自分や自分が今いる組織はどうかと改めて考えさせてくれる。例えば今いる職場で発生している問題点(ストレス、長時間労働)の根本原因は何か、解決するにはどうすれば良く、その取り組みが失敗した事例の背景など。自分はどう考えるべきかが深掘りできた気がする。
具体的に『こうすれば良い』などという回答例はなく、組織の数と人の数だけ方法論はある。 -
Posted by ブクログ
「評価」は明確基準により客観的に表すことができるようになった指標だが、どこまでいっても基準に落とし込めず主観による判断がなされる余地が残る。これが「評判」である。
日本では強すぎる自己アピールが忌避される「恥の文化」であるため、第三者である周りの人たちの声が評判を形作る。この際に用いられる情報は初めはとても小さなものなのに、人づてに拡散される。
そこで、
・自分自身への信頼感や有能感をもつ
・まわりから「できる人」だと思われることが重要
・よい評判により強化ループ
・感じが悪い=「自意識過剰」「口だけ(評論家)
」のよからぬギャップを避ける。ネガティブ発言もだめ
・逆に感じが良い=「他社への配慮ができる」「実行量がある(根回しを厭わない)」「本質的」を心がける
スキル・技能ではなく
周囲と良好な関係で働く力
他社に必要とされる力
他社を動機づける力 -
Posted by ブクログ
◯上機嫌に振る舞うことは社会人としてのマナーともいえる。(60p)
◯労働とは当然行うこととして、目の前にあることにまじめに取り組むことがまず基本となろう。そうした点をなおざりにしたまま、仕事にやりがいや喜びを見出すとか、仕事を通して自己実現を図るといったことを目指すことに問題はないのだろうか。(137p)
◯辛くて当たり前、すぐには意味が分からなくて当たり前なのだ。労働自体、生涯を通して行っていく長期的な営みである。人は働くことを続けて、それぞれ自分なりに「働く意味」をつかむ。(172p)
★働くことの意味を教えてくれる良い本である。問うのではなく答える。求めるのではなく与える。利己ではなく利他。仕事にやりがいを求めることは間違いであり、結果としてやりがいを感じるのである。
★ただ、5章、6章はとても良いのだが、1〜4章はひたすらモチベーションややる気を問題視することの弊害を説明しており長い。 -
Posted by ブクログ
会社、組織に属して働くということがどういうことなのか。著者が人事コンサルタントとしての経験から得た思いを述べている。評価・業績は報酬で報いたら良いが、組織での地位は徳・評判が重要であるということ。本書は会社組織での事例について述べてあるが、人間が働くということは人間社会の中で働くのだから、ここの書かれていることは会社だけでなく通じることのように感じた。日々のプロセスを大事にして、属している組織の中で必要とされる人間になることが評判を高めることとなり、それを無視して外部に向けての自分のキャリアを形成することばかり考えていては、組織の中で働く実力は付いていかないということか。
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ネタバレ●概要
モチベーションは個人のちょっとしたことで変動する、それに企業が大げさに考えることの無意味さをまとめた本。
そもそもモチベーションは個人の問題で企業が抱える問題ではない。解決できない
モチベーションが低いのは問題でなく結果、根本の問題が別にあるので、それを解決しなければならない。
最大の問題は、会社が居場所たりえなくなったことだ。
企業は社員のやる気をおこさせるのではなく、やる気をなくさないように注力すべき
では個人としてどう解決するか。
それは「型」と「ルーチン化(基礎)」である
●所感
この本の最大の欠点は第四章が強引すぎる、というか
論点が違うのではないかという違和感だ。モチベーションが高いことでの弊害が書かれているが、これはモチベーションが高いから、なのだろうか?完璧主義というか、マネジメントスキルの問題に思える。
だが、この本で非常に興味深く思えたのは、現代社会が個人の欲求を満たさなければならないという強迫観念が強すぎることへの問題が示唆されていることだ。これは5章以降なので、是非読んでほしい。いくつかの章でもキーワードが散りばめられている。そこから個人としての解決策である「型」「ルーチン化(基礎)」と、かつての日本人の強みの一つである職人などが書かれている。
確かに個人欲求の達成、いわゆる成果主義は西洋文化で、導入されたのはまだ20年そこそこだ。考えてみると、彼らの用意したルールでグローバルで戦えと言われても不利なのは当然である。そもそも日本人はモチベーションに左右されない民族だったという著者の主張は非常に面白い意見に思える。山一證券の話も初めて知ったので、なるほど・・・と思った
企業が解決すべきはモチベーションではなく、企業への帰属意識、なのだろうが、その辺りをどうするかまでは踏み込んでいないのは残念だが、テーマが広すぎるので致し方ない