長坂道子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トオツキトオカ出産までのことは色々教えてもらうけど、
出産後の方が明らかに大変で悩みが多い。
子育てワールドはいろんな人がいろんなこと言うし、
自分の中の「これがいいはず」という内なる規約に、
縛られて苦しいなぁと思ったときに読みました。
世界各国の様々な出産、授乳、育児の考え方を、
まとめている本です。
文化的差異を見て、視野を広げるにはぴったりの本です。
*「集団的母性像の呪縛と刷り込み」「育児は文化」
今の日本暮らす以上、
「母乳がいい」
「3歳児神話ほどじゃないけど母子一緒にいた方がいい」
「子育ては人に任せるのはちょっと」
というなんとなくの雰囲気がある気がするけれど、
文化や個人の価値観に基づいたものであって、
別にこだわる必要もないんだなぁと改めて納得。
個人的にはフランス式の泣かせるネントレとかちょっとと思うけれど、
フランスからしたら添い寝はちょっとなんですよね。 -
購入済み
なるほど
現在子育て中のため、よりリアルに感じる点が多く興味深い。
自分が感じる悩みも、国ごとに解決策、対処策が異なっている。
日本での育児、母親業に閉塞感を感じている人におすすめ。
ただ、日本では実現が難しいこと多いので羨ましくなってしまうかもしれないけど、、、
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Posted by ブクログ
ネタバレ・出産して2ヶ月後くらいに「育児はアンソロポロジー」という言葉を区の保健師さんに教えてもらった。育児とは科学ではなく、何が正しいか正しくないかは大部分がその人の属する文化が決める事、なんだって。
・その頃「完全母乳(=粉ミルク無しで育てること)」を実現できなくて悩みまくっていた私は、この言葉を聞いてからどーっと肩の荷がおりて楽になったのを覚えている
・実は出産した病院が「完母推奨病院」だったので、「粉ミルク=悪」という図式が洗脳されてたし、母子手帳にも「乳児の突然死を防ぐには母乳で!」って書いてある。それでも、母乳だけでは足りなくてミルクを足してしまう自分に超自己嫌悪だった。
・でもね、ミルクあげるもあげないも「文化」だな〜と思えば気楽。
・例えばこの本によると、仏では寧ろ母乳育児が嫌悪されてるみたいだから衝撃的。
・それから、この本が良書な理由は、各国の育児になやむ母親の取材から、育児の多様性を提示してくれることのみならず、著者が京大卒→雑誌編集者→欧州移住されたインテリ・アラ50なので、育児啓蒙本にありがちな「精神論一辺倒」や「論理飛躍」の連続で気持ちが悪くなることがないこと。
・ただ、子供がいない人が読んでもイマイチぴんとこないかも。
出産控えた方にお勧め。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「なんでも手に入れたい世代」の女性達が、子供を産む時代になった。
ファッション誌編集者として二十代を過ごし、渡仏した著者は、現地で結婚し、家族とともに欧米諸国を移り住む過程で、様々な国籍の同世代の女性達の「出産」「子育て」を取材する機会を得る。
それぞれの文化の文脈に応じた子育てへの取り組み方は大きく異なっていた。
しかし、途上国に比べれば何もかも手にしている先進国の高学歴・高収入の女性達が、こと育児となると、育児書や医者の一言に振り回され、落ち込んだり、優越感に浸ったり、旧来の母親像に振り回されたり、という激しい揺れの中で悩んだり葛藤したりする状況は変わらない。
そんな各国の現代女性達の「欲張りな出産育児」はどこへ向かおうとしているのか―。
[ 目次 ]
プロローグ それは「おっぱい」から始まった
第1章 「授乳」という悩ましきお仕事(マダムはミルクがお好き?―フランソワーズ(フランス人・三〇代) 七年間ノンストップ稼働中―由利子(日本人・三〇代) お姉さん世代の「おっぱいと政治」―サビーネ(ドイツ人・五〇代) 母乳育児という名のトラウマ―パウラ(スイス人・三〇代))
第2章 欲張り世代の子育てのゆくえ(「赤ちゃんはお風呂場で生まれた」―アンナ(オランダ人・四〇代) メリー・ポピンズの国から―ミッシェル(アメリカ人・三〇代) 女と母の絶妙なバランス?―エヴァ(スウェーデン人・三〇代) 闘う女―キャロライン(アメリカ人・四〇代) 母性をふりかざすような女たちが、嫌いなのです―スーザン(オーストラリア人・四〇代) 授乳はストレッチ・リムジンの中で―モニカ(アメリカ人・四〇代))
エピローグ それぞれの子育て
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
日本を離れ、フランス、アメリカ在住を経て、配偶者の出身国であるスイスに住む日本人が地元の合唱団に参加したことでスイスに根を張る実感に至るというストーリー(実話)。
美しく、秩序と文化もあるスイスだが、著者にとっては20年近く住んで、その間にお店もやってみたりしたらしいのだが、なぜかよそよそしく感じられたらしい。それが、ふとしたきっかけでチューリッヒのアマチュア合唱団に参加することで、少しずつだが、色々な人との交流ができたりして、そこに居場所を見出してきたらしい。住めば都というが、ただ住むとか暮らすということ以上に、帰属すべき場所というのが大切なのかもしれない。
なお、(スイスのドイツ語ではない)標準ドイツ語を「ハイジャーマン」と記しているが、なんだか、高い声のドイツ語みたいな感じがして、ここは「ホッホドイッチュ」と書いてほしかった。